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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

REAL TIME / 泉谷しげる

2012年08月11日 | ロック(日本)

Izumiya

REAL TIME / 泉谷しげる (1984)

泉谷をミュージシャンとして意識したのは遅くて、80年代の終わりにルーザー(LOSER)で活動してから。なにしろ仲井戸麗市、村上ポンタ秀一、下山淳、吉田健というすごい面子で、しかもアルバム「吠えるバラッド」が大傑作だった。それからライブでも追いかけ始めて…。

自分もそれ以前の泉谷しげるは俳優としての認識ぐらいしかなく、もちろん今のようにバラエティ番組にたくさん出演するような事もなかったのであのキャラは浸透していなかったと思う。深夜のテレビ放送で偶然見たぼかし入りまくりの退廃的でシュールな映画「赤い帽子の女」に出演していたのを見た事あるなぁ←たしかほとんどセックスしてる役(笑)。

このライブは2枚組の完全盤もあるはずなのでこのCDはダイジェスト盤ということになる。超名作「’80のバラッド」からの選曲も多く充実している。参加ミュージシャンも辿っていくとLOSERに繋がったりして興味深い。一部の熱狂的ファンを除いてこの時期の泉谷は過小評価されているけれど、彼の音楽的資質、特に他には見られない歌詞の世界は甘っちょろい「信用ソング」(←俺を信じろ~みたいな曲)、「応援ソング」(←お前の事を見守ってる~みたいな曲)全盛の現在の邦楽シーンでは理解されないだろうなぁ。ま、いいかイカレ親父のままで…。

オークションにて購入(¥718)

  • CD (1992/6/1)
  • Disc: 1
  • Label: ユニバーサル ミュージック
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    This is PiL / Public Image Ltd.

    2012年08月10日 | パンク・ニューウェーヴ

    Pil

    This is PiL / Public Image Ltd. (2012)

    なんと今年とうとう発売されたパブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Limited,PIL)のニューアルバム。ライブで再結成されてから「ひょっとしたら」とジョン(John Lydon)も発言していたが、本当に完成。

    後期のメンバー中心なので音もそれに近いが、ところどころ初期を思わせるような低音とフリーキーなギターを聴く事が出来る。曲は思いのほか良く(失礼)、やはりソロとはちょっと違う雰囲気のPILの世界が展開される。

    初っ端から「This is PIL」という分かりやすい曲。カッコ悪いと紙一重。つまりPILは有名なロゴや初期シングルスリーブや「アルバム(Album)」などの作品のアートワークにみられるように「記号化」がキーワードだ。ジョンが「PIL!」と叫んだらそれがPIL。ジョン・ライドンでもなく、もちろんセックスピストルズ(Sex Pistols)でもない。そこでの「This is PIL」の連呼。

    少し声が荒れているが、この歳になってまたPILのニューアルバムを制作したという事実が充実度を示しているし、アルバムのクオリティーも高い。やはり好奇心の塊であるジョンにはいつも何かをやっていて欲しい。

    オークションにて購入(¥1042)

  • CD (2012/7/4)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージックジャパン
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    ディアボロ・バンビーナ @名古屋市中村区・名駅

    2012年08月09日 | 名古屋(中村区・西区)

    知り合いとの名駅での仕事が早く終わることが分かっていたので当日昼間に電話で予約して、その方と開店してすぐの時間に訪問。

    同じ軒の建物にタイプの違う居酒屋が並んでいて全部系列店のよう。最近は洋であれ和であれどんな小さな店もグループ経営の場合が多い。それでも現在はそういった形態でも個々の店のスキルは上がっていて、この店も本格的な釜があり、ピッツァが評判らしい。

