ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

予防接種

2007-07-23 | こどものこと
息子の大学から 広報誌が届けられた。

コラムに

「履修届けが終わって、
 授業に 課外活動にと、いよいよ熱が入る時期に
 キャンパスが静まり返っているのは  異様であった。」

とある。

ご存知、この春から大流行した 麻疹(ましん・はしか)の話だ。







美味しい枝豆をいただいた。娘に「食べに来ない?」とメールした。






流行は関東が中心ということだったが
五月の連休後には日本各地に飛び火して

関東では あちこちの大学が休講になった。

教育実習に行く学生は 予防接種をすること、とした
教育系大学もあった。

当然の措置だろう。



私も慌てて 母子手帳を見てみた。

娘が高校、息子が中学に入って
電車通学になった年の夏に
近所の開業医のところで 接種している。

よかった。。。

接種しておいて、本当によかった。

そして・・・エライじゃん、あたし(笑)。







甘いトウモロコシもあったが 娘からの返事は「暇がない。ムリ。」だった。






古くは「麻疹は 命の定め」と言われ、
命に係わる伝染病だったそうだ。

昔は 麻疹の患者が出た家に
小さいうちに罹患しておけば軽くて済む、と
子どもを連れて わざわざうつしてもらいに行くこともあった。

私も近所の家に 麻疹をもらいに行ったらしいが
どういうわけか うつされずに済んでしまい、
後年 どこからうつったか 麻疹になった時には
高熱が続いて 解熱剤でも下がらず、
とても苦しい思いをした(→2005年1月31日の記事)。

あの 麻疹も 
いつ頃からだろう? 予防接種で 予防できる病気となった。






ひよこ豆。これは購入(笑)。 
一袋まとめて 一晩水につけておいて 茹でて 小分けして冷凍。






水疱瘡(みずぼうそう)というのは 非常に感染力が強い。

近所の元気な女の子が 保育園でもらってきて
それが隣にうつり、それから我が家にうつった。

あっという間だった。

娘は
治りがけの時に 
「痒い、痒い」と いく晩か 泣いて眠れなかった。

もちろん、私も眠ることはできず、
娘も可哀想で とても辛かった。



生後半年の息子にもうつり、
体中、おちんちんの棒にさえ
数え切れないほどの水泡ができたが

小さいせいか 
泣いて痒がる、痛がる、ということはなかった。

なかったけれど、
この水疱瘡も
予防接種をすれば こんな思いをしなくて済む、と知った時には

私は 自分の無知を嘆かざるを得なかった。







こちらは 亭主の従兄弟から届いた、イバラキのトウモロコシ。
史上初、ヤングコーン付き! ちょっと、えろてぃっく(笑)。






それ以降、
私は 予防接種は 親の義務、と心に堅く思い定めて
決して欠く事のないようにしてきたのだけれど

麻疹だけは ふたりとも受けていなかった。

何故か?

予防接種の時期がいつも冬で、
風邪をひいて 受けられなかったのだ。

それが 毎年 毎年 冬の間中 風邪を引いていたものだから
翌年も そのまた翌年も 受けられなくて
子どもたちは そのまま大きくなってしまったのだった。

誰が風邪をひいていたかって?

それは息子と、私。

予防接種に連れて行くべき人間が 風邪を引いていたので
受けられなかったのだ。

(亭主は まったく 関知していなかった。)

