ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

万里母(MARIMO) @名古屋市中村区・中村公園

2020年07月29日 | 名古屋(中村区・西区)

中村公園前の大鳥居のある参道の喫茶店「ミヤ」へ向かうも、何とシャッタ―が閉まっている。どうも閉店してしまったようだ。あれほど混み合う人気の喫茶店でも辞めてしまうのは主人らの年齢なのか、はたまたコロナ禍によるものなのか…(→コロナ禍以前の閉店のようです)。すでに”喫茶メシ”の口になっていたので太閤通まで出て、行き先を「万里母(マリモ)」に変更した。店先に自転車を停めて中へ。店内は思ったよりもこじんまりとしていてカウンター席とテーブル席が4つほど。ダークウッドを基調とした素敵な意匠で、壁にはかつてコーヒーに様々な漢字を当てて読んだ”かうひい熟字一覧”というのが掲げてある(”古鬪比為”、”架菲”etc...)。面白い。カウンターの中には年配の主人が1人。ちょうどランチの時間帯になったので卓上の”万里母オススメ軽食メニュー”から「オムライス」をお願いした。8種類もあるソースは”デミソース”を選択。

主人がカタンカタンとフライパンを振る音が聞こえ、しばらくして「オムライス」が完成。こんもりと綺麗な紡錘形をした薄焼き玉子巻きのクラシック・タイプ。サラッとした口当たりのデミソースがかけられている。中はハム、マッシュルーム、玉ねぎ、細切りのピーマンが入ったケチャップライス。味付けは濃くないのでデミソースの邪魔はしない。旨いなァ。他のメニューにデミソースを使ったものは見当たらないので、これ専用に作っているんだろうか。それでこの値段って信じられない。皿に残ったデミソースも綺麗にすくい上げ、ご馳走様。次は同じ中村区に本社がある「ダフネコーヒー」が豆を卸しているという「コーヒー」をいただきに来ようっと。(勘定は¥550)

 

 


 

↓ 店のすぐ近くにあった元・純喫茶の空き物件(建築詳細不明)。純喫茶と書かれたカーテン付きのガラスドアには蹴とばしの金属板が貼られ、斜めに取付けられているのが素敵。最近はかつての純喫茶の雰囲気を真似てレトロを装ったと思しきカフェがいくつもオープンしているが、最初からこういう物件を使えばかっこいいのにナ…(←無理か)。

 

 


 

 

COFFEE 万里母 (MARIMO)

愛知県名古屋市中村区太閤7-23

 

( 名古屋 なごや 中村公園 なかむらこうえん まりも 喫茶 純喫茶 軽食 ランチ 珈琲 ダフネコーヒー 喫茶ミヤ 鉄板スパ 閉店 廃業 )

コメント
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