流星とバラード / 東京スカパラダイスオーケストラ (2010)
東京スカパラダイスオーケストラのシングルCD。ヴォーカル・ゲストに奥田民生を迎えている。でも恥ずかしながらこの曲の発売時には彼ら(奥田とスカパラの両方)に対する興味が薄れていた時期で買っていない。楽曲は作曲を川上つよし、作詞を谷中敦というスカパラの2人が担当。奥田は完全にゲスト扱いだが、相変わらず相性のいいところを見せていて、「しっくりきて」いる。普段の奥田民生の音楽にはあまりラッパは入ってこないが、スカパラと組んだ時のソウルフルな展開はあの声にピッタリ。スカパラの用意する楽曲も相変わらず歌詞は難解だが、オシャレになり過ぎずかっこいいい。
奥田民生とスカパラと言えばもちろん2002年の「美しく燃える森」。超の付く名曲。自分の中では過去最高に好きな曲とも言えるし、個人的には奥田民生の全キャリアの中でも最高のヴォーカル作品だと思っている。この曲の存在があるのでどうしてもこのシングルはそれを乗り越えられないジレンマがつきまとう。楽曲の構成というかタイプも似ているし、ストレートに理解しづらい歌詞もそう。かっこいいんだけれど。もういっそのことこの2組で1枚アルバムを作って欲しいというのが本音。この2曲と違うタイプの曲でどんなことが起こるのかとても興味があるなぁ。
中古店にて購入(¥80)