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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

金蝶園分店 @岐阜県養老郡養老町

2019年11月08日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県養老町の「自由軒」での昼食後、自転車で近辺を散策。この辺りは路地も狭く、車1台通り抜けるのも難しいような狭い道も。こういう所で自転車は最高。自分好みの近代建築(明治~戦後期の主に擬洋風建築)がありそうな街なんだけれど、なかなかそれらしい建物は見つからない。路地に迷い込んでいると「金蝶園分店」の看板を発見。入ってみることにした。車も人もそう通らないような裏路地にあるので、「通りがかりで」とはなかなかならなそうな場所に店がある。”金蝶”といえば大垣市の饅頭屋だが、この屋号を掲げる店はあまりにも多くあり過ぎて、元祖や創業年もよく分からない(「金蝶園」と「金蝶堂」のそれぞれの系列が存在)。こちらもどの”金蝶園”の分店かは分からなかった(訊き忘れた)。店に入ると少々雑多な店内の台の上の盆に、種類こそ多くないがいろいろな饅頭菓子がずらっと平置きしてあった。他にも袋入りの菓子や干菓子なんかも置いてある。選んだのは「おだ巻」「栗大福」「草餅」「金蝶饅頭」の4種類。自分用であることを告げて包んでもらった。

家に持ち帰って包みを開ける。まず”金蝶”といえば酒蒸し饅頭。「金蝶饅頭」は薄皮であんこがたっぷり。中の餡が透けて見えるくらいに皮が薄い。酒蒸しの香りは少なめで、口に含むとあんこがしっかりと楽しめる。「おだ巻」はやや強めに焼かれた皮にあんこが包まれているが、デカい。あんこは最初から外に見えていて、軽く包んであるだけのように見える。大き過ぎて一度には食べ切ることが出来ず、まず半分だけ食べた。「栗大福」は粉ぶいた軟らかい皮で水気の多い餡と栗の粒が包まれている。しっかりとした甘さ。栗の香りがふっと鼻に抜けて旨い。「草餅」はプルンとした弾力ある皮。ちょっと時間を置いたから余計かな。熱い熱い緑茶を淹れて、どれも美味しくいただいた。(勘定は¥500程)

 


 

↓ 美濃高田の商店街の通り沿いにあった「なべ又商店」(建築詳細不明)。大きな日本家屋は「むくり屋根」。何を扱っている商店だったかは分からなかったが、大きな建物の正面脇に角が丸い窓の付いた入口や旭日柄の丸看板があった。

 

 


 

金蝶園分店

岐阜県養老郡養老町高田91

 

( 養老町 ようろうちょう 美濃高田 みのたかだ 金蝶園 きんちょうえん分店 和菓子 饅頭 まんじゅう 金蝶まんじゅう 酒蒸しまんじゅう かき氷 近代建築 )

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大須とんとん @名古屋市中区・大須 (※閉店)

2019年11月08日 | 名古屋(中区)

小雨降る大須で、アーケードの人混みを避けて「仁王門湯」でひとっ風呂浴び、汗を流して喉カラカラ状態。傘をさして歩いて目指したのは、細い路地(写真下)を奥へ入った所にある居酒屋「とんとん」。以前この辺りを歩いていた時に赤提灯と縄のれんがいい感じだなァと覚えておいた店だ。

 

佇まいは昭和路線を意識しているようだが、店自体はまだ新しいはず(後から調べたらしっかりと作り込まれたHPもあったのでどこかが経営している店かも)。平日でも早い時間から店を開けているようだ。店に入るとカウンター席と小さいテーブル席が並ぶ。店員は若い男性2名。カウンター席には賑やかな先客が居たので小さいテーブル席に腰掛けた。何はなくともまずは瓶ビール。メーカーは3つ揃っていたので、注文したのはサッポロの「ラガー(赤星)」の大瓶。

カラッカラの喉に冷たいビールを流し込む。…シミルーッ。お通しのマヨネーズで和えたスパサラダだけで1本呑めそうだったが、流石にそれは止めて(笑)、「串揚げ」の豚、海老、うずら玉子をお願いした。テレビを見ながら待っていると、やや時間がかかって「串揚げ」が登場。値付けが安いから仕方がないが、それぞれの串は小さくて、豚は肉の食感に乏しい。ソースをかけていただく。店の方針で仕方がないのだろうが、最初に出てきた品がこれだと「よーし、食べよか―」という意気込みの出鼻が挫かれて高揚感が急下降(苦笑)。キャベツが添えてあったので、それも突っつきながら大瓶を空にした。本当は腰を落ち着けて呑もうという気マンマンだったのだが、ビールのお代わりと名物だという「どて煮」はまた別の機会に。(勘定は¥1,200程)

