ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

不況

2009-02-22 | 明るい農村
ともあれ、世は 今 
未曾有(み・ぞ・う;笑)の経済危機にあるのだそうだ。

「世界同時不況」というのだそうだ。

漢字、6文字だぞ!(笑)



これまで 不況だ、不況だ、と マスメディアが喧伝していても
どこか 
「うそ~」という気分があったが

去年辺りからは
どうやらこれは ただごとではないな、
という雰囲気だ。

たとえば。







20日の朝に積もった、クリスマスローズの雪。
老犬はもう 雪が降ったからといって、庭で駆け回ったりはしないけれど。






冬になると
いつも白菜の漬物をくださる義さんちは、
花作り農家。

(最近は わさびも作ってるけどね;苦笑)

近所からは「花屋」と呼ばれている。

(キュウリ農家のことは「キュウリ屋」、
 トウ立ちさせて 種を採って売る農家は「種屋」と呼ぶ。)

その「花屋」の義さんちに 昨年 異変があった。

花作りを止めたのだ。




バブル崩壊の頃、義さんは

「花は不況に強い。

 人は一度 花を飾る生活を覚えると、
 多少は無理してでも 花を飾るものだ。」

と 得意そうに言っていた。

それが、どうやら、
世間では 花を飾る無理が できなくなっているらしい。



ハウスを自力で建てた息子さんは 勤め人になった。

子ども達を育てるためには それも仕方がないだろう。



義さんは 朝起きると 食事までにすませたい仕事が
ちょうど良くあったのだったが
今では 目が覚めてから暇でしょうがないので
ウォーキングに出ているという(苦笑)。






もちろん、
義さんが 歳をとって衰えつつある上に
時おり軽い脳梗塞の発作を起こしていて
だいぶ体力も落ちている、とか

もう それほど 無理できない、とか

そういう理由も 他にはあるだろうけれど
老夫婦で 畑やハウスで ワサビ、その他の野菜を作って 
(たぶん)年金ももらって 生活しているようだ。

(花屋さんも 出荷の時は 真夜中に車を走らせていたりする。

 もう少し別の方法はないのかな?と ずっと思ってたんだけど。)







同じく、チューリップの鉢に積もった雪。
飼い主の方は、雪が珍しくて カメラを手に家を飛び出した。






右肩上がりの成長が続く方がおかしい、と
ずっと私は思っていた。

ジグザグ、上がり・下がりがあるのが自然だろう、と。

けれど ここのところの不景気さには
どうも 不安を感じる。

せめて 義さんが 健康を(なるべく)維持して
長生きしてくれますように。



コメントを投稿