ブログ読者のみなさん、新年は明けましたが、昨年義父が亡くなったこと、そして特におめでたいと思えることが身辺や世の中にあまりないので「明けましておめでとうございます」という挨拶は抜きにして、今年もよろしくお願いします。
さてこの年末年始。山梨から帰省した三男が、懸案だったリビングのピアノ(木製の頑丈で重い電子ピアノ)処分問題を解決してくれた。それまで、やれ、タケモトピアノだの、解体業者の手配だの、時間がないなどぐずぐずしていたところ、突如工具箱を持ち出し解体を始めたのだ。格闘すること約3時間、見事にバラバラにされたピアノは金属ゴミと木材ゴミに仕分けされ、あとは大型ごみの回収日を待つのみとなった。おお、やればできるもんだわとしきりに感心、驚いてしまった。
1日の元旦は家族4人で広島に帰省。幸い道路に雪は無く快適なドライブとなり、いつもの温泉も楽しんだ。実家は4年前に母が亡くなり、父は毎週末に兄の世話を受けながらの一人暮らしだったが、昨秋から一緒に暮らしている。介護保険要介護1という認定だが、動作を見るにもっと重いんじゃないのという気もする…。
そんな父も今年誕生日を迎えると93歳になり平均寿命を12年も超えることになる。住んでいる安芸高田市はいくつかの町が合併して作られ、人口は約28000人、65歳以上の高齢者が約40%を占めるが、実家の場所は同じ市内でもかなり山の中に在り、限定すればまさに過疎と超高齢化の地域になる。昨年は隣近所の4世帯で葬式を出したそうだ。想像するにこんな状況はおそらく全国の地方、とくに山村部ではもう普通のことだろう。そして親が寿命を全うした後は、今度は残された家族には残された空き家や土地などをどうするのかというまことに困った問題も発生してくる。
とまあ、そんなことも考えてしまうような年齢に自分もなったのだということをつくづく感じながら、過ごす新年3日目なのだ。