串かつ居酒屋 大須とんとん

愛知県名古屋市中区大須2-13-17

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす とんとん 串かつ 串あげ 居酒屋 酒場 サッポロ赤星 銭湯 閉店 廃業 )

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Hit / Peter Gabriel

2019年11月07日 | クラシック・ロック

 

HIT / Peter Gabriel (2003)

2003年に発売されたピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)のコンピレーション盤2枚組。1枚目が「Hit」で、2枚目は「Miss」と区別されている。自分が彼のアルバムを買ったのはMTV全盛期の「So」('86)が初めて。大ヒット曲「Sledgehammer」辺りのPVは本当に面白かった。そこが入口だったので、ジェネシス(Gennesis)時代や、ソロ初期は全然聴いたことが無く、その後も後追いしなかったので、このベスト盤では初めて聴く曲が多い。雑誌などで見ていた初期の奇抜なステージ衣装のイメージが強かったので、80年代のダンディーな姿との違和感が大きかったが、「So」収録のとことんまでポップな楽曲は嫌いじゃなかった。

クレジットを見てみると、ロバート・フリップ(Robert Fripp)やトニー・レヴィン(Tony Levin)など当たり前だがプログレ畑のアーティストの参加が目立つ。特にトニー・レヴィンはほとんど全曲参加じゃないかというくらいの頻度。他にもデュエットでヒットを放ったケイト・ブッシュ(Kate Bush)との相性は言わずもがな。珍しいところではポリス(The Police)のスチュワート・コープランド(Stewart Copeland)や、旧バンドメイトのフィル・コリンズ(Phil Collins)の名も。やはり個人的に耳に残るのは「So」収録曲だが、アルバムとしての評価が高い初期の音源がとても良かった。忘れてはいけないのが1980年のサード・アルバムに収録された1-12「Biko」。当時、南アフリカ共和国のアパルトヘイト政策に反対した黒人活動家、スティーヴ・ビコ(Steve Biko)の死を歌った曲で、後のロック界の反南アフリカ政府活動(Sun Cityなど)の先駆けとなったロック史に残る重要曲。

オークションにて購入(¥527)

  • CD  (2003/11/4)
  • Disc : 2
  • Format: Original Recordings Remastered , Import
  • Label : Geffen Records
コメント (2)
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稲葉家 @岐阜県岐阜市

2019年11月07日 | 岐阜県(岐阜)

かつてはラーメンの食べ歩きで東京、大阪をはじめ色んな土地に遠征したけれど、近年はとんとご無沙汰。今だって好きなので食べていない訳ではないが、新しめの店をこのブログに載せることはほとんど無い。この日は岐阜市内で開店当初から評判の家系ラーメンの店「稲葉家」に寄ってみた。何でも”今、岐阜で一番…”なんていう噂を聞きつけて…。自分は家系ラーメンを食べた経験が少なく、元祖の店でも食べたことがないのであまりどうのこうの言えないが、こちらの店の主人は千葉県柏市の「王道家」(吉村家直系、現在は離脱)で修業したそう。店に着くとやはり10人位の待ちが出ている。さすがの人気だなァ。

わりと早く回転し、店内の券売機で「ラーメン(並)」を購入。中にも待ちがあるのでもう少しの辛抱。まだ新しい店ということもあるがピカピカの店内で、客が去る毎にテーブルを消毒するのはさすがに後進の店だけあってしっかりとしている。入口側のカウンター席に案内され席に座ると主人の所作もよく見えるが、主人自身がかなりの綺麗好きとみた。途中で「スープの調整の為、しばらくお待ちください!」と主人の声。こちらのスープは作り足しらしく、途中で寸胴鍋にガラやゲンコツが加えられていく。味見してさらに追加。この過程で時間がかかるのだろう。でもこれで味を整えるって難しいだろうナ。