    まず前菜の盛り合わせとフリット、バーニャカウダ、トリッパなどを適当に注文。ビールはこの店に来る前にすでに一杯飲んできたので(笑)、ワイン(キャンティ)をボトルで注文。ワインは安価なものを選んだので値段なりの味だが、ピッツェリアではあーだこーだ言うよりこの位軽めのほうが合ってるね。野菜の鮮度やトリッパの質に特筆すべきところはないけれど、どの皿もそこそこおいしくいただいた。そして初訪なので基本のマルゲリータピッツァとトマトとモッツァレラチーズを使ったスパゲッティーニを追加。さすがに釜から出したてのピッツァは旨い。典型的なナポリピッツァだと思うけど薄手の生地ももちもちしていて中心部は柔らかくバランスがいい。どれだけでも食べられそう。他に注文した品などで同行者がお腹一杯になってしまったので追加は諦めたがこのピッツァなら他のトッピングでも試してみたい。

    あとから少しづつテーブルが埋まっていったが、空いているテーブルがあっても断られていた客があったので予約で埋まっているんだろう。ちょっとイスとテーブルが小さいので男の自分には窮屈だったが、駅から近いし便利。人気なのも頷ける。(支払いはボトル込みで1人¥5000程)

    ディアボロ・バンビーナ

    名古屋市中村区名駅3丁目11-17

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    Space Cakes / Alanis Morissette

    2012年08月08日 | オルタナティヴ・ロック

    Alanis

    Space Cakes / Alanis Morissette (1995)

    日本でのみ発売されたアラニス・モリセット(Alanis Morissette)のアコースティック・ミニアルバム。シングルB面とかから寄せ集められた企画ものだが、同一のセッションからの収録らしく、統一感があるので心地良い。

    最初に彼女のアルバム「Jagged Little Pill」を買ったのはレッチリ(Red Hot Chili Peppers)のフリー(Flea)と当時メンバーだったデイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)が参加してると知ったからだった。若い女性ヴォーカリストは「オシャレ」に走り過ぎると苦手な場合が多いが、アラニスは歌詞を聴くと「あんたが彼女とFuckする時には…」とかえらいこと言ってたりして、特に男性にとっては大変キビシイ内容なので、その美貌とのギャップが面白かった。世間もきっとそうだったろう。そしてあれよあれよと言う間にスーパーミリオンヒットしてしまった。

    上記アルバムからの曲ばかりで、しかもノリにのっている時期だけに悪かろうはずがない。のちに同アルバムをアコースティックで再現するアルバムを発売したが、自分的にはなんとも的外れというか時期的にあまり意味の見いだせないアルバムだった(発売10周年らしいが…)。こちらのミニアルバムの方がより素朴に楽曲の良さが引き出されているような気がする。

    中古店にて購入(¥100)

  • CD (1995/10/25)
  • Disc: 1
  • Label: ダブリューイーエー・ジャパン
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    Reason To Be Cheerful : The Best of / Ian Duy

    2012年08月07日 | パンク・ニューウェーヴ

    Ian_dury

    Reason To Be Cheerful : The Best of / Ian Duy (2006)

    イアン・デューリー(Ian Dury)のご機嫌なベスト2枚組。この「Music Club」っていうレーベルはデーモン(Demon Music Group)の派生レーベルのようです。デーモン・レコーズと言えばアナログ時代に数々の貴重な音源を再発してくれていたレーベル。ちょっとジャケとかはチープだったけれど本当に重宝した。

    このコンピではブロックヘッズ(The Blockheads)の面々との作品はもちろんキルバーン&ザ・ハイローズ(Kilburn & The High Roads)時代、ソロ時代、ライブと30年近くにわたる彼のキャリアを総括している。でもいつでもしっかり「イアン・デューリー」。時代の差を感じさせないというか、昔から全然変わっていないというか。正直言うと、キルバーン時代はあまり聴いた事がなかったが拍子抜けするくらい変わらない。どの曲を聴いてもすぐにイアンと分かり、いつものように理屈抜きに楽しめます。一度ライブを見てみたかったなぁ。

    amazonにて購入(¥793)

