前田侯爵はイギリスでの暮らしが長く馴染みがあったためか、イギリス風の三角屋根のある館を建てた。
テューダースタイルの建築といわれているが、中庭に面したホールの外観は三角屋根の塔の他はテューダー様式の特徴はあまり見られない。しいていえば、縦長の窓と、戸外の照明器具にその片鱗が見られる程度だろう。
2枚目の写真の右端の張り出し窓を内部から見た所である。
両側に見られるゴシック風の木製の柱が、それらしい味を出している。
庭に面したホールが1階の南側部分をしめるが、1階の東側を占めるのがベイウィンドウのある大食堂。
壁の木製パネルがテューダー様式を再現している。
壁面の暖炉も、石炭ではなく薪を炊いていた17世紀の大きさである。ただし、本当に薪を炊く訳ではないので、奥行きがない。
バロック的な躍動感のある曲線的な階段と、その下に設けられたアルコーブ(ただしソファーは今回の写真では見られない)こそが、この舘の一番の見どころだろう。
テューダースタイルの建築といわれているが、中庭に面したホールの外観は三角屋根の塔の他はテューダー様式の特徴はあまり見られない。しいていえば、縦長の窓と、戸外の照明器具にその片鱗が見られる程度だろう。
2枚目の写真の右端の張り出し窓を内部から見た所である。
両側に見られるゴシック風の木製の柱が、それらしい味を出している。
庭に面したホールが1階の南側部分をしめるが、1階の東側を占めるのがベイウィンドウのある大食堂。
壁の木製パネルがテューダー様式を再現している。
壁面の暖炉も、石炭ではなく薪を炊いていた17世紀の大きさである。ただし、本当に薪を炊く訳ではないので、奥行きがない。
バロック的な躍動感のある曲線的な階段と、その下に設けられたアルコーブ(ただしソファーは今回の写真では見られない)こそが、この舘の一番の見どころだろう。
ずいぶんとソソられる屋敷じゃないですか
おまけに、歴史的な香りもあって
なんともいい感じです
行ってみたいですね
知りませんでした。
機会があったら、
ぜひ、訪れたいです。
写真を拝見して改めて素敵さに触れました。
アルコーブの内のマントルピースに向かって張られた床の寄せ木から流れを感じます。
旧前田侯爵邸は東京都が管理する駒場公園の中にあり(歴史的に考えると逆になるのですが)、入場料さえも取りません。
その割に、見ごたえは素晴らしく、ボランティアによる解説もゆきとどいています。
ただし、私は何度か訪れている事もあり、ボランティアの後ろに付いて回る団体へ参加するのは控えております。
井の頭線の駒場東大前からたいして遠くありません。
近くには、柳宗悦の日本民芸館もあり、文化的に恵まれた地域だと思っております。
旧前田邸を私が前回訪れたのは5年前のようです。その後東京都の管理で、それなりに小道具を入れ、それらしい演出も見られました。
それが舘全体の印象を引き上げたように思います。
できれば、玄関付近の常緑樹の刈り込みも、もう少しマメに行って欲しいところです。