伊藤家の新潟別館である。
本館と比べれば規模ははるかに小さいが、新潟の中でも最良の地に居を構えている。
玄関が地味で、周囲の風景に埋没するように作られているのは、それなりの配慮がありそうである。
しかし、庭内のおおらかに広がる庭を眺めれば、こせこせした処など探そうとしても見当たらない。
本館の和館は明治20年代の建物であるが、茶室は大正末期の建物だそうだ。
設えられた茶庭も、その時代のものなのだろう。
庭の奥から和館を望む。
この館の敷地は限られている。
積雪の都市新潟でも、海に面した暖かさがあるのだろうか、廊下の外の雨戸をガラス張りにする判断があった。
これは、随分とリスキーとも感じたのだが大正硝子はきっちりと揃い、その昔の姿そのものであった。
本館と比べれば規模ははるかに小さいが、新潟の中でも最良の地に居を構えている。
玄関が地味で、周囲の風景に埋没するように作られているのは、それなりの配慮がありそうである。
しかし、庭内のおおらかに広がる庭を眺めれば、こせこせした処など探そうとしても見当たらない。
本館の和館は明治20年代の建物であるが、茶室は大正末期の建物だそうだ。
設えられた茶庭も、その時代のものなのだろう。
庭の奥から和館を望む。
この館の敷地は限られている。
積雪の都市新潟でも、海に面した暖かさがあるのだろうか、廊下の外の雨戸をガラス張りにする判断があった。
これは、随分とリスキーとも感じたのだが大正硝子はきっちりと揃い、その昔の姿そのものであった。
建物庭園ともにすっきりする感じです
この箱庭感が個人的には好みのようです
ここもちゃんと造り込まれていて、
スゴイと思いました。
ずいぶんご無沙汰しているので、
行きたくなってきました。
都市の内部に住まうものと、広々とした田園に住まうものとでは、日常抱くスケール感なども大きく変わってくるように思います。
京都の市中の町屋の坪庭は、ほんとうにびっくりする完成度ですし、そのチマチマした感覚は独特だと思います。
こちらのお庭、そこまで研ぎ澄まされてはいないですが、同種族という感じがあります。
都市の中に建てられた屋敷、確かに東京でも出来のよいのはありますが、総じて後に褒められるのは茶室であると感じています。それは、京都の寺の塔頭の石庭のように、限られたスペースで大きな世界を表現しなければならなかったからではないでしょうか?
新潟という町、夏場の暑さは大変なもののようです。今年は、少しまとめて見て歩く機会を作りました。