ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

エアロスミス @名古屋・日本ガイシホール

2013年08月12日 | ライヴ(日本公演)

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エアロスミス (8月11日・名古屋 日本ガイシホール)

エアロスミス2年ぶりThe Global Warming World Tourでの来日公演。初日は関東で「AEROSONIC」と題してB'zとの共演。B'zのファンには悪いが、名古屋がそれじゃなくて本当良かった…。それにしてもそれ一回だけっていうのは関東のファンにとってはちょっと可哀相。完全にこの日がツアー初日という感じ。

正直今回は行こうかどうか迷った。というのも2011年12月以来という短いインターバルだし、アメリカやアジアのツアーではセットリストも大してその頃と変わらず、ニューアルバムの発売もあったが、アルバムからの曲をほとんど演っていないこともあり、新鮮味がなさそうだった。ま、でも彼らも年齢的に難しくなってくるし、特にベースのトム・ハミルトン(Tom Hamilton)は病気もあり、これからツアーは厳しくなるんじゃないか、という思いがあったので、公演の1週間前に思い直してチケットをゲット。15,000円のプレミアムS席14列目というなかなか良い席だった。

この日は全国的に猛暑。もちろん一部では名古屋の暑さは別物と言われている位なので本当に暑い。会場に着いてみると予定時間に開場しておらず、入場に長蛇の列。もうこんな暑い日はペットボトルの持ち込みくらい許したらどうだろうか。やっと入場してみると休日ということもあってか結構な客入り。

イントロのあと公演開始。おー、肉眼で見るスティーヴン(Steven Tylor)とジョー(Joe Perry)はやっぱり目茶苦茶かっこいい(前回はスタンド席だった)。特にジョーは男でも惚れてしまうよ。彼を見ると顔といい、佇まいといい、「科学忍者隊ガッチャマン」のコンドルのジョーを思い出すのは自分だけか。心配だったトムは思いのほか元気そうだったが、姿はやはり…。ステージの基本レイアウトは前回公演と変わらず。スティーヴンは高い音域が続く時はサポートと分けあう事が多いが、結構声も出ていて、ここぞというところではしっかりシャウトして絶好調と言ってよさそう。6曲目までは予想通りの展開だった。

ジョーがヴォーカルを取る時になって、予想していたのは過去のセットリストから九分九厘「Stop Messin' Around」だったが、「Combination」で来た。おっ?と思うと次からサプライズが! ジョーのMCが入り、「大事な友人Nobuの誕生日だから、ここ何年も演っていない曲を5曲…」とステージに彼を呼んでケーキと共にお祝いした後、怒涛のレア曲連発。もう最初の「Let The Music Do The Talking(邦題:熱く語れ!」で感涙。その後もあっと驚くような夢の選曲。これを日本だけで演ってくれるあたり、彼らの日本への特別な思いが伝わってくる。自分はNobu氏がどんな人なのか知らないが、ステージに呼んでもらって、特別な選曲を用意してもらい、メンバー(特にジョー)の満面の笑顔を貰えるなんて、同じ日本人として本当に誇らしい。正直、そのレア5曲は本当に突然用意されたものだったのか、スティーヴンとヴォーカル・サポートをしていたキーボード奏者との間で分担?で揉めたり、終わり方がグダグダだったりと演奏的には大したことなかったかもしれないが、いやぁ、イイもの見せてもらった。

<セットリスト>
01. Draw The Line
02. Love In An Elevator
03. Oh Yeah
04. Jaded
05. Cryin'
06. Last Child
07. Combination
- Happy Birthday Nobu -
08. Let The Music Do The Talking (2004年以来)
09. Kings And Queens (2010年以来)
10. Beyond Beautiful (2002年以来)
11. Full Circle (1999年以来)
12. F.I.N.E. (2002年以来)
13. I Don't Want To Miss A Thing
14. No More No More
15. Come Together
16. Mother Popcorn
17.Walk This Way

---Encore---

18. Dream On
19. Sweet Emotion

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