蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

曼殊院門跡

2011-12-09 23:38:05 | 京都の建物、庭園
修学院の駅から、距離は大したことはないが、傾斜が結構きつい。


門の脇の紅葉の具合が調度よかった。


坪庭と言うには広い中庭も、優雅な物腰を感じさせる。




大書院の東南から庭の奥をみれば、三重型灯篭がアクセントになる。幸いにして、それと釣り合うような紅葉も画面に入ってきた。


大書院前の鶴島の松は、飛翔する姿を思わせる。
実にダイナミックな造形で、ある程度ひかないと、全体を撮影できない。しかし、ひいて奥に構えると直ぐに前に人が入り込んでくる。落ち着いた庭を撮影するようでいて、一瞬を狙うあわただしい時間となってしまった。


大書院の東隣りには、小書院がある。
小書院の濡縁の欄干は、大書院および廊下部分の素気ない形とは趣きを異にする。


小書院から庭を眺めると、亀島の背景に橋石組が見られる。
この石橋とその右後ろの橋添石がこの庭の中心的見どころとされる。




確かに凝縮した何かを感じさせる。




ここまで書いてきたような解説的な知識は無しでこの庭を撮影し、それを後から見て行くと、鶴島からも石橋があり、それなりの見ごたえがあった事に気が付いた。


小書院から見た大書院。
どちらも、実に繊細で優美な姿に見える。



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4 コメント

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Unknown (雪だるま)
2011-12-10 08:16:30
こちら
細い裏路地のような参道を進まねばならず
車の往来が大変で少し敬遠
もう、何年も訪れていません
すっかりと庭園の風景も忘れており
写真を拝見しながら
そうだったそうだったと思い出していました(笑
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Unknown (kikouchi)
2011-12-10 22:05:25
>雪だるまさん
とても光栄なコメントをいただいたように思います。
kikouchiとしましては、ブログのテーマは個人の興味しだい何でもよいけれど、公開する以上、なるべく分かりやすい形式を取れればと考えておりました。今回は、よいガイドブックの御蔭で、自分の写した画像を分かりやすい順番に並べ直すことができたように思いました。
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Unknown (j-garden)
2011-12-12 21:20:14
紅葉シーズンは、
人また人の賑わいだったでしょうね。
もうずいぶん訪れていませんが、
どことなく雅さを感じさせる、
不思議な庭です。
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Unknown (kikouchi)
2011-12-13 00:12:09
>j-gardenさん
たしかに人は多かったですし、写真ひとつ撮るのもタイミングを見計らう必要がありました。
しかし、東福寺一帯の訳のわからない混雑と較べれば、かなり事態は改善しました。

江戸初期、徳川の世が続き始まる頃に、京都の公家の方でも相当な政治的な意識が持ち上がったのではないかと想像しています。
それが、この寺の造りにまで影響した可能性を感じます。
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