ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Soul Of A Man / Various Artists

2013年08月18日 | ブルーズ

Scorsese_500

The Soul Of A Man (A Film By Wim Wenders) / Various Artists (2003)

「Martin Scorsese Presents」と冠が付いているマーティン・スコセッシ監修のブルース・ドキュメンタリー映画のうちのひとつで、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督のエピソードのサントラ盤。このシリーズはアメリカのPBS(日本で言うNHK教育みたいなもんか)で放送されたプロジェクトで、「The Blues」と名付けられ、ブルース音楽の集大成となる内容のようだ。というのも自分はまだ見た事がない。全部で7つの異なるエピソードで、すでにDVDでも発売されているが、少し値段が高くいまだに見送っている。こういうのは出来れば日本盤で字幕が欲しいし…。

このCDではいわゆる定番曲と違い、かなり毛色の変わった曲が集められている。時代も様々だが、多くは2000年代の録音で、現代の新しいブルースとして組まれたのだろうか。ただ多くの曲のスタイルはオーソドックスなブルース・スタイルなので、アーティストに焦点をあてているのだろうか。5や13や14など、現在進行形のアーティストもブルースという視点から捉え直しているのが象徴的。ルー・リード(Lou Reed)の4や20も新しい録音だが、いつものルーとは雰囲気が違い、ハスキーで潰れたような声で歌っている。

映像あっての企画だとは思うが、このアルバムに限らず選曲されたアーティストはそれぞれ凄い名前ばかり。個々のアーティストのブルース・ベスト盤も同企画から発売されており、プロジェクトの壮大さが凄い。いつかぜひ日本盤で…。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2003/9/9)
  • Disc: 1
  • Format: Soundtrack, Import
  • Label: Sony
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