ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

艸花庵 養老軒 (2) @岐阜県各務原市

2020年07月28日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

嫁が「養老軒のわらび餅が食べたい」と店を特定して呟くので(苦笑)、これは買いに行けというお告げに違いないと店へ。もう夕方だったが犬山方面から名鉄の新鵜沼駅の裏手(東口)を通り住宅街を抜けて店へ。車を停めて店に入ると先客が1組。応対しているのは主人。待っている間にカウンター奥に目をやると”不老園分店”の文字が見える。そうかここは「不老園」の系統だったのか。先客が買い終わり、「わらび餅下さい。」と言うと、主人の動きが止まった。一旦奥に消えた主人が戻って「すいません、今のお客様で売り切れまして…、通常の量でなくとも良ければ残っている分だけお分けしますが…。」とのこと。無いよりいいのでそれでお願いする。もう一つ購入したのは「初かつを」。姿が鰹のサク(切身)に似ているから名付けられた季節の菓子。この辺りでは「美濃忠」のものが有名だ。どちらも自家用なので袋に入れてもらい持ち帰った。

まずは「わらび餅」。簡易パックに入った量は「通常の半分以上は入っています」と告げられていた。蜜は別の容器に入っている。ただきな粉の量は明らかに少なめ。やや苦味を感じるくらいの濃い蜜をたっぷりかけていただいた。もちろんバランスが悪いので次はもう少し早く店に着いてちゃんとした量をいただかないと。「初かつを」は透き通った薄桃色をしている。包丁などではくっついて上手く切り分けることが出来ないからだろう撚った糸が添えてあり、これで切っていただくのだとか。なるほどとても軟らかく、手では持つことが出来ないほど。鰹の切り身のように断面に縞模様があるのかなと思っていたが、わずかな並模様が見られる程度。鰹の身と言うよりはキハダマグロかビンチョウマグロといった感じ(笑)。ほのかで上品な甘さで仕上げてあり、もちっとした食感で旨かった。(勘定は¥900程

※「わらび餅」は通常の値段ではありません

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艸花庵 養老軒 (そうかあん・ようろうけん)

岐阜県各務原市桜木町1-8

 

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