ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

よしむら屋 @三重県桑名市

2020年07月06日 | 三重県

三重県桑名市で近代建築や近代産業遺構を求めて散策。昼に立ち寄ったのは三ツ矢橋という所にある麺類食堂「よしむら屋」。通りから行くと車も通れないような細い路地の奥に店があった。すぐ近くには益世小学校がある。質素な店構えにグッとくる。近くに自転車を停めて暖簾をくぐった。中は土間に小さめのテーブルが7つ程並んでいる。木製の岡持ちが積んであるところを見ると出前もやるのかな。ご高齢の給仕の女将さんがお茶を出して下さった。卓上の品書きには麺類、丼物がひと通り揃っている。岐阜市内の歴史ある麺類食堂でよく見られた「天中華(天ぷら中華)」がこちらにもあった。そういえば桑名の食堂では時々見かけるような気がするナ、食べたことは無いけれど(※岐阜市の天ぷら中華は、各店に一手に海老天を卸していた店の廃業によりほぼ絶滅…)。

壁に貼られた紙短冊の品書きにはそれら全ての小さいサイズが「みに丼」「みにうどん」と称して貼ってあった。こういう時は普通サイズがデカかったりするので要注意。ちょうど店に入って来た地元消防団の連中も、麺類の他に「みにカツ丼」あるいは「みにみにカツ丼」(!)(←品書きには無い)を付けていたので、用心して「みにぶた丼」をお願いした。女将さんに「ぶた丼は普通の焼き方とピリ辛がありますが?」と訊かれたので、「普通でお願いします。」と返事する。調理場は両開き扉の向こうで見えないが、ご主人が調理しているのかな。テレビを見ながら出来上がりを待つ。冷蔵庫にはビールもあった(呑みたいが後で車の運転がある…)。

しばらくして「みにぶた丼」が運ばれた。確かに少し小振りな丼ぶりだが、少しとろみのあるたれと絡められた7~8枚の豚の薄切り肉をよけると、下にはご飯がパンパンに詰まっている。”みに”にしておいてヨカッタ…。いい塩梅のたれは和風生姜醤油味で、肉とご飯を一緒にやっつけると間違いない旨さ。肉とご飯を掻き込む箸が止まらない。これだったらきっと並サイズでも食べ切れただろう。消防団の連中に運ばれていった品を見ると、カツ丼はカツの上から出汁ととじたトロトロの玉子をのせるタイプのようだ。あれも旨そう。平日だと「ちょっとしたお昼ごはん」と称して焼豚の定食が食べられるようだし、大衆食堂ではあっても鴨肉を使った品がある。その他にも(多分新作だと思われる)「つけぶた」「つけうし」なんていうそそるネーミングのつけ麺があるようで、食べたい物が目白押し。近所だったら全品制覇目指すこと間違いなし。何とか早めに再訪したいなァ。(勘定は¥600)

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↓ すぐ近くの「桑名市立益世小学校」の校庭には尋常小学校、あるいは国民学校時代の物と思われる校門の門柱(建築詳細不明)が残っていた。

 


 

 

よしむら屋

三重県桑名市三ツ矢橋61

 

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