しばらくして「ラーメン(並)」が到着。濁ったスープの水面にはチャーシュー、ほうれん草、刻みネギ、そして海苔が3枚と家系定番の具材(ちなみに仕様は全て”普通で”とお願いしてある)。カエシ強めのこってりとした豚骨醤油味のスープ。一世を風靡した組立のスープだけに懐かしくも感じる味わい。オッサンの身には普通仕様でもやや濃いめに感じる。断面が楕円の太ストレート麺を手繰っていく。麺肌がつるんとした感じで口当りがいい。薫香のついたチャーシューは噛み応えあるもの。それぞれ丁寧に作られている印象で旨い。家系定番のライスまでは手をださなかったが、久しぶりに”新しめの”ラーメン(笑)を食べたなァ。(勘定は¥700)

家系ラーメン 稲葉家

岐阜県岐阜市上土居1-5-2 プラズマビル1F

 

( 岐阜 ぎふ いなばや 家系 いえけいラーメン 王道家 吉村家 豚骨醤油 )

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大富食堂 @愛知県知多郡武豊町

2019年11月06日 | 愛知県(三河)

愛知県の武豊町へ初めての遠征。朝早くから近代建築目当てで周辺を廻り、ちょっと早めの昼食に寄ったのは名鉄・富貴駅近くの食堂「大富食堂」。事前に調べていた訳ではなく通りすがりで、まだ11時にもなっていなかったが”営業中”のサインが出ていたので入ってみることに。道路を挟んだ向かいに駐車場があったので車を停めて店に向かう。店内にはテーブル席、カウンター席、小上がり席がある。口開けの客だったのでテーブル席に座らせてもらった。ご夫婦で賄っていらっしゃる様子。店の感じから老齢の方がやっていらっしゃるのかなと想像していたが、そうでもなかった。卓上のメニューには麺類、和洋定食、焼肉まで載っているが、別に壁に貼ってある品書きを見ると、すぐ横は三河湾という立地もあってか刺身関係の単品が沢山。魚介の種類も豊富。ウニ丼なんかもある。魚介類をいただくつもりで入ってこなかったので、大人しく「大富定食(並)」というものを注文した。もちろんこの時点でどういう内容の定食なのかは全く分からない。後客は入ってすぐに刺身などの単品とビールを注文していたので、呑みで使う客も多いのかもしれない。

しばらくして「大富定食(並)」が登場。給仕の奥さんが「今日はシマアジのフライです。」と言ってくれたので、フライの内容は日によって変わるのだろう。その他には厚めのチャーシューが2枚、ケチャップのたらされたオムレツ、ケチャップ味のスパゲッティ―、トマトやキュウリの生野菜サラダなどがのっている。漬物2種と味噌汁も。特にシマアジのフライがイイ。フライ物だってやはり鮮度の良いタネを使うとより一層旨いよネ。チャーシューは肉厚で味もしっかりとしていて食べ応えがある。メニューに載っている「チャーシューメン」にも使うんだろうなァ。この定食はご飯で食べるのももちろんいいが、ビールの供にしたら最高だろう。ビールを呑んでる客がうらやましい。呑みで使ってみたいな。名鉄電車に乗ってここまで来るかナ?(笑)。(勘定は¥850)

 


 

 ↓ 「豊石神社」の敷地内に建つ煉瓦倉庫(建築詳細不明)。境内に唐突な赤煉瓦の建物。祭事に使う幟などが収納されているそう。伝統の「大足区祭礼」では手筒花火を使うそうだから、そのためにも煉瓦造り?

 

 ↓ 「豊石神社」のすぐ東側に建つ民家の倉庫らしき建物(建築詳細不明)。入口が見えないのでどんな用途かはよく分からないが、屋上部分のデコレーションが目を引く。

 

 ↓ 「旧国鉄武豊港駅転車台」(昭和2年・1927・建造、のち補修)。かつてあった「武豊港駅」に隣接する石油会社に貨車を出入りさせるための転車台だったそう。忘れ去られていた物を平成11年になって小学生に発見された(!)のだとか。保存修理され見学出来るようになっている。詳しくないが「直角二線式」は非常に希少なのだとか。国登録有形文化財。

 

 ↓ 転車台のはす向かいに建つ煉瓦造りの建物(建築詳細不明)。醸造所跡(山田屋倉庫?)や銀行跡(旧・中埜銀行武豊派出所?)という記述がある建物だが結局調べてもよくは分からなかった。木製窓枠に彫られた「S」の意味は?。なぜ屋根頂部に立膝の僧のような像が?。

 

 

 


 

大富食堂

愛知県知多郡武豊町冨貴外前田2-7

 

