アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

石神井公園に春が来た➃カリン(花梨)

2021-03-30 15:15:58 | Weblog
 3月も残すところあと1日。今日も気温は高く季節を先取りしたような陽気です。東京はパッとしない空模様ですが昼前に20度になり、午後は都心で23.3度、練馬でも22.7度と半袖で十分な暖かさです。家の前の街路樹のイチョウの木の枝先にちょこっと緑が見えたと思ったら、もう小さな葉の形になってます。石神井公園を出てちょっと歩いたところにカリンの並木があり、ピンクの可愛い花が花盛りです。

 バラ科ボケ属の落葉樹で中国原産です。日本に伝わったのは平安時代で、弘法大師が苗を持ち帰ったといわれます。5枚の花弁の3センチほどのピンク色の花を咲かせます。よく見ると可愛らしい花ですが、カリンの場合花を愛でるというより後に生る実の方が珍重されるといった方が正解かもしれませんね。10月から11月頃実るカリンの実は黄色く甘い香りがします。そのままでは固く、かじっても渋いので焼酎に漬け込んだり、蜂蜜や砂糖に漬けてたばたりしますが、中国では古来から咳止めや鎮痛作用のある漢方薬として使われていたそうです。

 木肌がつるんとして奇麗で、春先の可憐な花が魅力で庭木に植える人も多いと言います。栽培にあまり手がかからないそうです。秋に熟した実を部屋に置いて置くといい香りが気持ちいいですよ。花言葉は豊麗、唯一の恋だそう。マルメロと似ていますが、マルメロは丸く、カリンは洋梨に似た形です。(この項終わり)
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