花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「ナヨクサフジ(弱草藤)」

2014年05月07日 11時56分24秒 | 自然
畑にナヨクサフジ(弱草藤)が植えられており、一面に紫の房状の花が咲いています。かつては、ゲンゲ(レンゲ)とともに畑や水田で多く見かけましたが、どちらも植えてあるのを見かけなくなりました。ナヨクサフジは空き地や道端などで見かけます。
















マメ科ソラマメ属のつる性越年草。原産地:ヨーロッパ~北アフリカ、西アジア。  ゲンゲと同じく水田の肥料や牧草として輸入されたが、蔓が伸びすぎて扱いこともあり、現在ではほとんど使われていないが、全国各地で野生化している帰化植物。 日本原産のクサフジは北海道、本州、九州に分布、山野の草地や林縁、路傍、堤防など日当たりの良い場所に普通にみられた。 クサフジの名は、葉と花がフジに似ていること、ナヨクサフジは、なよなよしたクサフジとの意味。 茎の長さ:80~150cm。 茎:細く無毛でよく枝分かれする。 葉:互い違いに生え、20枚前後の小葉と巻きひげあり。 花期:5~7月。 茎の上部にある葉の脇から花柄を伸ばす。 花色:青紫色で房状。花の長さ:10~12mm。 在来種のクサフジと異なる特徴としては花色が濃く、上唇が跳ね上がっていること、萼筒の基部が丸く膨らんで後ろに突き出るが、クサフジは後ろに突き出ないこと。


(2014年5月7日 花熟里)


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