ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

角屋 @名古屋市北区・清水

2020年02月12日 | 名古屋(東区・北区)

最近”北区づいてる”自分。この日は特に目的なく北区の上街道(※名古屋城下の東片端辺りから伏見宿<岐阜県御嵩町>を結ぶ脇往還)沿いに車を走らせていた。昔の街道沿いとはいっても、この辺りは道も細く、古い建物や商店はあまり多く残っていない。清水辺りの小さな交差点で、今まで知らなかった店に綺麗な暖簾が掛かっているのを見かけ戻ってみた。”お好み焼・やきそば・関東煮”と暖簾に染め抜かれた「角屋」。暖簾をくぐって中に入ってみると、カウンターのみのこじんまりとした空間。年委の入った招き猫が鎮座している。ご高齢のお母さんがやっていらして、先客も同年代の男性1人。調理場周りはきちっとしていて、具材もしっかりと下ごしらえして準備してある。暖簾にある通り、おでん鍋には”味噌おでん”ではない”関東煮”が湯気を立てていた。呑みたいが、車があるので我慢、我慢。前の日にお好み焼を食べたばかりだったので「焼そば・肉玉」をお願いした。

鉄板での調理が始まる。こちらの「焼そば」の玉子は両面焼きにして上にのっけるようだ。出来上がった「焼そば」には刻んだ紅生姜と青海苔が散らしてある。具材は豚肉とキャベツでソースで味付けしてある。銘柄までは分からなかったがソースの量は多くなく、味付けはあっさりしている。するすると入っていく旨い焼そばだ。半熟の玉子を潰し、そばで綺麗に拭って平らげた。古くても綺麗な店で、お母さんもかくしゃくとしていて、こういう店が近くにあって軽く呑むことが出来たらしょっちゅう通っちゃうだろうナ。次は是非歩いて来て、「関東煮」「どて煮」で一杯やって、「お好み焼」で締めてみたい。(勘定は¥650)

 


 

↓ 店を北上した安井にある「お福神社」。丘の森の中に小さな神社が3つ祀ってある。戦前はとても賑わったそう。その近くにあるのは「お福市場」(建築詳細不明)。現在営業しているか微妙な店舗が2軒ほど入っていたが、市場自体はシャッターが閉まっていた。これもいわゆる廃止された公設市場のひとつだろうか。

 

 


 

角屋

愛知県名古屋市北区清水5-30-26

 

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