( 武豊町 たけとよちょう 富貴駅 ふき駅 大富 おおとみ おおとみしょくどう 食堂 大衆食堂 麺類食堂 定食 ランチ 洋食 焼肉 海鮮丼 近代建築 名鉄河和線 名古屋鉄道 )

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若旦那21 @名古屋市瑞穂区・瑞穂区役所

2019年11月05日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

カレーうどんが食べたくなって未訪の「若旦那21」へ(写真の照明看板が白トビしています)。変わった名前の店だが、こちらは「鯱乃家」の系列の店だそう(この系列の店が少なくなってきてしまった…)。道を挟んだ駐車場に車を停め、暖簾をくぐる。カウンター席といくつかのテーブル席が並んでこじんまり。カウンター席はいくつか空いていたが、あとはしっかりと客が入っていた。カウンター席に座り、一応品書きを拝見(頼むものは決まっている)。この系列では冷たい麺に熱いカレーをかける食べ方を「冷(つめ)カレー」「冷たいの」なんてい言うが、こちらではちゃんと品書きに「冷カレーうどん(麺のみ)」と書いてある。自分は熱々の餡かけタイプのうどんが得意でないので、カレーうどんの時も出来る事ならこの方式で食べたい。なのでもちろん「冷カレーうどん」を注文。

混んでるナ、なんて店を見回したりしていたら、麺上げを確認できない程あっという間に「冷カレーうどん」が出来上がった。箸を割り、早速うどんを手繰っていく。丼ぶりの中には厚めの揚げが2つ、赤い縁の蒲鉾が2枚、ネギ、豚肉が見える。手打ちだといううどんはいわゆるコシが強くなく、もちっとした口当たりのもの。うどんを引きずり出していると、名古屋のカレーうどんらしいポテッとした黄色いカレーがだんだんうどんに絡んでくる。辛味は強くなく万人に食べやすいカレーだ。カレー餡は熱々だが、うどんを水にさらしているので相対的に温度が下がり、するすると喉を通っていく。旨かった。10分とかからず勘定してもらい、店を出た。(勘定は¥780)

 

若旦那21

愛知県名古屋市瑞穂区東栄町8-17-2

 

( 名古屋 なごや わかだんな21 鯱の家 本店鯱乃家 しゃちのや カレーうどん 若鯱家 わかしゃちや 登録商標 つめカレー ひやあつ )

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自由軒 (2) @岐阜県養老郡養老町

2019年11月04日 | 岐阜県(西濃・老舗)

秋晴れの下、久しぶりに岐阜県養老町方面をドライブ。昼食は洋食屋「自由軒」へ。創業は戦後すぐの昭和23年(1948)。前回訪問時はバイクだったが今回は自動車。表の駐車場はいっぱいだったので、建物裏にある駐車場に車を停める。少し前に改装されたそうで建物も塗り替えられていて、以前あった”寿し”の看板も無くなっていた。中に入ると客席が広くなってちょっと綺麗になっているようだ。厨房側の様子は変わらず。ご高齢の先代夫婦(たぶん)ともう1人、それに現主人と若女将の5人が中に。テーブル席に座って注文を思案。洋食屋なので真っ先にデミグラスソースを使った料理を味わってみるべきかなと思っていたが、表のホワイトボードに書かれていた「サービス定食」に”海老フライ、かにクリームフライ、厚あげねぎバンバン(?)”と書かれていたのを見て、つい「サービス定食を。」と言ってしまった(前回も「サービス定食」だった・笑)。昼時とあって後から何人も客が入ってきたが、店の人との会話から地元の人が多そうだ。

しばらくして「サービス定食」が登場。平皿の上には海老フライ、かにクリームフライ、ウインナー(半分)フライがのっている。正体不明の”厚あげねぎバンバン”は弁当で使うようなホイルに入っている。他には切干し大根の煮物、生野菜のサラダ、パインが2切れ。これにやや多めのご飯と味噌汁の盛り沢山な布陣。”サービス”とあって海老フライやカニコロは小さめ。タルタルソースやウスターソースでいただく。気になっていた”厚あげねぎバンバン”は、厚揚げと刻みネギを一緒に炒めて醤油で味付けしたもの。何で”バンバン”なのかは不明(笑)。何しろ多彩なので食べ飽きない。美味しくいただいてお腹がいっぱいになった。でも次こそはこの入口のトラップに引っ掛からないようにしてデミグラスソースを使った料理を味わってみよう(でもきっとまた…)。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 店の最寄りの養老鉄道「美濃高田駅」(大正2年・1913・建造)。鉄道には詳しくないが、合併や分離を経て、旧・養老鉄道~揖斐川電気~養老電気鉄道~伊勢電気鉄道~養老電鉄~参宮急行電鉄~関西急行鉄道~近畿日本鉄道~現・養老鉄道という複雑な歴史を辿っているのだとか。養老鉄道の駅舎はどこも味のある建物ばかりで見て回るのも楽しい。

