ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

アン

2009-07-07 | なんとなく仏教?
サントリー美術館の
NHK大河ドラマ特別展 天地人 ――直江兼続とその時代――
を見てきた。

これは、7月12日までの開催、
まだ会期が少し残ってる!(苦笑)













宮崎あおいちゃんの『篤姫』も好きだったけど
『天地人』の妻夫木 聡クンも好きだ(笑)。

「ママの好みだわ~」と言うと
娘は「ママの好みは わかりやすい」と言う。

息子に似ているというのだ。

だが、それは、違う。

ママの好みに 息子が似ているだけのこと(笑)。

そして 息子よりも 妻夫木クンの方が、
ずっとずっと、ママの好み♪(笑)







買って来たよ♪ 図録(↑の写真)と、直江兼続公てぬぐい(笑)。
真ん中は 直江家の家紋かな? 亀甲に・・・何だろうね?






鉄道好きな女の子を「鉄子」と称するように
歴史好きな女性を「歴女」と呼ぶらしい。

なんで「歴子」でなく「歴女」なのか?

想像では、年齢層が「鉄子」よりも かなり高いのではないだろうか?

だから、「子」ではなくて、「女」?



私が美術館を出てくるちょっと前に入ってきた「歴女」の集団は
ペチャクチャとやかましかった。

マナーをわきまえない「歴女」は 顰蹙モノだ!

そんな中、「歴女」のフリをしての? サントリー美術館だった(笑)。






   

左は会津若松市、右は山形・上杉神社にある、兼続所用と伝えられる兜。







さて、直江兼続と言えば、ご存知、兜の前飾りの「愛」の文字(笑)。

ドラマの中では 京の女性たちに好評だった、とか、
「愛染明王の愛」だ、とか、
「愛宕権現の愛」だ、とか
諸説が披露されたらしいが(私はその回は見ていない)、
実際はどうだったんだろう?











あの時代の日本人が ‘LOVE’と頭上に掲げたかったとは
考えにくい。

英語の‘LOVE’の翻訳語としての「愛」については
いろいろ考えることもないではないが

(日本語にだって、「博愛」とか「慈愛」という言葉がある)

(「慈悲」という仏教語を‘LOVE’と訳しているのを見た事がある)、

おそらくは 謙信公以来の 神仏に対する信仰心の表現ではないかと
私は想像する。






だって、兼続が それまで使っていた兜の前飾りだって、
仏さまに関連するものだったよ。







それが、これ。

何が書いてあるんだろう?

何と読むんだろう?

何を意味しているんだろう?

ずっと気になっていた! この梵字!





梵字であることは、私でもわかる。

けれど 私は 学生時代に 梵字を勉強していない。

同級生の中には 週に一度の「悉曇(しったん)」という授業を受けて
墨と硯と筆とで 紙に 
梵字(→ウィキペディア:梵字)を書く練習をしている人たちも
いたんだけどね。。。



私だって 物事の始まりを表すという「阿字」



と、それから、阿弥陀さまを表すキリーク



くらいはわかるんだけど。。。(半泣)。

亭主に聞いてもわからないし。

最初の画像、図録の表紙にある、あの兜の前飾りが、
ドラマでちらっと映るたびに
あ! あれ! なんだろう!と、
ひとりでモンモン・・・(苦笑)。






ようやく、ここで疑問氷解!(嬉)

あれは、普賢菩薩を意味する、「アン」なのであった!

普賢菩薩は、辰年・巳年の守り本尊。

(兼続の生まれ年は何だ?;笑)



それでは、と 「アン」を探してみたら、確かに!




わりとすぐに見つかった、所有のプリントに、普賢菩薩の梵字、「アン」。
これだよ!







手ぬぐいに染め抜かれた、「アン」。
この記事のタイトルの「アン」は、「餡子(あんこ)」の「餡」じゃないよ(笑)。






『天地人』ブームで 新潟への経済効果は20億、
などと新聞にあったが、
そのブームも どうせ今年限り。

(太平記の里ブームだって、そうだった!)