  • CD (2006/2/28)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Import, from US
  • Label: Music Club Deluxe
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    At The Max / The Rolling Stones (DVD)

    2012年08月06日 | DVD

    At_the_max

    At The Max / The Rolling Stones (DVD) (1991)

    アイマックスシアターで劇場公開された作品のDVD化。前述のように最もストーンズに関心が無かった時期の作品なので思い入れも少なく、CD-Videoという過去の遺物メディアでしか所有していなかったので、初来日時の音源がネットで発表された事もありあらためて購入(ただし現在はBlue-Rayでも発売されていて未見だがそちらの方が画質的には素晴しいらしい)。

    この作品、実はアイマックスシアターで観るチャンスはあった。場所はオーストラリアはシドニーのダーリングハーバー。ここにシアターがあって何時だったかリバイバル上映をしていたのだ。妻と生まれたばかりの子供(ということは97年頃か)といたのだが、映画を見ようとしていたのに妻と些細なことから喧嘩をしてしまい、見るのを止めてしまった。アイマックスの大画像で見ておきたかったぁ…。まったくこの時期のストーンズとの相性は悪い。

    今あらためて見てみるとフィルム撮影だけにちょっと暗いが映像に深みと雰囲気があり、メンバーも再始動ではりきっていて元気がいい。ミックの動作がいつにも増して独特(ロボットのように動きが固い)なのはこのツアーで雇ったフィジカルトレーナーの影響だろうか(ミックはツアーに伴って必ずトレーナーを雇いしっかりトレーニングすることで有名)。曲のアレンジはやっぱりダメ、どうしても好きになれない←クドい。キースがニッコニコなのが印象的。このツアーから仏頂面を返上して愛嬌を振りまくようになった。

    オークションにて購入(¥768)

  • Format: DVD-Video, NTSC, Import
  • Language  英語
  • Region: Region Free
  • Size: 1.33:1
  • Disc: 1
  • Label: Umvd Labels
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    Rage Against The Machine (DVD)

    2012年08月05日 | DVD

    Rage_dvd

    Rage Against The Machine (DVD)  (1997)

    このライブ&PV集が発売されたのは彼らが来日してすぐ後だったと思う。VHSには伝説の初回フジロックフェスのライブ映像と「The Goast of Tom Joad」のシングルがボーナスとしてつけられていた。ただフジロックの映像は音声収録に失敗したようなひどい代物で、あの場所(天神山スキー場)特有の反響をひろいまくりでガッカリした覚えがある。DVD化にあたってその映像は削除され、上記シングルはジャケ写の静止画で収録。

    この当時のレイジは何しろ勢いが凄く、どの映像を見てもその鋭さ、かっこよさ、危なさが伝わってくる。上記の初来日ライブも悪天候の中、圧倒的に凄かった(体力的にはきつかったが…)。

    メインストリームに居ながらここまで政治的だったバンドは他に無かったんじゃないだろうか。一時はその影響力の強さからライブにかなり警察権力が介入したはず。毎月そんなレポートが雑誌に掲載されていた。残念ながらその後ヴォーカルのザック(Zack de la Rocha)が脱退し、再結成後もライブは行っているが、ニューアルバムが届く事はなく、あれほどの凄いバンドの影響力が拡散してしまったような印象がある。

    映像で見るとギターのトム・モレロ(Tom Morello)の特異な演奏スタイルが印象的。ギターを腰まで下げてかっこつけるギタリストが多い中、ギターを脇までしっかり抱え上げ様々な奏法で信じられないような音を紡ぎだす。ライブで見た時の感動が蘇ってきた。

    オークションにて購入(¥868)

  • Format: Color, Dolby
  • Language: 日本語, 英語
  • Region: Region 2 
  • Size: 1.33:1
  • Disc: 1
  • Label: Sony Music Direct
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    Essential Soundtracks / Various Artists

