ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

備え怠りなく

2011-04-15 | 考えたこと
今回、
たまたま 我が家には
お米、味噌、醤油 が潤沢にあった。

冷蔵庫には いつものように 
肉・魚がカチコチに凍って冷凍庫にギッチリ入っていたし

食品庫には ラーメンに缶詰、佃煮も詰め込んであった。



ボイラーやドラム缶の灯油も ガソリンも 補給したばかりだった。

トイレットペーパーもそこそこあった。



花卉栽培農家から 野菜栽培に切り替えた義さんからは
ほうれん草と人参をいただいた。

白菜とキャベツやネギは
愛犬との散歩の時に出会う人たちに
「あるかい?」
と声をかけていただいており、

どこんちの畑に何があるか、は
だいたい把握できていた(爆)。



そんなこんながなかったら、
今回、もっとパニックになっていた事だろうと思う。













あるピンクの戦士の話。

地震に対する備えは万全だった。

物置には

練炭、練炭火鉢、カセットコンロ、カセットボンベ、布団、水、
トイレットペーパー、簡易トイレ用ビニール袋、ウエットテシュ、
テント、寝袋、石油ストーブ。

地震で家に入れなくなった時のための準備も万全だった。



今回、大地震の後、すぐに大津波警報が出た。

避難指示に従う。

たいした事ないだろうと思いながら、着の身着のままで。

けれど。







この写真が 家のあった辺りだという。

水も出ない避難所での生活。

ようやく水が出るようになって。

4月に入り、避難所をお引っ越し。






家もパソコンも流されて、
そんな中での ブログの更新。

さすがに滅多に更新はないけれど、
それでも ホッとして嬉しかった。

大きな余震があったと聞いて
それぞれ成長して関東に住む子供たちを
避難所から心配している。

親って、おんなじなんだよね。。













心からのエールと わずかな義援金を送るのみ。

顔も 名前も 住所も知らない、
私の大切な親戚・友人たちへと。







この子も 私の友達かしら? いつも同じ辺りをうろついている。






万全に備えていて
たとえそれが無駄になった経験があったとしても
生きている間は 
やはり 非常時のための備えを 
しておいた方がいいだろうと思う。

いつか 役に立つかもしれない。

(役に立たない事が望ましいが。)

(我が家の備蓄資材は 甚だ 不足している。)

(でも、やっぱり、食品だけは たっぷりある。。)



たとえ、東電や 
内閣府の 原子力委員会と原子力安全委員会や
経済産業省の原子力安全保安院なんかが
万全の備えをしてないとしても

だからといって 
国民が 災害への備えを 
同じように軽々しく考えてていい、という理由にはならないはずだ。

天災に対しても、人災に対しても。

(でも やっぱり、原発に対する備えは、なかなかなあ。。。)


5 コメント

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備え (scops)
2011-04-15 17:01:18
京都も、いつ大地震が来てもおかしくないと、ずいぶん前から言われています。幸い津波の心配はないんですけど、古い家が多いので倒壊や火事が心配です。
かくいう我が家も、築90年以上の古い町家なんで、物の備蓄以前の問題もあり・・・(苦笑)
でも備えはやっぱり必要ですね。役に立たないように祈るのみですけど。
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備え ()
2011-04-15 18:39:37
そうですよね。流されたら終わりだなどと思わないで、準備しておかないといけませんね。私が若いころは、高知市は台風や豪雨被害が多く、そのころの名残の懐中電灯(大小5個もある)早速全部点検して電池も入れて何時でもOKにしてある。蝋燭も新しい箱のままある。
食料は、どれもこれも賞味期限切れになっていたのでまた買い変えんといかん。期限前に食べて味を見ておくべきやった。
色々考えると気も重くなるけんど、備えが有ると言うことでちょっとは安心できるかなあとも思いながらも、なんか自分だけは被害に遭わんような気分でおります(大汗)
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いつも思うのは (ジョルジュ)
2011-04-15 19:44:15
scopsさん、
地震の時って、古い家が 真っ先につぶれますよね。。。
古い街並みや 昔のままの景観を残している所って、
軒並みやられてしまう、という事があります。
当地の近くにも 古い建物を安い賃料で貸して 町並みを残している街があります。
骨董品のような建物に 酔興で住んで 楽しんでいらっしゃる若いご夫婦を知っていますが
ご近所、まるごと やられてしまったそうです。
京都は・・・、確かに火事も心配ですね。
失いたくないものが 多すぎますものね。
どうしたらいいんでしょうね?
基礎工事だけをキチンとする方法もあるのですが
やはり お金がかかります(苦笑)。
(土建屋の社長はそれも得意で、手がけた当地の150年くらいの建物は 今回も一枚の瓦のずれもありませんでした。ただし、屋根は葺き替えましたし、壁も落としてバランスを取り直して 塗りなおしたようです。)

風さん、
昔は今ほど 便利じゃなかったせいか、備えは自己責任で 万全を期していたように思います。
台風の被害も 昔の方が ずっとすごかったように思います。
が、これは地域にもよりますね。
賞味期限が切れた食品は 我が家では お腹が丈夫な私が引き受ける事にしていますが、たいてい、大丈夫ですよ(笑)。
イマドキの防災グッズには ケータイの充電器なんてのも必要です。
あと、水。。。  水ねえ。。。
水たまりの水や お風呂の水を 飲み水に変える器具なんてのもありますが・・・。
どこまで備えるか、も キリがないものですね(苦笑)。
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震災と原発 (えびすけ)
2011-04-15 22:16:51
お久しぶりにジョルジュさんのブログにお邪魔します震災時はホントに辛かったですガソリン入れられなくて車がただの鉄の塊に見えたし。水は出ないし、余震は毎日何十回もだし、原発がヤバイと聞いて避難しなくちゃならないかも!って今だにスーツケースに避難用の荷物入れて部屋に置いてあります。食料品買い出しに開店前から並んだし。おまけに水まで原発であやしくなり買わなきゃならない。そんな中でも毎日が過ぎていき、仕事が通常に戻りつつあります。目に見えない放射能の恐怖もついつい流してしまいそうになります。そんなふうに暮らせる毎日に感謝しなくちゃとは思います。避難され家や家族を失った人を思いながら備蓄はホントに大切でした!ガソリンの目盛り少し減るとすぐ不安になります一日一日を大切に生きなくちゃと思います。
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いつも思うんですけど、 (ジョルジュ)
2011-04-16 14:33:25
「えびすけ」って、変わったHNですよね(笑)。
えびすけさん、お久しぶりです。
断水するなど、大変な思いをなさったのですね。
本当に大変な被災者の方々の事を思えば、なんでもない事だし、いくらでも耐えられる!
とは思うものの、長引くと それも辛い。
だからこそ、避難生活をなさってる方々は 今 どれほど辛いだろう、と思います。

どんなに備えていても 海に流されてしまった方もありますが
やはり備えはしておかないと、と思います。
予備のロールペーペーがあるというだけで、
狂気にかられるように 買いに走らなくて済みます。
毎日を<キチンと>生きなくては、と思いますね。

それにしても、原発、どうにかならないでしょうか。。。
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