蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

世田谷代官屋敷

2011-04-01 21:55:29 | 古民家、庭園
三軒茶屋から路面電車のようなスケールの世田谷線で数駅。
駅からは、歩いて5分だろう。


立派に23区内だというのに、この広々とした敷地は只者ではない。


表門も実に立派である。


彦根藩の代官を17世紀前半から世襲した大場家の屋敷である。




大場家は16世紀後半に、この土地に移り住んだ。現在の建て物は、18世紀前半を起源とするようである。




土間から板張り、そして畳敷きと立ちあがり、庭を前にした7畳半は切腹の間。武士の家には、よく備えられているが、豪農や豪商の館などでは書院に当たる場所を、そう呼ぶとは。




春の訪れが、少しだけ感じられる日であった。



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4 コメント

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Unknown (j-garden)
2011-04-02 21:50:59
世田谷に
こんな立派な屋敷が残されているんですか。
戦災に遭わなかったんですね。
庭に面して切腹の間とは。
今まで意識していませんでしたが、
切腹の間って、
武家屋敷には多いんですか。


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Unknown (雪だるま)
2011-04-03 07:43:27
雪だるまの地元では
それほどの広さとは感じない規模ですが
東京の街中ではとんでもない広さなんでしょうね
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Unknown (kikouchi)
2011-04-04 00:11:59
>j-gardenさん
世田谷区には、思いがけないほど多くの江戸期以前の邸宅が残されているようです、
おそらく、空襲時には本当に郊外で、近くに屋並みもなく、類焼を逃れたのでしょう。

武家の教育の話を僅かに漏れ聞くと、男の子は切腹が出来なければいけない、と7,8歳のころから教え込まれた所も多いようです。
文化財として保護されている住宅で、それをどう表現するか、の問題のようにも思われます。
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Unknown (kikouchi)
2011-04-04 00:16:02
>雪だるまさん
確かに、東京ではとんでもないような広さです。
この邸宅を出て周りを見渡すと、意外に巨木が残されているようです。それを頼りに近づいてみると、マンションの中庭に立っているような事もありました。
しかし、丁寧に見て回ると、この邸宅に近い規模のものが意外に非公開の姿で残されているようにも思われました。
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