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花熟里(けじゅくり)の静かな日々

脳出血の後遺症で左半身麻痺。日々目する美しい自然、ちょっと気になること、健康管理などを書いてみます。

「(2015)11月の唱歌・童謡・名歌を歌う会」

2015年11月25日 11時00分00秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
10月の「唱歌・童謡・名歌を歌う会」は都合悪く欠席しましたが、11月は例会に出席しました。11月には、秋にちなんだ歌を主体に15曲を歌いました。「野菊」「里の秋」「紅葉」「真っ赤な秋」。 さらに、唱歌中の唱歌として親しまれている「砂山」「埴生の宿」「ローレライ」「星の界」や、国民に親しまれている歌謡曲の「山小屋の灯」などです。星の界は讃美歌312番「いつくしみ深き」として、多くの結婚式で歌われています。
「里の秋」について、「歌詞は齋藤信夫が戦中に海沼実に渡していたが、海沼実が戦後、復員する方に喜んでもらえる歌にしたいと思い、齋藤に3番、4番の歌詞を一部変更してもらい、これに曲をつけ、当時小学生だった川田正子に歌わせた」というエピソードを歌唱指導の方から説明がありました。
「砂山」は中山晋平と山田耕筰の曲を歌いました。歌詞は北原白秋で同じですが、曲の違いで歌の持つイメージが大きくことなること、また、「埴生の宿」を歌うたびに映画「ビルマの竪琴」のラストシーンを思い出すと歌唱指導者から話しがありました。
私は、「ビルマの竪琴」は竹山道雄の小説を読んで感動し、安井昌二、中井貴一が各々主演した映画も見ています。今は、ミャンマーとなっていますが、ビルマという響きが懐かしいです。
なお、「夕方のお母さん」(サトウハチロー作詞、中田喜直作曲)が毎月の課題曲になり、1年間歌うことになりました。


1、野菊(石森延男作詞、下総皖一作曲)-遠い山から吹いてくる こ寒い風に揺れながら
2、風(クリスティナ・ロセッティ作詞、西条八十訳詩、草川信作曲)-誰が風を見たでしょう ぼくもあなたも 見やしない
3、里の秋(齋藤信夫作詞、海沼実作曲)-静かな静かな 里の秋
4、ローレライ(ハイネ詩・近藤朔風訳詩、ジルヘル作曲)-なじかは知らねど 心わびて
5、砂山(北原白秋作詞、中山晋平・山田耕筰作曲)-海は荒海 向こうは佐渡よ 
6、浜千鳥(鹿島鳴秋作詞、弘田龍太郎作曲)-青い月夜の 浜辺には 
7、埴生の宿(里見義作詞、ビショップ作曲)-埴生の宿も 我が宿 玉の装 うらやまじ 
8、紅葉(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)-秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも 数ある中に
9、兎のダンス(野口雨情作詞、中山晋平作曲)-ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス
10、赤い靴(野口雨情作詞、本居長世作曲)-赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて
11、真っ赤な秋(薩摩忠作詞、小林秀雄作曲)-まっかだな まっかだな つたの葉が まっかだな
12、星の界(杉谷代水作詞、コンバース作曲者)-月なきみ空に きらめく光 ああその星影 希望の姿
13、山小屋の灯(米山正夫作詞・作曲)-たそがれの灯は ほのかに点りて
14、遥かな友に(磯部俶作詞・作曲)-しずかな夜ふけに いつもいつも 思い出すのは
15、夕方のお母さん(サトウハチロー作詞、中田喜直作曲)-カナカナぜみが とおくでないた ひよこのかあさん うらきどあけて


「夕方のお母さん」
  作詞:サトウ ハチロー
  作曲:中田喜直
(一)
カナカナぜみが 遠くで鳴いた
ひよこの母さん 裏木戸あけて
ひよこを呼んでる ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな
(ニ)
チラチラ波に 夕焼けゆれた
めだかの母さん 小石のかげで
はよはよおかえり ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな
(三)
サヤサヤ風が ささの葉なでた
こねこの母さん あちこち向いて
おいしいおととで ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな



(2015年11月25日 花熟里)




