ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

越中富山の

2006-06-18 | 食生活
薬売りのオジサンは
昔は 背丈より高い 大きな風呂敷包みをしょって 
実家に来ていた。

子どもがいると、
紙風船や 色とりどりのプラスチックのコマを置いていってくれた。

コマには
「ヤマト」と書かれていたのを覚えている。

逆から「トヤマ」と読む、と知ったのは
随分あとになってからだった。



現代では 富山の置き薬屋さんは
車に薬を積んで回ってくる。

当地へ越してきて間もなく、
前に住んでいた人のところへ出入りしていた業者を
そのまま我が家で引き継いだ。

買い物に不便な所だから、
まあ、一年ぐらい付き合ってみようか、と。

実家でも同じような業者が出入りしているのを見ていたし、
ここでちょっと <田舎暮らし>ふうなのを
体験してみてもおもしろいかも、と。

(実際は <田舎暮らし>ふう、ではなくて、
 <田舎暮らし>そのものだったのだが。)



先日 この置き薬屋さんが久しぶりに来てくれた。

最近は 私が居ない時に来てくれることが 何故か多い。

「奥さん、ひさしぶりです。」
なんて、言われてしまった。

昔の富山の薬屋さんと同じく、
ちょっと特徴のある訛りがあって、
そして同じく何故かとても早口で。

そして、同じく、よくしゃべる(笑)。

オーストラリアに負けた後、クロアチア戦の前、
ということもあって、
サッカー日本代表の話題にもなって。

そうそう、
富山って、柳澤の地元じゃん?

話を振ったら、止まらない(笑)。



柳澤のプレーの質は あれでいいんだ、と
最近では認められてきた、という話。

ジーコが認めてくれた、という話。

そうだ、ジーコが直接 
アントラーズに来ないか、と誘いに行ったので
柳澤はアントラーズ入りを決めたんじゃなかったっけ?

ジーコ自身も たとえ自分の登録がMFであっても
MFだと思ったことはない、
という談話が新聞に載っていたっけ。

チャンスがあれば 点を取りに行く。

そうだよねー。

柳澤よ、そうなんだよ!



何の話だっけ?

そうそう、薬屋(笑)。

私は最近、またまた 口内炎ができては消え、
消えてはできている。

潰瘍が次々できるなんて、恐ろしいことなはずだ。

乳がんの手術をするために入院した時にも
口内炎がひどかったのを思い出す。

今は そのままにはしないようにして
まず、薬を飲む。

食生活には 気をつけるけど
その前にまずサプリメントを飲む。

飲んで、それから 食事を見直す。

ここんとこ、ちょっと偏っていたなあ、との自覚がある。

で、売薬を飲みながら 
食生活に再度‘カツ’を入れているところ。

‘カツ’を入れてるけど、すぐにはよくならない。

どうせまた 売薬がなくなってしまうのだろう。

で、富山の置き薬にも 何かいいのはないか、と思い、
聞いてみた。



「それならねえ、奥さん。」

なんと、薬を売ろうとしない。

そして、【ぬか】がいい、と言う。

ビタミンB2、B6、B12。

ならば、【ぬか】を飲んでごらんなさい。

そうなのか!

糠ならば、
精米機で玄米をついたときにできるものを
糠みそにしたり
入浴剤がわりにお風呂に入れてみたり
(家族には「臭い」と不評だった。)
したけれど

使い切れなくてフライパンで乾煎りして
冷蔵庫にとっておいてある。

これはこれで、場所ふさぎなものだ。

この糠を むせないようにゆっくりなめるように摂取すれば
その方がいい、との仰せ。

薬を飲むのを止めれば またできてくる口内炎の治療には
薬よりも糠、なのだそうだ。

そうして、抵抗力の落ちた体をいたわり、
食生活を建て直し、
免疫力を強くして
口内炎をやっつける、という話だった。

富山の置き薬屋さん、ありがとう。

目からウロコの思い。



今朝、さっそく冷蔵庫から糠を取り出し、
思いついて とろっと蜂蜜をかけて 食べてみた。

美味しいじゃない!

いくら甘みがあるからといって、糠は糠。

毎日のように食べるには これくらいの蜂蜜はいいのでは?

これなら むせないし!

最近 ふとした拍子にむせることが以前より増えて

「いったい何の老化の証だろうか?」
と思っているところなので(笑)



それにしても。

玄米を食べてりゃ、要らない工夫なんだよねえ。