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ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

EQ

2006-10-23 | こどものこと
私は お勉強ができる人が好きだ。

そしてお勉強ができる人を尊敬している。

子供たちにも お勉強ができる人になって欲しいと思っていた。

それは
「ボクの学校は山と川」、「ボクの先生は山と川」とは
矛盾しないと思っていた。

だって 私が子供の頃の お勉強ができる人の多くは
遊びも 運動も 天才だったもの!


sssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssssss

食べたいと思うもので お弁当に入れたいな、と思うものは
前の晩のおかずにする。

これは 
あまり美味しそうに写ってないけど実は美味しい(笑)、
コンニャクの煮付け。

だし汁と醤油を入れて 煮込むだけ!

七味を振ってパクパク。

dddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddd


いろいろな理由があって
地元の中学ではなく
遠く離れた私立の中高一貫校に息子を入れた。

同じ小学校から同じ中学に進む友達はひとりもいなかった。

ウチの息子と 両親の都合で引っ越す子の
ふたりを除いて
同級生は全員、地元の(娘が出た)公立中学へ。

勉強ができる子だから
そこを伸ばしてやりたいが
地元の公立校ではそれができない、
そんなことも 端っこの方の理由のひとつだった。



娘は地元の中学で
充分に学校生活を楽しんだし
なにしろ 
今の彼氏との出会いを果たした(笑)。

けれど
「あの中学では 
 Yみたいなタイプだと いじめられるかもしれない。」
と言っていたのは その娘だ。

中学は その頃 近隣の地区の中で一番荒れていた。

それも 端っこの理由のひとつ。



他にも理由はいくつかあったが
最後は(親が責任をかぶりたくないせいもあって、)
息子本人に選ばせた。

彼にしてみれば
友達を失うかもしれない 瀬戸際ではあった。

そうして選んだ中高一貫校、
なんとか イジメの対象にもならず、
登校拒否も退学もせずに 毎日通ってくれている。



受験前後の説明会で
学校のたぶん偉い先生が

「学習能力の向上も大切だけれど
 受験のための偏差値だけでなく
 【人間偏差値】とも言うべき
 人間性の充実も重要である。

 わが校では 人間性の成長に対しても
 充分に取り組んでいく」

と言ってくれたのがうれしかった。

学力偏重の息苦しさなんか 真っ平ご免だ!



そしたら それから間もなく
ひとり 東大合格者が出たらしく、

急に学校が浮かれ出し、
「東大、東大」と言うようになった。

そして システムやカリキュラムは毎年変更され、
そのつど説明があって

しかもそれを聞かされると 
私はもっとも乗せやすいタイプのオカアサマなのだった。



【EQ】という言葉は知らなかった。

知能指数、IQに対して、
「心の知能指数」
(または 心の知性、Emotional Intelligence)
と呼ばれていたもので、
TIME誌が紹介した言葉だそうだ。

【EQ】は

① 自分の感情を理解する

② 自分の感情をコントロールする

③ 物事を楽観的な考え方で処理する

④ 相手の気持ち・感情を理解する

⑤ 人とうまく付き合う

これらの能力を言うらしい。



自己主張第一主義の国 アメリカで
この【EQ】が注目されたのは
どんな文化の国であろうと
社会と言うものは すべて 人と人とのつながりでできている、
ということの表れ。

どんなにIQが高くても
社会的に成功しない人が多く見られることから
アメリカで原因を分析した。

その結果、
アメリカでは対人関係の大切さが再認識され、
日本の昔ながらの【気遣い】の文化を学ぼうとしているらしい、

と本で読んだ。



だけど 日本では 能力主義の導入とかいいつつ
他人への思いやりや【気遣い】を軽視する傾向にあるように思う。

戦後 何事も 
【気遣い】のない 遠慮もない 
アメリカ主義を見習おうとしてきた
とも思う。

誤った個人主義の輸入、などという言葉も使われた。



アメリカの文化や アメリカ人というのが 
必ずしもそんな無遠慮な自己主張の塊だとは言わないけれど

日本人はそう信じて 
まねしようと 努力してきた感がある。

勉強ができなくても
社会人として立派に生きてきた人は多かったのに。

都会に住む人ほど あめりか人になろうとしていた気がする。

そして田舎人をバカにしていた気がする。

本当は 何年たっても変わらない 田舎人の方が
人間として 優秀だったのかもしれないのに。



私は息子に どういう人間になってほしかったんだろう?



