終結？停戦？

昨夜のこと。

亭主が突然、
「カラオケに行こうか。」
と言ってきた。

「ふたりで？」
と返す私。

「お前が風呂で
　でっかい声だして
　あんまり気持ちよさそうに歌うから。」

「ああ！
　
　あのね。」



それは１０月４日の夜。

テレビ「さんまのまんまスペシャル」に
さだまさし氏が出演したのだ。

さだまさしの前に　アルフィーが出ていて、
そこに加わる形で、ギターを持って。

懐かしい歌の数々。

変わらない声。

心に沁みるメロディー。

そして、楽しいおしゃべり！



スペシャルで放送時間が長いので
ビデオに録って　
昨日見たんだけど

なにしろ、可笑しい！

もう、ひとりで家にいるのに、
ゲラゲラ笑った！！

雨が降ってて
職人さんが来ていなかったからよかったけど、
もう、
ひさびさに、笑って、笑って、笑った。

声を出して、笑った！

それで今夜は　
お風呂で　さだまさしの歌を歌っていたのだ。

しかもきょうは　自分でも驚くくらい、気持ちいいくらいに、
でっかい声が出た！



その話をしたら
亭主が
「オレもそれ　見てた！」

出張で泊まったホテルのテレビで
ちょうどそこだけ見てたのだと言う。

見ていたテレビの話題で盛り上がる、
なんてこと、普段、あるだろうか？



あのね、
「檸檬」なんて字、かけないよね？普通。

ああ、昔、松山千春が、ＤＪやっててさ、
　「俺らより　ちっと頭がいいことひけらかしたくて
　　さだまさしは　檸檬なんてえ歌、作った。」
って言ってたんだよ。

なんでこんなこと　今でも　覚えてんだろ？

ああ、松山千春の声が聞こえるようだね、
「読めるわきゃ、ねーよな。」って。

そう、そう。

だとか。



「老眼だって。」
「オレも、なあ。」

だの、

「神田川を弾き出して　歌が始まったんで、
　あれ？あれ？って。」

だの、

まあ、いろんなことを。



さだまさしの歌を、アルフィーが
ちゃあんと、ギターで弾けて
歌を歌えて、
けっこう声もきれいで、
楽しくて嬉しかった。

あの番組の　あの時間だけは楽しかった、
そんな話で　ニコニコ笑いながら
おしゃべりをした。

いつもは
仕事の愚痴と　子供の愚痴とを
お互いに訴えては聞き役になっているばかりなのに。

こんなにしゃべったのは、

そして　こんなに笑いながらしゃべったのは

何年ぶりだろう？ってくらい、久しぶりだった。



「オレらもさ、
　そろそろ、子供抜きで遊びに出かけていい年なんだよ。」

「私たち、っていうか、
　子供たちの年が、ね。」

「そう、そう。

　今度、
　いっぺん、
　ふたりだけで行ってみたらどうなるか、
　カラオケに行ってみようよ。」





あれれ？

冷戦は、どこへ？





画像は昨夜のけんちん汁。

きのうは十五夜。

芋名月なら、サトイモを食べたいな、と思って、
ひさびさのけんちん汁。

ウチでは息子がネギを食べないので、
ここに刻みネギを入れ、七味を振って食べる。

サトイモ、にんじん、大根、ゴボウ。

これを、もう煮えたんじゃない？ってくらい炒めて、
豆腐を入れて　また　どうしたの？ってくらい、炒めて。

今回は舞茸入り。

あ。

こんにゃくを忘れた。。