ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

『NANA』

2007-10-03 | マンガ
『NANA』、映画では『NANA 2』も公開された(→はてなダイアリー「NANAとは」

原作は 矢沢あい氏のマンガ。
(集英社、りぼんマスコットコミックス クッキー、2000・5・20~ )
(現在、18巻まで発売中。)

ハチこと小松奈々と ロック歌手の大崎ナナの 
ふたりの女の子の物語。

「何度読んでも面白いマンガ」というのは、
主人公の魅力もストーリー展開のよさも重要だけど

たいていは 脇役がイキイキしている。

このマンガもそうだと思う。

特に 奈々の親友の淳子ちゃん!(笑)






ウミブドウ。大好き。





「あひるんるん、あひるんるん」と
あふらっくのCMで歌っている 宮崎あおいちゃんを 
初めて『NANA』で見た時、

「そうか!

 そうよ!

 奈々って、こんな顔で こんな声で 
 こんな表情だったんだわ!」

と思えたのだった。



宮崎あおいちゃんが 
NHKの連ドラ「純情きらり」に出たり
大河ドラマで篤姫になったりするから
忙しくて出られなかったのか?

それとも ギャラが上がってしまって
交渉が決裂したのか?

『NANA 2』では
違う女優が奈々の役を演じている。



ドラマや映画になったら 誰が演じるか?を考える、

ファンにはそんな楽しみ方もあるだろうと思う。

まして このマンガには
カッコいいロック・ミュージシャンがゴロゴロ出てくる。

私も前回映画になった時に 
「ちょっとそれはないだろう」、
などと 画面に向かって呟いたり
「え~~! これが○○なの?」
と叫んでみたりしていた。

読者はそれぞれの思い入れをもって 
誰がどう演じるのかを見ているだろうから、
不満もやはりそれぞれあることだろう。

それも楽しみのひとつか。



『NANA』は テレビアニメにもなっている。

(のみならず、ゲームにさえなっている。
 やっぱり、あれか?
 恐怖の大魔王とのバトルを繰り広げるわけか?)

テレビの方は 一度だけ
声優の声を聞いて
あー、この声を持ってきたか~、よし、よし(笑)
とか思って見たけど

私はマンガで読めばいいので
テレビは一度だけしか見ていない。

このマンガ、
娘が 途中から あまり面白くなくなったから
もう買わない、と言っている。

わからなくもない(苦笑)。

だから ここ2冊ばかりは 私が買ってきた。



だって、この先どうなるか、すごく気になるんだもの。

それは 
各章の終わりにつづられた 
奈々 (または ナナ)の、独白のせい。




あの頃 あたしが もう少し大人で
ナナの弱さに気づいてあげていたら
今とは違う未来があったの?         (第4巻)

あの時 知らぬまに つないでいた その手を
本当は ずっと 
握りしめていたかった
いつまでもずっと              (第4巻)

ナナは あたしの憧れで
ナナのようになりたかった
ずっとそう思って生きてきたの
だからお願い
もう一度 歌って              (第5巻)

ねえ ナナ
夢が叶う事と 幸せになる事は
どうして別物なんだろう?
それは未だに分からないよ          (第6巻)

ねえナナ 
たとえば あたし達が
恋人同士なら
それは抱き合えば
埋められる程度の
隙間だったのかな
それとも こんな寂しさを
誰もが持て余しているのかな         (第7巻)

ねえ ナナ
もう がんばってなんて言わないから
好きな歌を空を見上げて歌えばいいよ     (第12巻)



ね~~っ、ね~~~っ、
この先にどんなことがあるか、すっごく気になるでしょ?(笑)

で、買っては 娘に
「ナナの最新刊、買ったよ♪」
なんてメールをしてる、バカ母なのだ、アタシわ。