近所の雑木林にキンラン(金蘭)が自生しており、黄色い可憐な花が咲いています。絶滅危惧種に指定されており、この場所でも自然監視員の方が、常時見回って保護しています。
ラン科キンラン属の多年草。 山地や丘陵の林下に生える日本の野生蘭のひとつ。 本州の東北地方南部から九州朝鮮半島や中国に分布。 山地や丘陵の林下に自生。 和名:黄色(黄金色)の花をつけることに由来。 茎の先に黄色(金色)の花を数個付ける。開花期は4月~5月。 高さ30~50cm。 茎の先端に4月から6月にかけて直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花をつける。 花は全開せず、半開き状態のまま。花弁は5枚。 葉:楕円形で長さ10cm前後、縦方向にしわが多い。 冬には地上部は枯れ越冬する。1997年に環境省の絶滅危惧II類に指定。
イボタケ科の菌類などと共生関係にあり、 菌から栄養の一部をもらって生きている。菌は、林下等の特殊な土壌にのみ生息するので、鉢植えや別の場所に移植しようとしても菌がいないので育たない。
なお、同じ時期に咲く同じ地生蘭のひとつであるエビネ類と外観が似ており、混同されやすい。 エビネは地下茎の形をエビに見立てて名付けられた日本の野生蘭のひとつで、比較的栽培がしやすく園芸品種も多いが、野生のものは採取によって激減している。
(2014年5月21日 花熟里)
ラン科キンラン属の多年草。 山地や丘陵の林下に生える日本の野生蘭のひとつ。 本州の東北地方南部から九州朝鮮半島や中国に分布。 山地や丘陵の林下に自生。 和名:黄色(黄金色)の花をつけることに由来。 茎の先に黄色(金色)の花を数個付ける。開花期は4月~5月。 高さ30~50cm。 茎の先端に4月から6月にかけて直径1cm程度の明るく鮮やかな黄色の花をつける。 花は全開せず、半開き状態のまま。花弁は5枚。 葉:楕円形で長さ10cm前後、縦方向にしわが多い。 冬には地上部は枯れ越冬する。1997年に環境省の絶滅危惧II類に指定。
イボタケ科の菌類などと共生関係にあり、 菌から栄養の一部をもらって生きている。菌は、林下等の特殊な土壌にのみ生息するので、鉢植えや別の場所に移植しようとしても菌がいないので育たない。
なお、同じ時期に咲く同じ地生蘭のひとつであるエビネ類と外観が似ており、混同されやすい。 エビネは地下茎の形をエビに見立てて名付けられた日本の野生蘭のひとつで、比較的栽培がしやすく園芸品種も多いが、野生のものは採取によって激減している。
(2014年5月21日 花熟里)