花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「日本テレビ “ダンダリン・労働基準監督官” が面白い」

2013年10月24日 17時10分12秒 | ちょっと気になること
TVで取り上げられてきたのは、医療もの(医師、看護師)、犯罪・捜査もの(弁護士・検察官・警察官・国税査察官)、などでしたが、10月から日本テレビで始まった「ダンダリン 労働基準監督官」が非常に面白いです。 TVドラマで労働基準監督官が取り上げられるのは始めてではないでしょうか。
番組公式サイトによれば、田島 隆(とんたにたかし)(原作)と、鈴木マサカズ(作画)の両氏による漫画「ダンダリン101」をもとに、TVドラマ化されたものです。

<番組公式サイトより>
『働く人を守るお仕事のルールを、
まっすぐに貫く女・段田凛・ダンダリン(竹内結子)
彼女は、ルールを守るためなら曲がらない、止まらない・・・労働基準監督官
お役所らしく、公務員として粛々としてお仕事をしていた労働基準監督署に
ダンダリンが赴任
「前の署では署長をハゲさせちゃった!!」ってどういうこと!?
そこそこうまくやってきたつもりの男性監督官たちの制止をふりきり、
今日も波風立てちゃいます。
「サービス残業」「名ばかり管理職」「パワハラ経営者」など
ブラック企業に立ち向かう!
「お仕事とは」「働くこととは」を思いながら、明日も元気で働こう!!
働く人を守るために、必死で働く人たちの物語です。!!』


毎週水曜日放映ですので既に第4話まで進んでいます。
第1話(10月2日)
リフォーム会社の「サービス残業」を摘発、経営者を“逮捕”。
第2話(10月9日)
カフェチェーン店長が権限の伴わない「名ばかり管理職」であるとして書類送検。
第3話(10月16日)
建設現場の墜落事故発発生時に『足場の組立て等作業主任者』の不在を摘発、書類送検。
第4話(10月23日)
スポーツ用品メーカーの「内定切り」を摘発、内定切りを撤回させる。

会社勤務したことのある人ならば、労働基準監督署は、労働組合と締結した就業規則や時間外協定(所謂36協定)、労働災害や工場設備の安全対策、職場の衛生対策などを届け出る役所として認識されていると思いますが、一般的には、ほとんど知られていない存在です。 このような地味な役所をTVが取り上げることに時代の移り変わりを感じます。

労働基準監督官は“逮捕権限”があることは承知していましたが、実例があるとは想像もしていませんでした。第1話の中では年に2~3例あると紹介していました。番組の内容が真面目であるだけに、番組を面白おかしく盛り上げるための“作為的な場面”を演出しており、第1話では、労働基準監督署の度重なる行政指導や是正勧告に応じない悪質なリフォーム業者を逮捕するべく、悟られないように雨の中を泥まみれになりながら匍匐前進して業者の事務所に向かい、手錠を掛けて逮捕する姿がユーモラスに描かれていました。(大げさですが監督官の真剣な態度についつい引き込まれてしまいます)

この番組で新たに認識したことは、労働基準監督官が“司法警察員”として手錠をもっていること、逮捕者は警察署の留置所に入れられること、です。目から鱗でした。
TVや新聞等マスコミで、ブラック企業という言葉がよく出てきます。 この番組は、ブラック企業問題を判りやすく解説してくれるよい番組として期待しています。

(2013年10月24日 花熟里)


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