    2012年08月04日 | サウンドトラック

    Soudtracks

    Essential Soundtracks / Various Artists  (2000)

    ハリウッド大作映画はもちろん、ちょっとアーティスティックな映画、カルトっぽい映画、若い世代に受けているような映画、特に音楽が印象的な映画、のサウンドトラック集。前作があり、どちらも探せば安価で手に入ると思う。かといって中身はなかなかあなどれない。もちろん新旧取り混ぜていてジャンルの振り幅は大きいが、普段自分が手に取らないアーティストにもひっかかるものがあったり、意外としっくり来たりするのが楽しいのでこういったコンピレーションは大好き。ただ、高いお金出してまでは買わないかも(笑)。

    1-01 –All Saints - Pure Shores (The Beach Club Mix)   
    1-02 –Adam Clayton & Larry Mullen, Jr. - Mission Impossible Theme   
    1-03 –Bill Withers - Use Me   
    1-04 –Isaac Hayes - Theme From Shaft   
    1-05 –Supergrass - Moving (East Is East Mix)   
    1-06 –The Wannadies - You & Me Song   
    1-07 –Fatboy Slim - Gangster Tripping   
    1-08 –CJ Bolland - It Aint' Gonna Be Me   
    1-09 –Moby - Porcelain   
    1-10 –Propellerheads - History Repeating   
    1-11 –Garbage - Wicked Ways   
    1-12 –Annie Lennox - Love Song For A Vampire   
    1-13 –Miles Davis - Nature Boy   
    1-14 –Nina Simone - Feeling Good   
    1-15 –Curtis Mayfield - Freddie's Dead   
    1-16 –Urge Overkill - Girl, You'll Be A Woman Soon   
    1-17 –Commitments - Mustang Sally   
    1-18 –Muddy Waters - Mannish Boy   
    1-19 –Buena Vista Social Club - El Cuarto De Tula   
    1-20 –Faithless - Don't Leave 
     
    2-01 –Andy Williams - Happy Heart   
    2-02 –Bauhaus - Kingdom's Coming   
    2-03 –Beth Orton - Precious Maybe   
    2-04 –Chet Baker - Look For The Silver Lining   
    2-05 –Chuck Berry - You Never Can Tell   
    2-06 –Dean Martin - You're Nobody 'til Somebody Loves You   
    2-07 –Ewan Mcgrego -r Choose Life   
    2-08 –E-Z Rollers - Walk This Land   
    2-09 –Gloria Lynne - Speaking Of Happiness   
    2-10 –James Brown - The Boss   
    2-11 –Jimmy Cliff - Wonderful World, Beautiful People   
    2-12 –Kenny Rogers - Just Dropped In (To See What Condition My Condition Was In)   
    2-13 –Leftfield - Release The Dubs   
    2-14 –Marvin Gaye - Got To Give It Up, Pt. 1   
    2-15 –Métisse - Boom Boom Bâ   
    2-16 –Pixies - Where Is My Mind   
    2-17 –Randy Crawford - Street Life   
    2-18 –Rob Da Bank - Clubbed To Death   
    2-19 –The Dandy Warhols - Every Day Should Be A Holiday   
    2-20 –The Prodigy - Mindfields

    ブックオフにて購入(¥250)

    • CD (2000/5/9)
    • Disc: 2
    • Format: Soundtrack, Import, from UK
    • Label: Telstar TV
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    The Who Sell Out (Deluxe Edition) / The Who

    2012年08月03日 | クラシック・ロック

    Who_sell_out_deluxe

    The Who Sell Out (Deluxe Edition) / The Who  (1967)

    ザ・フーのCDは一時の不遇はどこへやら、95年だったかのリマスター盤発売に際して大量の未発表音源が追加され、その後もボックス、拡大盤、デラックス盤、紙ジャケ、幻の1st、Mono盤と様々なフォーマットで発売され続けている。オリジナルの発売形態を忘れてしまうような発表ラッシュだが、そのぶんヴァージョンなんて気にせずアナログで聴き倒した自分にとっては混乱するばかりで印象に残りづらい状況に陥っている。

