蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

大善寺  勝沼市

2009-09-23 14:37:55 | 古民家、庭園
大善寺の開創は718年というから、大変に歴史のあるお寺だ。奈良時代にはこの地方の中心となる寺であったようだ。


国宝の薬師堂は13世紀後半の建物。屋根の反りがなかなか優美である。


山門は江戸時代に再建されたもので、こちらは県の指定重要文化財。


本堂前の蓬莱庭園は、寛永期の作庭だという。この庭には2組の石組みが見られる。上の写真の、池に面し、石を立てているのが直ぐにわかる石組と。


斜面の中に、石が埋め込まれたような感じのこちらの石組みと。


両方を入れれば、こうなる。中心の松が、2組の石組みをうまくつないでいるような感じがする。松の枝の下を見ると、さらに奥に別な石組のようなものも見られる。




それほど広い庭ではないが、回遊して眺めるのがふさわしい庭なのかもしれない。



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2 コメント

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Unknown (j-garden)
2009-09-24 04:54:57
この庭には、
まだそれほど日本庭園に関心がなかった学生の頃、
庭園実習(という名の旅行)で訪れたことがあり、
といっても記憶は上記のとおりだったのでほとんどなく、
庭園探訪で改めて訪れました。
もう、3、4年前でしょうか。
石組は力強く組まれているんですが、
表土が洗われてしまっていて、
もう少し手を入れてもいいじゃないか、
と思いました。
でも、
こういう古庭園に手を加えるのは、
根拠はどうだ、なんだかんだで、
なかなか難しいようですね。
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Unknown (kikouchi)
2009-09-25 22:43:06
>j-gardenさん
つい最近に、初めてこのお寺を訪れました。甲府盆地の東端にあるお寺で、夕刻でもキラキラとした太陽の光が届きます。
現在、このお寺を運営されている方々はとても元気で、合宿のようなサービスも気軽に応えてくれるようです。
歴史もある、現在もある、いいお寺だと感じました。
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