花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「丸型の郵便ポスト」

2014年01月10日 12時19分01秒 | 風物
今となってはあまり見かけなくなりましたが、近所に丸型の郵便ポストが鎮座しています。いつまでもこのままの姿で残ってほしいと願っています。丸型ポストは、昭和24年(1949年)から使われるようになった 「郵便差出箱1号(丸型)」 というのが正式名称です。 21年後の昭和45年(1970年)にいわゆる“角型ポスト”といわれている 「郵便差出箱1号(角型)」が登場し、丸型ポストの生産・設置が終了しました。丸型ポストは順次、角型ポストに置き換えられてきており、現在、全国で5,000本強が残っているのみです。郵便ポストの数は、平成24年3月では185,409本ですが、平成20年3月末の192,897本が過去最多で、その後若干減少し、ほぼ 185,000~186,000本で横ばいの状態です。

郵便ポストについては、“郵便法”で日本郵政公社法施行時(平成15年4月1日)のポスト数(約18万本)を維持することが決められています。また、郵便局については、“郵便局株式会社法”で、日本全国に設置することが定められています。 郵政民営化実施以降、過疎地や不採算郵便局の統廃合が実施されましたが、地域社会に根ざしている郵便局は、過疎地・都会を問わず地域コミュニティー活性化の有力なツールとしてその役割が見直されています。





<郵便ポストの数:総務省情報通信白書、他より>
平成24年(2011年)3月:185,409本 (内丸型  ? )  
平成23年(2010年)3月:186,753本 ( 々  5,292本)
平成10年(1998年)3月:168,511本 ( 々  6,328本)
平成01年(1989年)3月:152,071本 ( 々  10,593本)

<改正郵便法第70条、施行規則第30条(郵便業務管理規程の認可基準)>
【ポスト(郵便差出箱)の設置】
・日本郵政公社法施行時(15年4月1日)のポ スト数を維持(約18万本)
・各市町村等内に満遍なく設置すること。
・公道上など常時利用でき る 場所又は駅、小売店舗などの施設内の公衆の目につきやす い場所に設置すること

<郵便局株式会社法第5条、施行規則1項~3項>
【郵便局の設置】
(郵便局株式会社は)あまねく全国において利用されることを旨として郵便局を設置す  ること

<平成24年版情報通信白書>
第2部 情報通信の現況・政策動向
「郵便事業関連施設数」
・郵便局数、郵便ポスト数及び郵便切手類販売所・印紙売りさばき所数は横ばい。
 「平成24年度末における郵便局数は、24,525局となっている。内訳をみると、直営の郵 便局(分室及び閉鎖中の郵便局を含む)が20,227局、簡易郵便局(閉鎖中の簡易郵便局 を含む)が4,298局となっている。また、郵便局を、営業中・閉鎖中の別でみると、営 業中の局が24,230局、閉鎖中の局が295局となっている。なお、閉鎖中の郵便局につい ては、平成23年3月の東日本大震災の影響により一時閉鎖している局を含む。」


(2014年1月10日 花熟里)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする