ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best of The Animals

2013年01月10日 | クラシック・ロック

Theanimals

The Best of The Animals (2000)

日本で洋楽ロックが語られる時にいつもほとんど無視されているアニマルズ(The Animals)。初期の黒っぽさといったらストーンズ(The Rolling Stones)やゼム(Them)と肩を並べるか上回る位だけれど、その後のグループの変遷がややこしいからか、ヒット曲もあったのにいつも過小評価バンドの筆頭だ。

このベスト・アルバムは乱発されたいい加減なベスト盤の中ではまともな体裁で、大ヒット1、2を含み、選曲も初期のみに限られているので分かりやすくていい。カヴァー曲がほとんどなのだがやはりエリック・バードン(Eric Burdon)のヴォーカルは天下一品。カヴァー曲には素直なものとひねりを加えたものがあるが、どちらも洗練されたアレンジと貫禄のあるヴォーカルで充分に「らしさ」が出ている。

最近は同時期に活躍したクラシック・ロック・アーティストの充実した活動が目につくが、エリック・バードンは何をやっているんだろう?

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2000/6/17)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Emd Int'l
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    Pirates Of Destiny / The Sex Pistols

    2013年01月09日 | パンク・ニューウェーヴ

    Pistols

    Pirates Of Destiny / The Sex Pistols (1989)

    パンク関係の音源を発表していた「DOJO」レーベル。多分今は存在していないんじゃないかと思うけれど極稀にクオリティは低いが気になるタイトルを発売していた。このピストルズ(The Sex Pistols)のアルバムはジョン(John Lydon)他のダイヤログ、ライヴ音源(Sid Vicious参加と書いてあるが本当かどうか…)、スタジオ・デモ音源などで構成されている。

    ありがちだがクレジットは大雑把で役に立たないのが残念。大昔に「Some Product」というどうしようもないごった煮のアナログがあったが、あれよりは音楽も聴けてまとまりがある。初期プロデューサーのデイヴ・グッドマン(Dave Goodman)の名前があるところを見ると音源の出所は彼の近辺だろうか。寄せ集めのひどいアルバム、と一蹴したいところだが、これはこれで雰囲気がありなかなかいい。変に小奇麗なコンピよりもカンジが出ていて意外と楽しめる。

    76年のChris Speddingデモやサントラの「グレート・ロックンロール・スウィンドル(The Great Rock'n Roll Swindle)」にも収録されていたスタジオ・デモが(多分)編集なしの綺麗過ぎないミックスで収録されていて、デビュー・アルバムのポップさとは違う生のピストルズの魅力も感じられていい。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1995/11/16)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from UK
  • Label: Dojo
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    Quadrophenia / The Who

    2013年01月08日 | クラシック・ロック

    Who

    Quadrophenia / The Who (1973)

    1996年のリマスターではこのアルバムだけ買っていなかった。アナログもCD(MCAの旧盤)も既に持っていた事もあるが、(コンセプトアルバムなので当然だけれど)ボーナス・トラックも付いていなかったので後回しにしたままだった。たまたまHMVのセールで1,000円だったので何も考えず購入。もちろん既に発売されているスーパー・デラックス盤には手を出していません。

    若い頃の自分には映画「さらば青春の光(Quadrophenia)」を見る前はもちろん、見た後に聴いても正直ザ・フー(The Who)の中で一番しっくりこなかったアルバムだった。ピート(Pete Townshend)のこの世界観になんだか馴染めないし、テーマも受け取り難い。イギリスに生まれていれば違うんだろうけど。でも欧米人でもフーのコンセプトアルバムが苦手という人はいるので人それぞれだろうとは思う。どちらかというとこのオリジナルよりもサントラの方が分かり易かったな。もちろん「5.15」や「Real Me」などシングル・カットされた曲は大好きだったけれど。いまだに全然理解はしていないと思うが、それでも最近の方がいい流れだなと聴けるようになった。

    フーに関しては20年位前は今ほどカタログも揃っておらず、日本における過小評価バンドの筆頭だった気がする。自分も一番思い出深いアルバムがアメリカで買ったアナログの「Meaty, Beaty, Big and Bouncy」と「Hooligans」というコンピ。オリジナル・アルバムなんてどんな順番かも知らなかった。それから洋書や簡単なディスコグラフィーを購入して細々と輸入アナログレコードを集めていった。その頃からするとリリース・ラッシュと言っていいくらいの充実度。そういえばツアー全公演の音源発売なんてのもあったな(もちろん持っていません)。

    HMVにて購入(¥1000)

  • CD (1996/7/2)
  • Disc: 2
  • Format: Original recording remastered, Import, from US
  • Label: Polydor
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    The Girl With the Dragon Tattoo / Trent Reznor, Atticus Ross

    2013年01月07日 | オルタナティヴ・ロック

    Dragon

    The Girl With the Dragon Tattoo / Trent Rezor, Atticus Ross (2011)

    Broken」で衝撃を受けてからずっとナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)=トレント・レズナー(Trent Reznor)に熱を入れて追いかけてきたが、「Ghost」あたりからだんだん興味が薄れてきてしまっていた。最近はサントラづいていて「The Social Network」に続くサントラがこれ。なんと3枚組。聴く前からお腹一杯なかんじだ。先行して発売されたレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のカヴァー「Immigrant Song」があまりひねりのない解釈で拍子抜けだったので(ま、彼のカヴァーって意外といつもストレートなんだが…)、食指が伸びず購入を見送っていた。

    ナイン・インチ・ネイルズ時代にいつも感じられた圧倒的なカタルシスがここんところのサントラ作品には(個人的)に感じられず、燃えない。たぶん「Ghost」とディスクを入れ替えられても気が付かないんじゃないかな(笑)。デイビッド・フィンチャー(David Fincher)監督とは余程バッチリ波長が合っているんだろうなとは思うが…。

    彼の創りだす音楽は情念的だけれど、そこから放出されるエネルギーはとてもフィジカル(肉体的)なもので、そこが好きだっただけにどうしても現状の活動では満足出来ません。ライヴ活動に復帰してくれないだろうか。

    ブックオフにて購入(¥500)

    • CD (2011/12/27)
    • Disc: 3
    • Format: Box set, Soundtrack, Import, from US
    • Label: The Null Corporation
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    Live at Max's Kansas City / The Velvet Underground

    2013年01月05日 | クラシック・ロック

    Vu

    Live at Max's Kansas City / The Velvet Underground (1972)

    ルー・リード(Lou Reed)最期の競演。このライヴを最期にルーはバンドを脱退する。発売当時から音が悪いアルバムだと言われてきた。それもそのはず、正式に録音されたものでなく、客席からカセット・レコーダーにて録音された、いわば公式海賊盤。録音者周辺の話し声が大きく入っていたりしてこれを当時発売した制作側の見識を疑うが、それでも貴重なヴェルヴェッツ(The Velvet Underground)のライブ音源だからとアナログでよく聴いた。

    最近デラックス・エディション2枚組が発売されたのでそちらを買おうと思ったが、カセット録音でデラックスと言われても…と久しぶりに元のままのこちらを安価で購入して聴いてみた。お、意外と聴ける。この20年の間に手に入れたブートレグ(海賊盤)は数えきれない程になり、自分の耳も充分「腐って」いる(笑)ので耐性が出来ている。初期のノイズに溢れた攻撃的なサウンドと違い、末期のサウンドは弛緩してはいるが冷やかなまま燃え上がるような不思議なグル―ヴ感があり、このアルバムでもわずかではあるが垣間見ることが出来る。それでもデラックス盤は…要らないかな。

    ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2007/10/23)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Atlantic UK
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    carre (カーレ) @愛知県犬山市

    2013年01月04日 | 愛知県(尾張)

    あけましておめでとうございます。

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    意外とそそられる食べもの屋が少ないと思える犬山市周辺。幹線道路沿いはチェーン店ばかりだし、行きたいお店は予約が必須だったり、郊外にあってすぐ寄る事が出来なかったり、とこの辺りに来る用事が多いのでいつも行く場所に困る。今日はある店を目指していったがまるで閉店しているような風情だったので、急きょ、普段は夜に利用することの少ないカフェへ。

    まるで住宅展示場に建っているような外観の建物の扉を開けると1階が雑貨屋。2階がカフェになっている。お洒落というか、手作りっぽい木を多用した内装で女の子受けが良さそう(カフェだから当然の路線か)。基本的にプレートでの食事しかなく、その中から自分は角煮カレー、連れはロコモコを注文。

    料理はどちらも無国籍風で専門的なものではないが無難にまとめてあり、女性には量的にも充分か。どのメニューも野菜を多用していてヘルシーさを強調している。もう少しスパイスの効いた味付けを想像していたが、カフェの食事としては無難。手作りらしいクッキーやスコーンが置いてあり、女性をターゲットにしているのは当然か。飲み物にどれほどこだわっているかまでは分からなかった。

    立地が決していいところとは言えないので知らなければ行かないと思うが、こういう店が客を集める事が出来るのはインターネット情報の賜物だろう。(勘定は飲み物を含め2人で¥3200)

    carre (カーレ)

    愛知県犬山市橋爪清水下43-7

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