「(2015)9月の唱歌・童謡・名歌を歌う会」

2015年09月21日 12時00分00秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
8月の「唱歌・童謡・名歌を歌う会」を体調不良のために欠席しましたが、9月の例会には出席することができました。
9月には、童謡と唱歌・抒情歌17曲を歌いました。 夏もあっという間に過ぎ、秋の気配が漂っていますが、そんな風情にちなんだ歌が多く選曲されていました。「夏の思い出」、「赤とんぼ」、「虫の声」、「村祭り」、「秋の夜半」、「小さい秋みつけた」、「故郷の空」、「旅愁」などで、夏から秋への季節の移ろいを感じる良い歌ばかりです。 また、9月27日が中秋の名月でり、これにちなんだ「月」、「うさぎ」も久しぶりに歌いました。
「北上夜曲」は世話役をされている方(男性)が、「ここ数年間、氏名を伏してリクエストしていたが、やっと取り上げてもらい、とてもうれしい」、と話していました。
歌唱指導されている先生(女性)は、「世話役のA氏がこの歌を大好きだったとは全く知らなかった。A氏は、うっとりと思いに耽るような表情で歌っていたが、初恋の時のことなどを思い出しながら歌っていたのでしょうか。同じような表情の方が数名いた。氏名なしでもよいので、どんどんリクエストしてほしい」と笑いながら話していました。
「夕方のお母さん」という曲は私は全く始めてでしたが、よく知られた童謡だそうです。この歌の会では、歌詞の一番、二番、三番とも、「ごはんだよ」の後に、出席者の中からよく声の通る方を指名して「ごはんだよ~」と大声で歌ってもらい、「やっぱりおなじだ おなじだな」に続けましたが、なかなか良いアイデアで、盛り上がりました。


「夕方のお母さん」
 作詞:サトウ ハチロー
 作曲:中田喜直

(一)
カナカナぜみが 遠くで鳴いた
ひよこの母さん 裏木戸あけて
ひよこを呼んでる ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな

(ニ)
チラチラ波に 夕焼けゆれた
めだかの母さん 小石のかげで
はよはよおかえり ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな

(三)
サヤサヤ風が ささの葉なでた
こねこの母さん あちこち向いて
おいしいおととで ごはんだよ
やっぱりおなじだ おなじだな


1、夏の思い出(江間章子作詞、中田喜直作曲)-夏がくれば 思い出す
2、赤とんぼ(三木露風作詞、山田耕筰作曲)-夕やけ小やけの 赤とんぼ
3 虫のこえ(作詞・作曲者不詳)-あれ松虫が鳴いている
4、村祭(作詞・作曲者不詳)-村の鎮守の神様の
5 月(作詞・作曲者不詳)-でたでた月が まるい まるい まんまるい 
6、うさぎ(わらべうた)-うさぎ うさぎ なに見てはねる 
7、夕方のお母さん(サトウハチロー作詞、中田喜直作曲)-カナカナぜみが 遠くで鳴いた 
8、秋の夜半(佐々木信綱作詞・ウエーバー作曲)-秋の夜半の み空澄みて
9、小さい秋見つけた(サトウハチロー作詞・中田喜直作曲)-だれかさんが だれかさんが だれかさんが 見つけた
10、さくら貝の歌(土屋花情作詞、八洲秀章作曲)-うるわしき桜貝一つ 去りゆける 君に ささげん 
11、北上夜曲(菊地規作詞、安藤睦夫作曲)-においやさしい 白百合の 濡れているよな
12、竹田の子守歌(作詞・作曲者不詳)-守もいやがる 盆からさきにや
13、美しき天然(武島羽衣作詞、田中瑞穂作曲)-空にさえずる鳥の声 峰よりお落つる
14、故郷の空(大和田建樹作詞・スコットランド民謡)-夕空はれて 秋かぜふき 月かげ おちて 鈴虫なく
15、見上げてごらん夜の星を(永六輔作詞、いずみたく作曲)-見上げてごらん 夜の星を 
16、旅愁(犬童球渓作詞、オードウエイ民謡)-更けゆく秋の夜 旅の空の 
17、青い山脈(西条八十作詞、服部良一作曲)-若く明るい 歌声に  
(17曲)



(2015年9月21日 花熟里)

「フォレスタと自衛隊の歌姫たち」

2015年08月08日 12時00分00秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
フォレスタ・ファンの一人ですが、自衛隊の歌姫にもフォレスタと似たようなシンパシーを感じています。 フォレスタの魅力については、様々な見方があると思いますが、私は、まず、「全員音大出で音楽の基礎を身につけており、ソロでも聞きごたえがあること」、と「歌う姿勢が凛としており清々しさを感じること」。 この2点については、フォレスタ・ファンはすべからく感じていることと思います。

「メンバー個々の特長を生かした個性あふれるハーモニーであること」、と「メンバーの個性を生かす編曲であること」。 この2点については、編曲をされている小泉雄三氏の存在が大きく、ハーモニーだけを追求しているあまたのコーラスグループと際立った違いと感じています。

