花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

正月の富士山、唱歌:「一月一日(いちがつ いちじつ)」

2014年01月02日 09時25分48秒 | 自然
2014年(平成26年)を迎えました。晴天で東京でも雪景色の富士山が望めます。ただし、元旦は靄がかかり、はっきりとは見えませんでしたが、今日(2日)富士山の雄姿を写真におさめることができました。

<富士山の写真>
一昨年までは自宅から富士山を望むことができましたが、さえぎる方向に高層マンションが建ったので、近所で撮影しました。
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「唱歌:ふじの山」
作詞:巖谷小波(いわや さざなみ)、作曲;不詳
明治43年(1910年) 『尋常小学読本唱歌』

(一)
あたまを雲の上に出し、
四方(しほう)の山を見おろして、
かみなりさまを下にきく、
ふじは日本一の山。

(二)
青ぞら高くそびえたち、
からだに雪のきものきて、
かすみのすそをとおくひく、
ふじは日本一の山。


年始に、題名は知らなくても、「年の初めの ためしとて」で始まる歌を歌った経験があると思います。「一月一日(いちがつ いちじつ)」という歌です。

「唱歌:一月一日(いちがつ いちじつ)」
作詞:千家尊福(せんげ たかとみ)
作曲:上 真行(うえ さねみち)
明治26年(1893年)『文部省唱歌』

(一)       )
年の始めの 例しとて
終(おわり)なき世の めでたさを
松竹たてて 門ごとに
祝(いお)う 今日こそ 楽しけれ

(二)
初日のひかり さしいでて
四方に輝く 今朝のそら
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊とけれ


<巖谷小波)、明治3年(1870年)~昭和8年(1933年)>
明治から大正にかけての作家、児童文学者。今日有名な『桃太郎』や『花咲爺』などの民話や英雄譚の多くを再生。1911年に作った文部省唱歌『ふじの山』の作詩のほか、『一寸法師』も作詞。

<千家尊福、弘化2年1845年)~大正7年(1918年)>
出雲大社・宮司(第80代出雲国造)。男爵、貴族院議員、埼玉県・静岡県・東京府の各知事、司法大臣を歴任。 出雲大社神楽殿には「一月一日」の歌碑あり。

<上 真行、嘉永4年(1851年)~昭和12年(1937年)>
宮内庁楽師で東京音楽学校の教授。「小学唱歌集」の編集に携わる。「天長節」「鉄道唱歌」「一月一日」などを作曲。

(2014年1月2日 花熟里)
コメント
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