精一杯 ブームに乗り、楽しんでもらいたい。

たとえば、快進撃を続けているアルビレックス新潟!の、

スタンドで応援するサポーターの頭上に
燦然と輝く直江兼継の「愛」の文字のように!!!(笑)。




会田工業所販売、「愛」のヘッドバンド、720円!



美味しいお酒と 山海の珍味と 温かいおもてなしで 
海水浴もスキーも、と欲張って遊べる土地なので
リピーターは増えるかもしれない。

大河ドラマの出演者たちは テレビのインタビュー番組に出演すると
決まって お酒の美味しさを語ってくれていた。

きっといい所なのに違いない、新潟!(笑)





サントリー美術館の この特別展では
直江状の他、
金色の屏風が多数陳列されていて
とても美しかった。

その絵の中の どれが兼継や上杉家の関連か、
という事が 隣のボードに解説されているので
とてもわかりやすく 興味深かったのだが

ゆっくり時間をとれなくて 前をササッと通って来てしまったのが残念!

屏風好きの方には 是非 じっくりとご覧いただきたい。



5 コメント

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アン ()
2009-07-07 22:14:17
餡子とは思わなかったけど、赤毛のアンかと思うた(汗)何の脈絡もないにねえ(笑)

天地人最初のころ見ていたけど見逃して以来見てない。
息子さん妻夫木クン似になった?あの小さい頃の可愛い写真から考えても無理はないねえ。

やっぱりドラマで紹介されると知名度も上がるし観光客も違うんでしょうね。

お酒ですか。飲まない私はどこの何が美味しいなんてことは分からないのが残念(涙)

美術館行きたいと思ってもなかなか時間が取れないようですが走りばしりでも見られて良かったですね。
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宮崎あおいちゃんの『篤姫』 (きらら)
2009-07-08 11:08:06
篤姫は、録画してまで熱心にみていましたよ~。

今は初回の週を見忘れていて、なんとなく見なくなってしまいました。
時々「妻夫木クンの濃い眉は好きなのに、おしいことをした」と思うのですが(^^;
もっと面白く深い世界があったのですねー!!
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新暦の七夕は雨でしたね~ (ジョルジュ)
2009-07-08 19:01:47
風さん、赤毛のアンも好きな私です(笑)。
息子が小さい頃には タッキーみたいになるかな? と思ってました。
あのままの可愛さならば 妻夫木クンみたいになれたはずでした・・・(涙)。
ドラマでやっているのを見たばかりだと 出てくる重要人物の名前に 役者の顔がかぶさって見えてくるので 歴史がわかりやすくなります♪
とにかく、美術館や博物館に行って雰囲気に触れるだけでも 
別世界に飛べます!(笑)

きららさん、
篤姫、かわいかったですよね~!
妻夫木クンも可愛いですよ♪
でも そのうちヒゲが生えたり 白髪になったりするのかしら?
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天地人 (とほ)
2009-07-15 07:34:17
いやー、テレビ見てません。(;^_^A

麻雀の役を思い出しました。天和、地和、人和。

人和を役満とするか、もめるんですよね。ヾ(ーー )ォィォィ

かぶとに「愛」なんてつけてた武将がいたんですか。
知りませんでした。
ま、現代のように、異性への感情に「愛」を
当時は使ってなかったのでは、と思いました。

また、アン・・・・
彼と相対する武将は、なんじゃそりゃーと
訊きたくなったことでしょうナ。

愛にいたっては・・・・

ヘッドバンド、安い~~。
でも、例のネズミの耳がついたカチューシャと
いい勝負のような気がします。
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天和、地和、人和 (ジョルジュ)
2009-07-15 11:15:36
マージャンはわかりません。 そんな役があるんですか!
白發中と大三元くらいは聞いた事がありますが。。
マージャン、調べてみると、案外、ふか~~いかも?

ヘッドバンドは ネズミのカチューシャよりも
着ける場所と場合によっては、ずっとカッコイイと思います。
アルビレックスが絶好調なのは もしかして‘愛’の力かも?
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