中学入学以来、
アメーバみたいに やることがぐにゅぐにゅと変わる学校だが
やせっぽち息子は 
担任には恵まれ 
部活も充分に楽しんで 
家中で一番背が高くなった。

スーパーへの買い物にもよく付き合ってくれ、
荷物は全部持ってくれる。

(一応、ママは重いものを持ってはいけない
 乳がん患者なので?)

超がつく文系の息子は
東大はもちろん 国立は受けてくれないらしいのだが

とりあえずは受験生になった。



中学生の時は 
「途中でこの中学をやめたい、と言い出したらどうしよう?」
とドキドキし

高校に入ってからも
「中退する、と言い出したらどうしよう?」
とハラハラしていたが

なんとか卒業はできるだろうと 最近ようやく安心している。

安心している場合じゃないのだが。

先月の模試の結果が返ってきた。

息子は 夏休み明けに
志望校のランクを カクンと大きく下げたのだが
それでも同じく判定は【C】なのはどうして?



いいんだ、それでも。

最近では落ち着いた子になってくれたから。

(それにしても 判定【C】で満足してるお前って・・・・・・。)

でも 不思議と 成績とEQって、比例してる気がする。



第一志望(今度の)には受かってほしい。

だけど それが無理でも
人の心の痛みに気づいて 思い遣れる人になってくれたら。。

自分の感情をコントロールできるようになったから、
このごろ壁の穴が増えなかったんだよね?

君は EQも優秀な人になれるよね?

7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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普通が一番です。 (山八屋)
2006-10-23 21:10:00
私は息子に どういう人間になってほしかったんだろう?



息子に自分の人生を重ねたら可哀想です。

息子は、自分の人生を背負って生まれてきた訳で、親の言う通りに生きるようにプログラミングされてないのです。



自分も親になってみて分かった事です。



自分は自分。



子供は自分のものじゃないから・・・



子供は、自分の人生に責任を持つ事。

親の所為にしない事。



親がなんて言ったって、決断しているのは・・・



あなた、でしょ。

ジョルジュさんと私の違いが」分かりました。



私は、「お勉強出来なくても、普通に生活出来る術を身に着けてくれて自立してくれたら、私の役目は終わり。と思っています。



人の価値観って違いますけど・・・子供の価値観を聞いて見るのもいいですよ。

(うまく、文章にできませんが・・・)

返信する
おっしゃるとおりです (ジョルジュ)
2006-10-23 22:08:13
私がこんなだから 子供たちが 普通に生きていく術を 未だ身に着けていないのですね。

ただ 娘を育てていて気づいたのですけれど

(娘に気づかせてもらいました)、

いくら言ってもいうことは聞かない子供たち、

彼らは彼らの進む道を知っています。

そして

周りがどう言おうと そちらの方へ歩みだしてしまうんですね。

不思議なくらいに。

それはありがたいことです。



お前たちはお前たちの人生を歩むのだし

お前たちの人生の途中からは パパやママは一緒にいられないんだよ、と

言って聞かせてもいましたが

小さいころはピンときていないようでした。



いつまでも一緒にいられたら楽しいだろうな、とも思いますし

そろそろお別れの時期が近づいてきているな、とも感じます。

親は哀しいですね。
返信する
私も同じ。 (山八屋)
2006-10-24 19:38:39
子供を初めて産んだら、お母さんになってしまって、

子供も生まれてはじめての不慣れなお母さんに出会って、親子共々一年生。だったんですよね。



思い返してみれば・・・



五体満足で産まれてくればいい。と思っていたのに・・

どの時期からか、欲が出てきたんです。



世の中には立つことも出来ないで、それでも頑張っている子が居るって言うことも忘れて、成績が悪いと言っては、嫌味を言われる子供達。



家には二人の男の子が居ます。

長男は、無口で世の中に四文字あれば生きて居られました。(高校生の頃です。)

