ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展

2012-03-18 | なんでもないこと
金曜日、久しぶりに銀座に出た。

以前 工事中だったデパートへ。

その近くの交差点で撮影。



   昔はなかった、こんなビル(笑)。

ユニクロが開店したのがこの日だと知っていたら 
撮影しに行ったかな?(笑)






さて、銀座まで出た目的は
「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展

氏の 画業40年記念展だという。

黒井健氏は
言わずと知れた、『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』で有名な絵本画家で、
境界線がぼんやりとした ほんにゃらとした画風で
どんな人の心も ふんわりと包んでしまう優しさにあふれている。

氏が手がけた絵本は 私が子供の頃に 巷にあふれていたわけではない。

けれど その絵の持つ叙情性にやられてしまって(笑)、
子ども達が小さかった頃、
私は私のために 『ごんぎつね』『てぶくろをかいに』を購入した。

本来 自分のために買った本だったせいか、
子どもに読んでやった、という記憶がない(苦笑)。

私は 自分のために読んで 
酔いしれていたらしい。

その絵本たちも 他のたくさんの絵本たちと一緒に
後に 義さんちの孫のために 手元を離れており、
今はどこでどうしているか・・・。






      






じいぃぃん、としてしまう。

年齢がいくつになっても。

ゴンが死んでしまうところ。

会場では 大滝修二氏の朗読が流れていた。

ああ、この物語は 子どものために書かれたものではないなぁ、
と思う。

(子どものためには 特段 必要とは思えない描写があるのだ。)






作者の新美南吉に まず私は傾倒していたのだが
それは子供の頃からだった。

黒井健氏の絵には
その気持ちを増幅させる働きがあって
もしかしたら
それは
日本の「ふるさと」を描いているからかもしれない、と思う。

絵葉書を数枚 購入してきたのだが
そのうちの一枚には 私のふるさとが描かれており、、
別の一枚には 亭主の実家あたりの風景が そのまま切り取られている。



    

これらは イバラキの県南を写生したものに違いない!(笑)






今回 初めて知った絵本も数多く、
それらは そこのソファに座って読む事ができるし、
じっくりと読み込んで(眺めて?)いるオバサン達もいた。

帰宅に時間がかかる私は それを横目で睨みながら(笑)、
晩のおかずを考えながら
地下の食品売り場へと向かったのだった。

(デパ地下! これが、まあ、ゼータクで、タメイキがでたのよ~!)





山梨の清里に黒井健 絵本ハウス というのがあると知った。

行ってみたい場所が増えた。