ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

『クロスゲーム』

2012-01-29 | マンガ
『クロスゲーム』(全17巻、少年サンデーコミックス、小学館)は
あだち充の野球マンガ(と呼んでもいいのか?)である。

スポーツ用品店の息子がいて、
バッティングセンター(喫茶店も併設。でも、店名は「南風」じゃないよ)に
幼馴染の4姉妹がいて。

そのうちのひとり、ワカが死んじゃうんだけど、
この子の夢を実現させるために、
甲子園に向けて頑張っていく。

でも、双子の弟の方が死んじゃう名作の 『タッチ』とは、違う。 






   あだち充のストーリーって、 
                         ゆる~く進行する。
                         「スポ根」とは言わない。 






なんか、‘柳の下のどぜう’を狙ったようなストーリー。

で、当然のように、『タッチ』にくらべれば、駄作だと思う。

ついでながら、
出てくるペットは 犬のパンチじゃなくて、猫のノモ。

テレビアニメになっていた事は知らなかった。

ノモの声は、野沢雅子だって。 贅沢!(笑)。






東 雄平クン。    「おまえ、今 笑ったろ?」






最終巻で コウが アオに言う言葉。

「人が本当に亡くなるのは、
 その人のことを思い出す人が
 いなくなっちゃった時なんだよな。」



近年 よく聞くようになった言葉だと思う。

そして、それは、当たっているとも思う。













だから、時折、思う事がある。

私は忘れないよ、って。

私だけは、忘れないでいるよ、って。











こんなに忘れっぽい私だけどね。