    この「ザ・フー・セル・アウト(The Who Sell Out)」はイギリスの海賊ラジオを模して曲間にジングルを入れたポップな作品。曲も粒ぞろいで大好きなアルバムだ。リマスターで長尺になり、当初考えられていた構成により近づいたと発表された記憶がある。この時は素直に興奮したなぁ。

    さてこのデラックス・エディションでは未発表ヴァージョンや別テイクが追加され、もうオリジナルアナログヴァージョンはどこへやらといった風情。構成が重要な作品だけに1枚目はまだしも2枚目になると完全に「おまけ」になっている(デラックス・エディションってそういうもんだが…)。ヴァージョン違いを聴き分けたり、研究する人たちは本当にすごいなぁと思いつつ、自分はそこまでこだわってないなぁと再確認。それでも「デラックス」なんていうとついつい購入して「好き嫌い言わずなんでもいただきます」状態になりがちだが、これも愛聴って程には聴かないだろうなぁ。

    オークションにて購入(¥****)

  • CD (2009/6/2)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Original recording remastered, Import, from UK
  • Label: Geffen Records
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    各務油屋 @岐阜県各務原市

    2012年08月02日 | 岐阜県(岐阜)

    辺鄙なところにあるんだけれど、そのわりにはいつも車が停まっていたので気になっていた。見た目は普通の酒屋。ある日通りすがりに思い切って訪問。そうしたら店内に偶然知り合いがいてここの常連だそう。店主ともいろいろ話をして、それからもう何年も日本酒を買うのはここ。わざわざ遠回りしても買いに行ってしまう。

    まだ最初は日本酒に対する知識があまりなく、しかもそれまでいい思いもしたことが無かったので(宴会の席で飲むまずい日本酒のイメージしかなかった)、正直にその旨を伝えると俄然、店主のスイッチが入ったようだった(笑)。「こんなにおいしい日本酒を何とか好きになってもらいたい!」という店主の思いがビンビンと伝わってくる。熱い。でも嫌味じゃない。むしろ清々しい。

    こういうドライじゃない店との関係が苦手な人は楽しめない店かもしれないが、下手な知識など披露せず思い切って懐に飛び込むとこんないい店はない。どちらにしてもここの店主の知識には及ばないことだし…。なにしろ「今日はこれがいいっ」とわざわざ安いのを勧めてきたり、ちょっと高いものを買おうと手に取ると「今はそれあまりよくない」と耳を疑うようなことを正直におっしゃる。どの酒を選んでもその酒がどんな風味を持って、どんな味わいが残るか全て分かっている。つまりこの店主、全部飲んでる(笑)。しかもその説明がいかにも旨そう。酒屋だから当たり前と思うかもしれないが、実際それが出来ている店は意外と少ない。ラベルに載っている事止まりな説明しかしない(出来ない)販売店も多い。

    感心するのは日本酒(一升瓶)の回転の良さ。2~3週間に一度買いに行くがいくつかの定番を除き、いつもラインナップがガラッと変わっている。みんなどれだけ買いに来ているんだろう? だから置きっぱなしになっているような酒が見当たらない。この日本酒の売れない時代に一体どれだけ売っているのか? こんな酒屋なかなかない。しかも便利な場所ではないから、みんなわざわざこの店を選んで来ている。

    ちなみに品揃えは「日本名門酒会」の品が中心。外看板に「楽しむための酒をうる店」と出ているがまさにその通りのお店だ。

    この後の記事はこちら

    各務油屋

    岐阜県各務原市各務西町1-222

    ( 各務油屋 かかみあぶらや かがみあぶらや かかむあぶらや かかみがはら かがみはら 日本名門酒会 )

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