 

 


 

お食事処 自由軒

岐阜県養老郡養老町高田967-1

 

( 養老 ようろう 養老町 美濃高田 みのたかだ 自由軒 じゆうけん 寿しと洋食の自由軒 洋食 食堂 近代建築 ミズノ ミズノテクニクス株式会社 プロ野球選手 )

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The Best Of Volume 1 / Depeche Mode

2019年11月03日 | オルタナティヴ・ロック

The Best Of Volume 1 / Depeche Mode (2006)

1980年にデビューしたイングランド出身のシンセ・ポップ・バンド、ディペッシュ・モード(Depeche Mode)のベスト盤。「イングランド~」と書いたが、この記事を書くまでずっとドイツのバンドだと思っていた(笑)。自分が彼らの音楽を初めて聴いたのは1984年のヒット曲「People Are People」だったが、その曲のPVの雰囲気と、コラージュされた音から勝手に思い込んでいたようだ…。その頃のイメージが強くて、後に”オルタナティヴ・ロック”として飛躍した90年代の作品は、コンピ盤やカヴァーされた楽曲を聴いた程度であまり聴いてこなかった。名曲「Personal Jesus」も本家を聴くよりも先にジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)やマリリン・マンソン(Marilyn Manson)のカヴァーの方を先に耳にしていたと思う。

何と説明していいか分からないが、音はエレクトリックなのに曲としてはアコースティックな感触がする曲群。こんなにいい曲が沢山あるとは知らなかった。もちろんポップな曲もあるのだが、どこか影があり、耳に残る。しかも音的には全然違うのだが、曲調やコード進行がブルーズを思わせるものも多いのが意外だった。80年代のシンセ・ポップ・バンドは90年代になると、途端に古臭い音に感じられて忘れ去られたバンドも少なくないが、彼らは上手くオルタナティヴに移行したようだ。「オルタナティヴ・ロック」の定義は難しいし、ジャンルの境界線も特徴もあってないようなものだけれど、あの時代にリアル・タイムで聴いていた自分には、何となく音の感触というか空気感で”オルタナ”が感じられる(自分の個人的なキーワードは”リック・ルービン”)。ずっと活躍しているわりに、メンバーは色々な問題を抱えていてキャリアを通じて順風満帆ではなかったようだが、気に入ったのでオルタナ期のアルバムを1枚買ってみようかな。 

オークションにて購入(¥527)

  • CD  (2006/11/14)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Mute
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麩兵 (3) @岐阜県岐阜市

2019年11月03日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の御鮨街道(かつて長良川で獲れた鮎を使った熟れ鮨を江戸に献上したといわれる街道)沿いにある麩・湯葉の専門店「麩兵」へ。創業は天保7年(1836)。大好きで時々寄ってはいるが、店舗が日曜休みだし、要冷蔵なのであまり頻繁に買うことが出来ないのが残念。この日は祝日で開いていたので酒のつまみを買って帰ろうと覗いてみた。ガラスショーケースの中には様々な種類の生麩や湯葉、加工品が並んでいる。この日購入したのは「利休麩」と、お気に入りの「よもぎ生麩」。勘定をしてもらったら「”おから”お使いになりますか?」と言われたので有難く頂戴した。

「利休麩」は麩の醤油漬け。油で揚げてあるのだそう。そのままカットして山葵をちょこんとのせいただく。見た目から粘度があるのかなと思いきや、口当たりは意外とあっさり。醤油味は中まで滲みていて旨い。この日は戴いた伏見の某純米大吟醸酒と合わせたが、ちょっと綺麗過ぎて「利休麩」の味が勝ってしまったかな。「よもぎ生麩」はオリーブオイルと少量の塩でソテーしてみた。これは安い白ワインで。よもぎは言わばハーブなので、ちょうどいい感じ。バターでもいい。貰ったおからで卯の花を作った。具材は人参、葱、揚げ、戻し椎茸。”無限つまみ”で酒量が上がってしまう…。(勘定失念)

