ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

イーガジャケジョロ / ユニコーン

2016年04月14日 | ロック(日本)

イーガジャケジョロ / ユニコーン (2014)

2014年に発売されたUnicorn(ユニコーン)のオリジナル・アルバム。2009年の再結成以来、ミニアルバムを除いて3作目のフル・アルバムということになる。再結成後の緩い(いい意味で)雰囲気は保ったまま。今回特筆すべきは奥田民生のヴォーカル曲が全14曲中5曲しかないということ。もともと奥田ひとり頼みではなく、バラエティに富んだアルバム構成が持ち味のバンドだが、こういうことをやるようになると、波に乗っている証拠なのだろう。いろんなタイプの曲が混在し(いい意味で)好き勝手やってるという感じ。アルバムを作ればそこそこ売れるし、ライヴをやれば満員だし、もういろんなプレッシャーから解き放たれて、自由に遊べる余裕があるのだろう。奥田が歌う、まるっきり吉田拓郎みたいな曲も。

最近はおっさん化を前面に出しているグループの中にあっても、特におっさんキャラを一手に引き受けている感じのギターの手島いさむの歌う曲が染みる。上手くはないが何だか声に味がある。ファンがやさしい目線で喜んでいるのが目に浮かぶよう。アニメ版「宇宙兄弟」のテーマソングにもなっていた14には、まるで昔の曲を思わせるような旋律も登場して、懐かしさで一杯に。音楽的には進化は止めてしまっているけれど、ファンが彼らに求めているものがよく分かっている。

ブックオフにて購入(¥950)

  • CD (2014/3/26)
  • Disc : 1
  • Label : KRE

 

 


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