花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「ギンラン(銀蘭)」

2014年05月25日 11時15分37秒 | 自然
近所の雑木林にギンラン(銀蘭)が自生しており、白い小さな花を咲かせています。キンランが自生しているのと同じ雑木林であり、自然監視員の方が常時見回って保護しています。 












ラン科キンラン属の多年草。 キンランとおなじく日本の野生蘭のひとつ。本州~九州,中国、朝鮮半島に分布。 山地や丘陵地の落葉広葉樹林下や林縁の半日陰~日陰地に自生。 茎は高さ10~30cm, 茎の先に長さ3~10cmの縦すじのある葉を3~5枚つける。花期:4月~6月,数個の白色の、典型的なランの形の小さな花をつける。 花はほとんど開かない。 花色:白色なので銀色のラン、「ギンラン」と名付けられた。 冬には地上部は枯れ越冬する。
環境省では、絶滅危惧種に指定されていないが、全国35都道府県で絶滅危惧種に指定されている。
イボタケ科の菌類などと共生関係にあり、 菌から栄養の一部をもらって生きている。 菌は、林下等の特殊な土壌にのみ生息するので、鉢植えや別の場所に移植しようとしても菌がいないので育たない。
なお、同じ時期に咲く同じ地生蘭のひとつであるエビネ類と外観が似ており、混同されやすい。 エビネは地下茎の形をエビに見立てて名付けられた日本の野生蘭のひとつで、比較的栽培がしやすく園芸品種も多いが、野生のものは採取によって激減している。

(2014年5月25日 花熟里)
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