「有名な曲に加えて、忘れ去られて埋もれている名曲を発掘していること」、と 「楽譜(原曲)に忠実に歌っていること」も挙げられます。 フォレスタが、戦後歌うのが避けられてきた“戦時歌謡”を取り上げていることなどはそのよい例です。 「戦友」を12番まで歌うのはフォレスタだからこそできるのであり、フォレスタの魅力の一つであると思いますし、自己流に「くずして歌う」歌手が見られる中で、楽譜に忠実に原曲を再現している姿勢が魅力です。

忘れてならないのは、「歌唱を引き立たせるようなピアノ伴奏と美しいピアニストたち」の存在です。 これらの様々な要素が融合してフォレスタの魅力になっていると思いますが、要するに、“一条イズムの表現”だと思います。

さて、自衛隊の歌姫です。自衛隊の歌姫としては、海上自衛隊の三宅由佳利さんが有名ですが、三宅さんの活躍に刺激されたのか、2014年には、海上自衛隊(横須賀音楽隊)で1名、陸上自衛隊で2名(中央音楽隊と中部方面音楽隊)に声楽家の女性自衛官を採用したと報じられています。

三宅さんについては、笑顔のかわいらしさ、澄み切ったソプラノの歌声に魅了され、背筋がしっかりと伸びたい立ち姿(姿勢)と自衛官らしい「敬礼」する姿がりりしく“一種の清々しさ”を覚えている国民も多いものと思います。三宅さんが、優雅な仕種で感情を込めて歌う姿に感動すら覚えます。
なお、2014年5月にノルウエーのオスロ市で行われた「ノルウェー憲法制定200­­周年記念日行事 Military Tattoo(ミリタリー・タトゥー)2014」で、三宅さんが和服で「故郷」を歌っています。海上自衛隊というこの上ない場での国際的な活躍を期待したいと思います。


他の歌姫は、いずれも2014年に入隊し、一般の教育、訓練を受けて秋に音楽隊に配属されているようです。 歌姫としてデビューしたばかりで、これからの活躍を期待したいと思います。 この中で、陸上自衛隊中部方面音楽隊の鶫(つぐみ)真衣さん(1等陸士)は最近、新聞で取り上げられ、youtubeでも動画が見ることができます。
ハリのあるソプラノで、なかなかの美形でもあり、マスコミが飛びつくのもむべなるかなと思います。三宅さんに続いて、今後ともマスメディアを惹きつける存在になりそうです。
また、海上自衛隊横須賀音楽隊の中川麻梨子さん(1等海士)も、わずかですがyoutubeで見ることができます。力強いメゾソプラノで抜群の歌唱力と思いますが、如何せん、現時点では情報が少なすぎます。 陸上自衛隊の中央音楽隊に採用されたらしいもう一人については、寡聞にして情報を得ていません。

TVなどで魅力的な歌番組がない中で、フォレスタの「にっぽん心の歌」だけは欠かさず見ています。今や、フォレスタと自衛隊の歌姫だけが、歌の世界で燦然と輝く存在であると思います。 フォレスタも発足後早8年になりました。 最近デュエット曲の「銀座の恋の物語」での新しい試みも見られますが、いつまでも、フォレスタの原点である凛としたステージを見せていただきたいと願っています。
フォレスタ(女声だけでも)と自衛隊歌姫の共演を見たいと思います。フォレスタの生みの親であり育ての親である一条貴之氏に尽力いただきたいと願ってやみません。



<海上自衛隊東京音楽隊・三宅由佳莉3等海曹(28歳)>
・岡山県倉敷市出身。岡山県立岡山城東高校(普通科音楽系)、日本大学芸術学部音楽学科声楽コース卒業。
・平成21年(2009年)4月 海上自衛隊入隊、同年10月 東京音楽隊(東京都世田谷区)に配属。平成26年(2014年)にアルバム「祈り~未来への歌声」が7万枚の売り上げを記録、同年の日本レコード大賞企画賞を受賞。
・ソプラノ