「あぁ。」「いい。」「はぁ~?」「うん。」

ある時、「お兄ィって反抗期って無かったよね。」と聞いたら、「しゃべんなかったのが反抗期だった。」と言うのです。



次男は、部活の顧問と折り合いが悪かったらしいのですが、学校ではいい子をしていたようです。



家に帰って来ても苛立った態度は見せないようにしていたのでしょうが結構、ふて腐れていましたよ。

家に帰ってきまでいい子にして居ないといけないのって、子供はしんどいとおもいますよ。



嫁の私も息抜きは必要だと思いますから・・・



いつもまとまらないコメントなのですが、私も娘には教えられる事がたくさんありまして、母親業をさせてもらっています。



二十歳までは保護者として監督責任があるから、うるさく言うし、事件に巻き込まれるかもしれないから、帰りの時間とか行き先をしつこく聞くんだ。

「ごめんなさい。」をするのは保護者の私達なんだから。とも言った。



子供を信じてないわけじゃない。

世の中が信じられないから、事件に巻き込まれて、命を落として欲しくない。母の気持ち。



これだけ、書き込みできるってことは私もまだまだ、子離れ出来ていないって事ですね。



子離れしたからって、縁が切れるわけじゃないんだから・・・ね。
返信する
最近は大きく変わってますね。 (ペパーミント)
2006-10-24 20:11:42
ジョルジュさん、σ(^_^)私もこのコンニャクの煮物時々つくります。

表面に立て横に切り目を入れて。

最近、作っていなかったので明後日あたりに登場します。



子供がいないので、EQ…なんて知らなかった。

でも、これって最近の子にはかなり必要な評価法ですね。

嫌、大人にもね。

評価も難しそうですが。



ガンバレー、ジュニア!!!!!

自分の道を歩むためにも、“今が大切です”
返信する
こんばんは (ジョルジュ)
2006-10-24 23:46:10
山八屋さん、

女の子の心配は やはり男の子とは 少し違いますよね。

そして 心配はしてもしても限りがありません。

次々心配事が湧いてきます。

私は 親子は 離れて暮らしていても家族だ、と思ってきましたが

亭主の親に対しては 「私たちは一緒に暮らしてないから 家族じゃあない、干渉してくるな!」と思いながら暮らしていました。

反抗期って あってもなくても心配ですね(笑)。



ペパーミントさん、

エールをありがとうございます!

四角いコンニャクは切れ目をいれますね。

私はスプーンでかいて作るのが好きです。

EQは むしろ教育を受けた後 有能な社会人になれる人を作るための考え方から生まれたものかと思います。

そして 子供たちへの教育にも生かすべきものかと思います。

勉強がすべて、学校生活がすべて、とは 思って欲しくないので。

落ちこぼれても いじめられても 

違う世界が 学校の外には待っているのですから。
返信する
EQ (とほ)
2006-10-25 05:38:02
間違いなく、かなり低いσ(^^)ですが、IQより

鍛えればなんとかなる気がするのですが(笑)。



こんにゃく料理、ときどきします。

こんにゃくと白ネギを炒めて、ダシで味付けして

七味唐辛子をかけて、皿にもったあと、かつおぶしを

かけてできあがり。

多分ヘルシーで太らない、酒の肴になりますよね。
返信する
おお! (ジョルジュ)
2006-10-25 09:43:25
とほさんからの料理指南!

ネギと炒める、ですか。やってみましょう。



EQも 鍛えてもどうにもならない人間も 最近は多そうなきがします。

当たり前のことをすっとばして大きくなってしまうと

回復・修復不可能な部分なのではないでしょうか。

実は私はかなり不安です。

場の空気が読めないタイプな気がしてるんです。

かなりEQ低そうです。

IQは もう必要ないからかまいません。
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