ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

空芯菜のニンニク炒め

2008-03-17 | いろんな人
空芯菜のニンニク炒め、レシピは、コチラ(→家庭で出来る本格家庭中華料理



「君、日本語が上手だね。」

「あ、ありがとうございます!」

「日本に来て、もう長いの?」

「ええ、まあ。」

ウソは、ついてない。







庭のノビルは ひょろひょろと風にそよいでいる。
野焼きした土手では ようやくノビルが伸びてきた。







たまに 胸につけた名札を見る人がいる。

名札には 「日本人ですッ!」て感じの名前が書かれている。

「あなた、日本人なの?」

「半分、日本人なんです。」

これは、半分、ウソ。

でも そう応えると お客さまは納得して満足した顔になるという。



娘は 日本人と 日本人の間に生まれた、日本人。

でも何故か 東南アジアが好きで 
しかも 東南アジアの国の人に見える。

(私が見ても、見える。爆)







きょうの写真は、土手のノビル特集(笑)。







去年の春から 
東京の一歩手前のサイタマ県のアパートで ひとり暮らしを始めた娘は

こちらの駅前の学習塾で英語を教えるのは止めた。

学習塾というのは 帰りが遅く、
イライラ心配しながら帰宅を待ったものだった。

オマケに 受験生を担当すると 
相当 気を使う、ということだった。



そして
「まかない」狙いで? アジアンフードのお店でのアルバイトを始めた。



本当は 駅前留学の外国語学校の面接試験を受けたのだったが

採用だったら○日までに連絡します、という、その○日、
N○VAが破綻してしまったので、
とうとう連絡はこなかったという(爆)。



アジアンフードの店のアルバイトでは 
娘は自前のTシャツやキャミソールの上に 
上下揃いのアオザイを着るという。

きっと似合っているんだろうなあ、と思う。

そして、来客とは 冒頭にあるような会話がされるという。





高校生の時に 学校の企画したプログラムに乗って
東南アジア某国に 2週間ほどホームステイした娘の写真を見ると
娘は 誰よりも色が黒い。

ホームステイした家庭の高校生の娘さん(お父さんが中国人)よりも

そして
姉妹校になっている私立女子高校の娘さんたちの誰よりも

娘は色が黒い。

鼻も低い(涙)。

東南アジアの国から来ました、と言っても
誰も疑問に思わないだろうと確信している(笑)。






お店で働いているのは ほとんどがアルバイト学生。

それも 本国から来ている留学生たちで、
みんなとてもマジメだという。

問題は‘ことば’で、
彼らは日本語がたどたどしく、
娘は その国の言葉を全く知らなかった。

でも 隣の国などには
ホームステイしたり ボランティアで行ったりしたわけだし
だいたい 隣り合う国の言葉には共通項があるはずだから(?)

(だって、ほら、スカンジナビア半島辺りの国の言葉は似ているので 
ひとつがわかれば、聞けばなんとなくわかる、というじゃない?)
 
なんとか 覚えてきたみたい。

わからなければ、仕事が滞る(笑)。



娘が日本語を教え、彼らは 彼らの国の言葉を教える。

(なんかね、映画で見た『ブッシュマン』の
 ニカウさんが話す言葉に似た音があるんだよ。)

客とのやりとりで 意味が通じないことがあると
日本に来て20年以上(笑)の娘の出番になるらしい。

そして、お料理が美味しいので まかない料理が楽しみ!と、
娘は このバイトが気に入っているようだ。

長期休暇が終わってからは
週末に行って稼いでいる。

そして 
また ボランティアで 東南アジアのあの村にもう一度行くのだ、と
張り切っている。







焼けたところから萌え出でて来るノビルは かわいい形をしている。







夏に帰省した娘が 料理を作ってくれるという。

材料が足りないので 適当に買ってきて、というと
娘は 私が普段行かないスーパーへ行って 
空芯菜を見つけてきた。

お店では 空芯菜を 最初に軽く茹でて 
炒め調理の時間を短くするのだという。

ニョックマムがどうの、と言っていたが
私が持っていたナンプラーで代用してもらった。

美味しかった。 感動した。

もちろん、美味しさに、ではなく、
インスタントラーメンも満足に作れなかった娘の進化に(爆)。







私には ♡に見える。







サイタマ県の 娘のアパートのある辺りで
暴行殺人事件が起きて
こちらが心配する前に 本人がとても慎重になっている。

そう、そう。

なるべく早く帰るんだよ。

そして・・・・・・・・・、
アルバイトなんてどうでもいいから、
なるべく早く、卒業しておくれ(号泣)。