(ノルウエーで三宅さんが和服姿で「故郷」を歌っています。
https://www.youtube.com/watch?v=XEGtOOxsj5U


https://www.youtube.com/watch?v=4ppt-RswPts



<陸上自衛隊中部方面音楽隊・鶫(つぐみ)真衣1等陸士(27歳)>
・石川県金沢市出身。石川県立金沢辰巳丘高校(芸術コース)。国立音楽大学、洗足学園音楽大大学院(神奈川県川崎市)で声楽を専攻
・平成26年(2014年)3月 陸上自衛隊入隊(声楽要員)。10月 中部方面音楽隊配属(兵庫県伊丹市)、 
・ソプラノ

https://www.youtube.com/watch?v=FoiMipRyWBM




<海上自衛隊横須賀音楽隊・中川麻梨子1等海士(27歳)>
・大阪府泉佐野市出身。愛知県立芸術大学音楽学部(声楽専攻)、同学院音楽研究科修了。
・平成26年(2014年)4月、海上自衛隊の練習員(任期制隊員)として入隊、同年8
 横須賀音楽隊に配属(声楽家)。
・メゾソプラノ

https://www.youtube.com/watch?v=vd2OnehtKJE



(2015年8月8日 花熟里)

「(2015)7月の唱歌・童謡・名歌を歌う会」

2015年07月19日 14時45分06秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
7月の「唱歌・童謡・名歌を歌う会」は、童謡と唱歌・抒情歌18曲を歌いました。童謡では季節にちなんだ「七夕さま」、「蛍」、そして「富士の山」を歌ったことがなによりうれしいでした。 抒情歌では私の大好きな「浜千鳥」、「椰子の実」、「浜辺の歌」があり、また、日本の代表的な歌曲ともいえる「出船」、「叱られて」があり大変満足しました。
「浜辺の歌」はよく知られていますが、譜面を見るのは初めてでした。指導の方から8分の6拍子でのリズムのとり方、また、「叱られて」では、伴奏から歌にはいるタイミングのとり方や、声を伸ばすところの注意など、細かく指導を受けました。
「知床旅情」は森繁久彌さんや加藤登紀子さんの歌で有名ですが、私は、原曲の「オホーツクの舟歌」の方が好きです。荒海のオホーツク海での漁の厳しさ、“故郷国後”への心の叫びがきこえてきます。 若手演歌歌手の山内恵介さんが「オホーツクの舟歌」を歌っていますが、あらゆる機会でこの素晴らしい歌を披露してもらいたいと願っています。

1、七夕さま(権藤はなよ・林柳波作詞、下総皖一作曲)-ささの葉さらさら のきばにゆれる
2、うみ(林柳波作詞、井上武士作曲)-うみは ひろいな 大きいな
3、静かな湖畔(作詞・作曲者不詳)-静かな湖畔の 森のかげから
4、蛍(井上赳作詞、下総皖一作曲)-蛍のやどは川ばた楊
5、池の鯉(作詞・作曲者不詳)-出て来い出て来い 池の鯉 
6、浜千鳥(鹿島鳴秋作詞、弘田龍太郎作曲)-青い月夜の 浜辺には 
7、椰子の実(島崎藤村作詞、大中寅二作曲)-名も知らぬ 遠き島より 
8、浜辺の歌(林古径作詞・成田為三作曲)-あした浜辺を さ迷えば
9、知床旅情(森繁久弥作詞・作曲)-知床の岬に はまなすの咲く頃
10、故郷の廃家(犬童球渓作詞、ヘイス作曲)-幾年ふるさと 来てみれば 
11、出船(勝田香月作詞、杉山長谷夫作曲)-今宵出船か お名残おしや
12、思い出(久しき昔)(古関吉雄作詞、イングランド民謡)-垣に赤い花咲く いつかのあの家
13、富士の山(巖谷小波作詞、作曲者不詳)-あたまを雲の上に出し
14、海(作詞・作曲者不祥)-松原遠く消ゆるところ
15、叱られて(清水かつら作詞、弘田龍太郎作曲)-叱られて 叱られて あの子は町まで 
16、追憶(古関吉雄作詞、スペイン民謡)-星影やさしく またたくみ空を 
17、大きな古時計(保富庚午作詞、ワーク作曲、小林秀雄編曲)-大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計
18、青い山脈(西条八十作詞、服部良一作曲)-若く明るい 歌声に  
(18曲)


「オホーツクの舟歌」(倍賞千恵子版)
(語り)
何地(いずち)から 吹きすさぶ 朔北の吹雪よ
わたしの胸を刺すように
オホーツクは 今日も 海鳴りの中に
明け 暮れてゆく
父祖の地のクナシリに
長い冬の夜があける日を
白いカモメが告げるまで
最涯ての茜の中で わたしは 立ちつくす
何故か 眼がしらの涙が凍るまで 
 
