富士吉田の町は富士浅間神社へ向かって直線的に延びる門前町のようだが、神社のはるか手前の参道から少し外れたところに、このお寺がある。
なかなか立派な門構えのお寺だが、観光的なお寺ではなく、迷惑を承知で玄関のブザーを押すことになる。
庭に興味があって訪ねてきた旨をお話しすると、こちらでも大黒さんが丁寧に案内して下さった。築山の手前には、近年花樹が植えられたが、その奥へ入っていくと、
黒朴石(溶岩だと思われる)の石組が大変な迫力で残っている。日本庭園鑑賞便覧によれば、江戸期の作庭だそうだ。
黒朴石の枯山水。終わり際の紅葉の葉が血のように赤い。
石組のこんなに近くまで入り込むことも、鷹揚にお許しいただけ、感謝の一言につきる。
歴史も大事だが、現時点での迫力も流石と感じられた。
なかなか立派な門構えのお寺だが、観光的なお寺ではなく、迷惑を承知で玄関のブザーを押すことになる。
庭に興味があって訪ねてきた旨をお話しすると、こちらでも大黒さんが丁寧に案内して下さった。築山の手前には、近年花樹が植えられたが、その奥へ入っていくと、
黒朴石(溶岩だと思われる)の石組が大変な迫力で残っている。日本庭園鑑賞便覧によれば、江戸期の作庭だそうだ。
黒朴石の枯山水。終わり際の紅葉の葉が血のように赤い。
石組のこんなに近くまで入り込むことも、鷹揚にお許しいただけ、感謝の一言につきる。
歴史も大事だが、現時点での迫力も流石と感じられた。
お店は毘沙門天の並び、中村屋の直ぐ目の前にある。そこそこレベルの高い蕎麦屋さんは、2-3軒集まっていた方が、休みやすくて便利に見える。
山せみさんは、外からお店の中がよく見える造りが特徴のようだ。
入店した時刻が比較的早く、サービスの突き出しが出てきた。鮮度はまあまあで、別に困る程ではないが特別に嬉しいわけでもない。
こちらは、正規に注文した鴨の燻製。鴨肉の裏側にある野菜(みず菜など)をくるんで食べるとよい。
サービスの突き出しで生ビールを飲み干してしまったので、久保田を注文。酒器は「山せみ」さんらしい姿。
締めは田舎。おそらく今年の新蕎麦と思われるが、残念ながら口中に広がるような香りは楽しめなかった。
山せみさんは、外からお店の中がよく見える造りが特徴のようだ。
入店した時刻が比較的早く、サービスの突き出しが出てきた。鮮度はまあまあで、別に困る程ではないが特別に嬉しいわけでもない。
こちらは、正規に注文した鴨の燻製。鴨肉の裏側にある野菜(みず菜など)をくるんで食べるとよい。
サービスの突き出しで生ビールを飲み干してしまったので、久保田を注文。酒器は「山せみ」さんらしい姿。
締めは田舎。おそらく今年の新蕎麦と思われるが、残念ながら口中に広がるような香りは楽しめなかった。
江戸川橋は護国寺への参道の起点であり、もしも神田川を船で上って来た場合には船から陸路への乗り換え地点となる。江戸時代には、この直ぐ近くで江戸前の鰻を陸に上げたというが、物流だけでなくここらで一息入れたお客も多かったのではと思われる。
お昼時だというのに、ランチメニューの看板一つない。ビルの地下に入っているお店だというのに入口の引き戸は、当然のように手をかけて開ける。自動ドアのような神経をささくれだたせる仕掛け見られない。しかし、暖簾の下からちょっと隙みすれば、怖気づくほどの事もなさそうだ。
少しだけ待ったが、うまくカウンターの隅に座れた。ご主人の淀みのない動作がみて取れて、全く退屈しない。目の前で四人分の定食用の天麩羅を揚げて、さらに余裕があるのか、気さくにお客とのやり取りまでして見せる。
かき揚げ天丼をお願いしたら、上質の海老が主に少しのイカが少量加わる贅沢な姿。汁は江戸風の甘めだが、嫌みはまるで無い。そういえば天麩羅定食の人達はレモン塩なども用意されていた。
天丼なら天丼で、その食の文脈に合わせて、気負うことなく旨いものを提供する姿が嬉しい。
お昼時だというのに、ランチメニューの看板一つない。ビルの地下に入っているお店だというのに入口の引き戸は、当然のように手をかけて開ける。自動ドアのような神経をささくれだたせる仕掛け見られない。しかし、暖簾の下からちょっと隙みすれば、怖気づくほどの事もなさそうだ。
少しだけ待ったが、うまくカウンターの隅に座れた。ご主人の淀みのない動作がみて取れて、全く退屈しない。目の前で四人分の定食用の天麩羅を揚げて、さらに余裕があるのか、気さくにお客とのやり取りまでして見せる。
かき揚げ天丼をお願いしたら、上質の海老が主に少しのイカが少量加わる贅沢な姿。汁は江戸風の甘めだが、嫌みはまるで無い。そういえば天麩羅定食の人達はレモン塩なども用意されていた。
天丼なら天丼で、その食の文脈に合わせて、気負うことなく旨いものを提供する姿が嬉しい。