ある休日の昼どきに岐阜県羽島市のある喫茶店を訪ねるも、外から見て営業しているかどうかが不明。踏切に近い細い道で後ろから車が来ていたので留まることが出来ず、彷徨ったら一方通行などがあって店から遠く離れてしまった。戻る気になれず、行き先を変更。辿り着いたのは以前に木曽川の渡し船に乗ろうと試みた時に訪れた竹鼻町の喫茶レストラン「タコシン」。中に入ると先客は2組5名。まだ誰も配膳されていない様子。給仕の女性が「ちょっとお時間がかかりますが…。」と。こちら前からメニューにも”おじいちゃんが1人で作っていますので”と記述があるのでもちろん了承。以前から食べてみたかった「オムライス」をお願いした。前回訪問時にも書いてあったかどうか覚えが無いが、メニューには店名の由来なんかも書いてあった。何代か前の主人が”凧屋の新右衛門”という名前だったから”凧新(タコシン)”なんだとか。面白い。シャンデリアや3連のペンダントライトが下がるウッディな内装の昭和な雰囲気の中で出来上がりを待つ。
待っていると次から次へと客が入って来る。急にどうした?なんてのんびり構えていたが、常連客と給仕女性の会話から近く閉店することが判明。入る時には帰る客と交錯したので気付かなかったがショーケースに貼紙が出ていた(写真下・帰りに撮影)。6月末で閉店だそう。それで人が押し寄せているのか。最近はこういう情報がSNS等ですぐに広まるからなァ。
にしても座ってから40分経っても先客の分も含めて料理が全く出ていない。後客も了承した人は座っているが、告げられて帰る人も多い。駐車場はいっぱいになっているし、グループ客が多い。厨房の様子は全く見えないが、こりゃ今入ってもいつ出てくるか分からないゾ…。早過ぎる閉店予告も考えものだ。
1時間をとうに過ぎた頃、やっと順番に料理が届き始め、自分の「オムライス」も配膳された。味噌汁付き。平皿に盛られた「オムライス」は、紡錘形で両端がツンと尖った端正な形の薄焼き玉子巻きタイプ。ケチャップでなくデミグラス・ソースがたらされている。スプーンを入れると中はチキン・ケチャップライス。ライスの量はやや少なめ。使ってある玉ねぎは細切り。中の味付けはほどほどなので、口当たり滑らかなデミ・ソースとの相性も良く、旨い。あぁ、もっと早く食べておかなきゃダメだったなァ。他にも食べてみたかったメニューがいくつもあるが、これだけ時間がかかるといくら機会が作れたとしても訪れることは難しそう。荒天とかのタイミングでもあればひょっと…。(勘定は¥600)
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タコシン
岐阜県羽島市竹鼻町119-1
( 羽島 はしま たこしん 凧屋の新右衛門 喫茶 喫茶レストラン TAKOSHIN カレーやきそば 焼きそば 洋食 定食 オムライス 閉店 廃業 )
しかし、ここ最近早く知っておきたかったなぁと思う店が多いです。このタコシンさんも美味しかったですが南濃町の千代乃食堂も美味しかったぁ。
タコシンさんも千代乃さんもまた行きたいと思っています。
自分もまっどだいまるさんと同じ頃、某まぐろさんのインスタで閉店情報を知って驚きました。
この手のお店はいつでも行けると油断していると取り返しがつかないので、お店に配慮しつつ時間ずらして行っておきたいです。
タコシンの他にもデン、パンダ等周辺に行かねばならない店が多いんですが、なかなか忘れがちです。
大垣のソフトピア付近にも提供に時間がかかることを前面に押し出している一ぽんみちという和食屋さんがありますが、待つ価値ありの良店です。
私が伺ったのが1月の中旬頃でしたので、まだ発表されてから早い段階だったのかな。
以前から調理はごゆっくりだったとは思うのですが、それでもあの人出がずっと毎週末
続いているのだとしたらちょっと心配になりますね。
>千代乃
あそこの洋食もいいですよねー。自分はここのすぐ後に南濃町にみかんを買いに行き、
その時に寄って「カキフライ」と「エビピラフ」を食べてきました。もう少し近かったら
通えるんですけどねー。
実はここに行く前に営業が確認出来ずに通り過ごした店というのが「デン」でした。
どうも日曜は昼までの営業みたい(未確認)。そうするとちょっと厳しいかな…。
>「一ぽんみち」
是非機会を作って行ってみたいと思います。情報ありがとうございます。