以前の記事はこちらこちら

 


 

↓ 来る度に写真を撮ってしまう「旧・石原美術(旧・日下部合資会社事務所)」(大正2年・1912・建造)。入口から中を覗いたが、もう使われなくなってしまったようだ。

 

 

 

 


 

麩兵 

岐阜県岐阜市米屋町15

 

( 岐阜 ぎふ 鮎鮨街道 ふひょう ふ あわ麩 粟麩 酒肴 老舗 近代建築 マンサード屋根 都市景観重要建築物 )

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米常 @名古屋市緑区・鳴海

2019年11月02日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

初めて東海道五十三次の40番目の宿場町、鳴海宿辺りの古い街並みを散策。少し汗ばむくらいの秋晴れの下、自転車を走らせる。近辺で昼食場所を探すも、チェーン店以外の飲食店は意外と少なくちょっとウロウロ。結局、鳴海駅の北側、旧東海道沿いにあった「米常」に入ってみた。1階が駐車場になっていて2階が店舗になっている。その駐車場がちょっと情報過多でカオスな空間(笑・写真下)。

階段を上がってかつては食品サンプルが飾ってあったろうショーケースを横目に店内へ。中は古(いにしえ)の喫茶店風情で、道路に面したガラス窓が高く、奥にも広い様子。その窓際の1段下がったような所にテーブルが並んでいたので座らせてもらった。窓から入る日差しが眩しい。最初は混んでなかったが、次から次へと客が入ってきて大賑わい。流行ってるなァ。客の年齢層はやや高め。見せてもらったメニューには様々な定食が並んでいる。とんかつなどの揚げ物や、オムライス、スパゲッティーなどの洋食が多いが、メニューとは別にホワイトボードには刺身定食なんかも書いてあった。どれにしようか迷ったが、メニューの2番目に”いろんなおかずの盛り合わせ”」と説明してあった「Aランチ」というのにしてみた(ちなみにメニュー先頭は「日替りランチ」)。

しばらくして「Aランチ」登場。楕円の白い平皿に盛られたランチは、目玉のせミニハンバーグ、海老フライ、チキンカツ、魚フライ、生野菜サラダと盛り沢山。まるでお子様ランチ。それに大根と揚げの煮物の小鉢、赤だし、漬物、ご飯が付く。フライ物は薄衣でサクッと揚がっている。この価格で海老フライが2本って素敵。添えられたタルタルソースやくし切りのレモン、ソース、ハンバーグのデミソースなどを駆使して色んな味を味わいつつ、ご飯をかっ喰らっていく。旨い。なるほど人気がある訳だ。車の運転が無かったら、これご飯抜きにしてもらってビールを…。他の客に運ばれたオムライスやスパゲッティーも旨そうだ。こっちの方にはなかなか来ることがないが、来たらまた寄りたいなァ。(勘定は¥980)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 鳴海宿と池鯉鮒(知立)宿の間にある有松の風情ある街並み。漆喰壁の商家の建物が多く、時代によって(大名などを上から見下ろさないように)2階部分の高さが違ったり、格子、虫籠(むしこ)窓になっている。どこの軒先にも平仮名で”ありまつ”と染められた有松絞りの暖簾が掛かっているが、正直あまり街並みに合っているとは思わないんだけれど…。

 

 

↓ 「竹田家住宅(旧・竹田嘉兵衛商店)」(江戸末期建造)。屋根にあるのは明治時代に設置されたというガス灯だそう。市指定有形文化財。

 

↓ 「中濱家住宅(中浜商店、旧・山田与吉郎家住宅)」(明治中期頃建造)。国登録有形文化財。

 

↓ 「服部家住宅(井桁屋)」(文久元年・1861・建造)。間口が広く大きな建物。木造なので”うだつ”とは違うかもしれないが屋根の造りが見事。県指定有形文化財。

 

↓ 「棚橋家住宅」(明治8年・1875・建造)。戦前~戦後は医院として使われたのだそう。屋根には「鍾馗様」(邪気から家を守る)の姿が。国登録有形文化財。

 

 


 

 

キッチン 米常

愛知県名古屋市緑区鳴海町本町51

 

( 名古屋 なごや 鳴海宿 有松 ありまつ こめつね キッチン米常 洋食 定食 ランチ 鉄板スパ 鉄板スパゲティー 食堂 レストラン 近代建築 有松絞り 登録有形文化財 )

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