ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一位 @名古屋市中区・伏見

2019年11月29日 | 名古屋(中区)

伏見の居酒屋「いちい」へ。前から寄ってみたいと思っていたわりには伏見で腰を落ち着けることは少なく、今回が初訪問。店は通りから入った路地の奥にある。歩いて行くと店の前には大勢の人だかり。みなサラリーマンばかりでちょうど店から出てきたところのようだ。ジーンズ姿の年配の名物主人もそこで歓談中。店の奥に進むと大勢の客で賑やか。調理場前のカウンターに案内され丸太椅子に腰掛ける。もっと年配の人が多い酒場かと思っていたら店員は若いのばかり沢山居るし、客も若いサラリーマンが多い。冷蔵庫には様々な日本酒の一升瓶がぎっしりと入っていた。

まずはその酒を。東浦の「生道井」を”ひや”でお願いするも、出てきたのは常温ではなく冷蔵(これはもう仕方がない)。最初から”やわらぎ水”を置いてくれるのは気が利いている(ただし水のお代わりはサーバーでセルフ)。つまみは「しめさば」と、この店の名物という「ぴーぴーいも」を。「ぴーぴーいも」は目の前の大皿にあったものだが、普通では量が多いらしく、少なめに盛ってくれた。「しめさば」はやや浅めの締め加減でいい感じ。旨い。「ぴーぴーいも」の名前の由来は知らないが、いわば小粒なじゃが芋の甘辛い煮っころがしだった。追加は「なめろう」と、阿久比町の「ほしいずみ」をどん燗(ぬる燗)で。酒はどちらも正一合はないかもしれない。「なめろう」は味噌と葱で叩いてあるが、胡麻油も使ってあるかな。これもまた旨い。「肉豆腐」も追加(←腹が減っていたのか?)。牛肉と豆腐、玉ねぎが甘く煮込んである。この甘さと「ほしいずみ」の組み合わせは何だかちぐはぐで今ひとつ。活気はあるが紫煙も濃いし、もう少し落ち着いて呑める店かなと思っていたので早めに切り上げた(1人で呑む時は賑やかさが逆に居辛さになる時があるのだ)。(勘定は¥4,000程)

 


 

↓ 堀川に架かる天王崎橋近くに建つ「岩倉屋商店」(建築詳細不明)。きっと現役の建物ではないと思うが、つる植物が侵食してなかなかの風格。玄関周りの雰囲気も素敵だし、近代建築に付き物のシュロの木がいい感じを出している。

 

 

 


 

旨き酒 一位 (いちい)

愛知県名古屋市中区栄1-11-26

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ いちい 居酒屋 酒場 日本酒 名物主人 近代建築 )


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