ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

なんで農家は朝が早いか(3)

2005-04-26 | 明るい農村
おらあ、毎朝 5時には起きて、
座敷 掃き出して
湯 沸かして
仏様に 茶 上げてっから
新聞見ながら 茶を飲んでんだけどよ。
ヨメは起きて来ねえで、二階でぐーぐー寝てるよ。


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最近のキャベツ畑。
まだへろへろとして ‘巻き’がない。
いつ頃 結球してくるのかな?

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爺さん、あんたんとこのヨメが、フツーなの。
あのヨメは ちゃあんと働いて 給料もらって来てんの。

そのうえ あんたんとこの あのわがまま息子に付き合ってんだから、
それだけでもう 表彰状ものだよ!

と言いたかったが、言わなかった、
となりの爺さんは バイク事故で あっけなく逝った。



年寄りが‘イエ’の実権を握っているから、
農村の発展が遅いんだ。

これは ひとつの真実。



それから、子育て。
子守は年寄りの仕事。

そうすると、考え方が変わるのが ヒト世代遅れる。

これも、真実。



自治会での発言権は60歳くらいで ようやくもらえる。

定例会に出席するのは 必須!!!の義務だが、
みな押し黙って 何も発言せずに 終了を待つ。

一部の男性の年寄りだけが 皆に聞こえるように発言し、
議事は進んでゆく。

ムラは 都会の人には 想像も出来ないくらい
遅れている。



朝早いのは 年寄りの特性でもある。

熟睡するのにも 体力が要るとか。
科学的根拠は知らないが、納得してしまう。

そして 年寄りが 様々な事を牛耳ってきたから、
農村は 朝が早い。

これも、真実。



朝星夜星(あさぼし・よぼし)と風さんがおっしゃった。

その言葉の通り、
朝は日の出る前から、夜は 日没まで 
農民は 田んぼや畑で 身体を使って 働いてきた。

‘働き者’は 無条件に尊敬する私。
それは 母がやはり‘働き者’信奉者だった影響がある。



みんな 
モノの少ない戦後から、
いや、
天皇家が東京にお引越しする以前から、
ずっと農民は そうして生きてきた。

とても大切な事。
とても偉い事。

でも 不必要なまでに 古い因習にとらわれている人も
まだ残っている。

金田一耕介が出てきそうだ。



古い 美しい風習は絶やさずに
新しい考え方を どんどん取り入れる、
そういうのは 無理なのだろうか。

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