ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

たこ八 @名古屋市千種区・覚王山 (※閉店)

2015年10月18日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

名古屋は覚王山、日泰寺の参道に店を構える創業昭和25年(1950)の老舗大衆食堂「たこ八」へ行ってみた。覚王山と言えばなぜかエスニック関係のお店や、紅茶の店が集まる面白いところ。ちなみに日泰寺は日本で唯一いずれの宗派にも属さない全仏教徒のためのお寺なんだとか。日曜日の参道は散歩をする人も多く、いい具合に賑わっていた。店の前まで来て暖簾越しに覗いてみると…、なんとほぼ満員。人気あるんだなァ。カウンターの一番手前だけ空いていたのでそこに座らせてもらった。店内はカウンターとテーブル席だが、老夫婦から小さい子供を連れた親子までさまざま。早くもビールを開けているひとり客も居る。厨房内には調理担当の主人と若いの、そして揚げ担当の女将さんという面子。給仕は数人のおばちゃん達で、皆てきぱきと動いている。「どて」など色んなものがあるが、やはり串かつを頼んでいる人が多い。自分も串かつの定食を注文。味噌かソース、そして珍しくカレーの内どれかを選んでかけてもらうことが出来る。串かつでカレーって珍しいのでカレーをお願いした。

次から次へと入る注文をこなす厨房は大忙し。それでも出来上がった品から小気味良くカウンターに置かれ、給仕のおばちゃんに預けられていく。こういう所作を眺めながらカウンターでボーっとしているのは楽しいもの(ホントはビールか何か片手にあるとなお良いが)。しばらくして自分の分の串かつ定食が出来上がった。串かつのサイドには千切りキャベツとマカロニサラダ。それにご飯と味噌汁、たくあんという一揃い。串かつはきれいに揚がっていて、上からカレーがかけられている。玉ねぎの断片やらも見えるカレーで、色は黄色味の強い昔ながらのもの。食べてみると辛さはちゃんとあって旨い。もちろん口の中でカツカレーの出来上がり。ご飯に合わない訳がない。かつの数は5本。細身だけにあっと言う間に無くなってしまう量だが、旨かった。これ、カレーと味噌とか、組み合わせて注文出来るともっとうれしいけれど、出来るのかな?(勘定は¥700)

※残念ながら2017年5月を以って閉店されました

串かつ たこ八

愛知県名古屋市千種区山門町2-53

 

( 覚王山 かくおうざん 日泰寺 たこはち 多古八 たこ八食堂 串カツ 大衆食堂 閉店 廃業 )


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