愛知県江南市の名鉄江南駅のすぐ北にある「嫁見餅総本家」へ。変わった名前だが、藤まつりで有名な江南の「曼陀羅寺」で催される「嫁見まつり」(良縁を得て結ばれた新妻達が姑と共にするお礼参り)にちなんだ菓子の名前だとのこと。店の前の幟にはフルーツ大福や栗きんとんの字が踊っていたが、もちろん目当てはその「嫁見餅」。昭和29年(1954)に江南市が誕生した時に作られた菓子なのだとか。店に入るとガラス・ショーケースに様々な菓子が並んでいる。元気な女将さんがよく通る声で客に菓子の説明をしていらっしゃった。ケースの中に青い包装紙に包まれ紐で結われた棒状の「嫁見餅」があったので迷わず購入。
持ち帰った「嫁見餅」の包装を解く。菓子は巻き簾で巻かれていて、薄い茶色をした皮の部分は落雁を砕いたようなポロポロとした感じ。中にはこし餡が入っている。包丁でカットしようとすると皮が崩れてしまうくらい脆い。慎重に輪切りにして頂く。口に含むと乾いた皮の部分とこし餡が融合して不思議な食感になり旨い。決して派手で分かり易い味ではないが、しみじみとお茶の味が引き立つ味。常温で1週間の日持ちがするのだそうだ。(勘定は¥750)
↓ 新町通り商店街にある緑青(ろくしょう)の吹いた銅板がイイ「金勝金物店」(建築詳細不明)と、以前にも紹介した遠藤酒店、もとい「川松酒店」(建築詳細不明)。
御菓子処 嫁見餅総本家
愛知県江南市古知野町朝日29
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