(一)
オホーツクの海原
ただ白く凍て果て
命あるものは暗い雪ノ下
春を待つ心 ペチカに燃やそ
哀れ東(ひんがし)にオーロラかなし

(ニ)
最涯の番屋に 命の火チロチロ
トドの鳴く夜は いとし娘が瞼に
誰に語らん このさみしさ
ランプの灯影に 海鳴りばかり

(三)
スズランの緑が 雪解けに光れば
アイヌの唄声 谷間にこだます
シレトクの春は 潮路に開けて
舟人のかいな 海に輝く

(四)
オレーオレー オーシコイ
沖の声 舟歌
秋あじだいエリャンサ
揚げる網ゃ大漁
霞むクナシリ 我が故郷
何日の日か詣でむ 御親(みおや)の墓に
ねむれ静かに


(2015年7月19日 花熟里)





「地元のクラシック音楽鑑賞会」

2015年06月29日 14時38分37秒 | 趣味(音楽、絵画、等)
久しぶりに地元のクラシック音楽鑑賞会の例会に行って来ました。 この会は「クラシック音楽の芽を育てようと、実力のある若手アーティストを招いて身近に生の音楽が楽しめる“まちづくり”をする」とパンフレットに記載してあります。 さる音楽事務所とタイアップして演奏会が開催されているようですが、演奏会場では地域のボランティアの方々が受付、マイク、照明などを行っているようです。時々出席していますが、料金も格段に安く、毎回中身の濃いコンサートで、楽しみにしています。
今回は「メゾ・ソプラノとサックスによるアーリーサマーコンサート」で、出演は、片野田名帆子(メゾ・プラノ)、小林あいり(サキソフォン)、加藤紗耶香(ピアノ)の3名でした。

<第一部>
夏は来ぬ(小林作之助)   :片野田、小林、加藤
われは海の子(文部省唱歌) :片 野田、加藤
茶摘み(文部省唱歌)    :片野田、加藤
椰子の実(大中寅二)    :片野田、加藤
赤い花白い花(中林ミエ)  :片野田、加藤
川の流れのように(見岳章) :片野田、加藤
ニュー・シネマ・パラダイス :小林 、加藤
ムーンリヴァー(マンシーニ):小林 、加藤
ジャニー・ギター(ヤング) :小林、加藤
黒いオルフェ(ボンファ)  :小林、加藤
愛を奏でて ~「海の上のピアニスト」より
(モリコーネ)       :小林、加藤
パート・オブ・ユア・ワールド
リトル・マーメイド」より(メンケン):小林、加藤
みんなで歌おう ~ われは海の子   :片野田、小林、加藤

<第二部>
オー・シャンゼリゼ(ウイルシュ&ディーガン):片野田、加藤
愛の神よ!私を助けに来ておくれ ~オペラ  
サムソンとデリラ」より(サン=サーンス)   :片野田、加藤
ハバネラ~オペラ「カルメン」より(ビゼー)  :片野田、加藤
恋とはどんなものかしら~オペラ「フィガロの結婚」
より(モーツアルト)            :片野田、加藤
悲しみと涙のうちに生まれて~オペラ「チェネレントラ」
より(ロッシーニ)              :片野田、加藤
ヴャカンス(ダマーズ)             :小林、加藤
6つのロマンティック組曲より(プラネル)    :小林、加藤
 Ⅰ、セレナーデ・イタリエンス
 Ⅱ、踊り子たち
 Ⅲ、悲しい歌
 Ⅳ、センチメンタルなワルツ

<アンコール>
故郷 ~全員合唱~               :片野田、小林、加藤

メゾ・ソプラノの片野田さんは、第一部(日本の歌)の演奏の時に、自身の出身地(鹿児島県指宿市)と演奏曲への思い入れを巧みな話術で話し、さらに持ち前の明るさで会場を大いに盛り上げてくれました。第二部(オペラのアリア)の演奏の時には、曲目の内容と自分(メゾソプラノ)の役どころをわかりやすく説明してくれたので、大変わかりやすいでした。 メゾ・ソプラノとは考えられないような低音も披露、改めてプロのすごさを感じました。 片野田さんの魅力は、その音域の広さ、豊かな表現力、明るく楽しく話題豊富なこと、などでしょうか。 片野田さんが大きく飛躍することを願ってやみません。

なお、会場で配布されたチラシの中に、フォレスタの中安千晶さんの「ソプラノコンサート」がありました。
日時:2015年10月12日(月・祝) 13:30~
場所:音楽の友ホール
全席自由 4000円
中安さんは昨年ごろから、強い声で歌うようになったのではないでしょうか。 それまでは、か細い(?)ソプラノの声だっと思います。 コンサートも年数回行うようになっていますし、クラシク(オペラ)歌手として一皮むけたような印象を受けます。

(2015年6月29日 花熟里)