通知は来なくなってしまう。

気をつけて 広報誌を見ていて 申し込まないと 受けられない。

そのうち 忘れてしまえば そのまま大人になる。



まして 息子の頃には
予防接種は 途中から義務ではなくなっていた。

予防接種による 重篤な服作用が問題になってきていて
受けるか受けないかは 親の責任、ということになり、

受けなくてもいい、という捉え方をするようになった。

当然 近所でも受けない子どもが増え、
保育園や学校が 協力して接種させる、
なんてことも少なくなった。

息子の年代は そういう年代だった。






ご飯にピッタリ、昆布の味噌漬け。 
味噌樽の中に 昆布をグサグサと刺して置くだけ。






日本は
外国から
「麻疹の輸出国」という ありがたくないレッテルを貼られているという。

麻疹に罹患した生徒が出た カナダへの修学旅行の一行が
飛行機への搭乗を拒否された、というニュース(→コチラ)もあった。

娘も息子も 私立だったから
月々 大変な金額の積み立てをして
海外への修学旅行に行ったが

予防接種についての説明は
「行く先が先進国だから、特に必要な予防接種はありません。」
というものだった。

以前から
日本人が 海外に 感染症を持ち込んでいる、という話は
一部の人の間では言われていたことだが(新聞で読んだ記憶がある)、

認識は 日本中で甘かったようだ。

必要とされる予防接種の種類も 変化してきてもいて
親の方も 判断に迷う。

不名誉なレッテルを 今後も貼り続けることが無いように
予防接種については
これからは もう少し 国全体で 
気をつけていかなくてはならないだろう。







梅雨の頃になると 年末の売れ残り?の黒豆が特売になる。
気長に水に浸して煮るけど なくなるのはあっという間。






私はホッとして 「ママはエライ」と いい気になっているが
麻疹は 2回の予防接種をしないと 完全ではないらしい。

中学生や高校生に 麻疹の予防接種をさせる方向で 
政府も動いているらしいが(→コチラ

我が家の子どもたちは
頑張って もう一度 受けさせなくては、と思っている。

(これがママの 最後の義務かもしれない。)

前もって 申し込んでおかなければならないので
「やっとけよ」では 受けてはくれないだろうから。

ちょっと過保護?


6 コメント

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マンモ&エコーは今年もうけてきました。 (きらら)
2007-07-23 19:25:17
「やっとけよ」では受けてくれないでしょうねー(^^;
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でしょうね~。 (ジョルジュ)
2007-07-23 20:34:48
お疲れさまでした~。
やっときゃ安心。
やってないと・・・やっぱり心配です。
でも 若さは 不安を消してしまうんですよね。
返信する
こんばんは ()
2007-07-23 22:31:42
昆布美味しそう。でも最近葉が弱くなっているので硬いと厳しいかなあ。固い物がばりばり食べられた頃が懐かしい(笑)麻疹にはビックリしましたね。そう言えば今日テレビで3歳の時麻疹の高熱で目が不自由になったという青年の話をテレビで見たばかりでした。予防接種副作用とかの問題もあって一時親に判断を任せるようになった見たいですが、伝染力の強いものはやはり予防接種が必要かもしれませんね。このトウモロコシは皮事電子レンジですか?娘さん丁度忙しい時だったんでしょう。我が娘も今日台風大丈夫やった?とメールが来た黒豆ふっくらときれいに炊けていますね。
ヒヨコマメって聞いたことはあるけど見たのは初めてかな?マメにあれこれしていますね。
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風さん こんばんは (ジョルジュ)
2007-07-23 23:33:47
昆布、柔らかいです。心配要りません。でも ちょっとしょっぱいので 食べすぎは塩分の取りすぎになりそうです。
ですからほそ~くほそ~く切って ちょぴっとづつ食べます。
ほかほかのご飯には ぴったりです!
でも 堅くても噛めるように 歯の治療はしっかりお願いしますね。

電子レンジは 波動がみだれますから(笑)、
一度にたくさん調理するときは 最近は 蒸し器の出番です!

そういえば 娘の同級生のおじいちゃんに 
片手・片足が不自由な方がいらっしゃいました。
脳梗塞でもなさったかと思っていましたが
本人とおしゃべりしたら 子どもの頃の麻疹で不自由になったとか。
目が不自由になる方もいらっしゃるんですか。
怖いですね。
判断が分かれるところかもしれませんが
やっぱり私は できるだけ接種した方が、と思ってしまいます。

娘さん、「きっと大丈夫だろう」と思っていらしたんでしょう(笑)。
それでもちゃんとメール、もちろん、ケータイに、ですよね?
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とりあえず (とほ)
2007-07-26 01:10:45
>ちょっと、えろてぃっく(笑)。
確かに、あの道具に形がそっくりですけど、
よくご存知ですネー(_ _*)☆\(`_´")バシッ

>ひよこ豆。これは購入(笑)。 
なるほど、色といい形といい、なんとなくひよこに
似てますネー。それでひよこ豆と呼ぶのかしら・・・
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とほさん、 (ジョルジュ)
2007-07-26 14:31:10
書いてあるでしょ、息子のおちんちんに たっくさんの水泡ができたんだ、って。
瑞々しいトウモロコシには ヒゲまで生えてますね。

それでひよこ豆と呼ぶのだと思いますよ。
ガルバンゾー(「頑張るゾー」ではない)とも言います。
なんとなく 豆はヘルシーで 食物繊維も植物性タンパクもたっぷり、
と思うので 食べる回数が増えました。
子どもの頃は もっと食べてたな。。
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