ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

長喜 @名古屋市北区・志賀本通 (※閉店)

2018年03月29日 | 名古屋(東区・北区)

名古屋市北区の志賀本通駅と黒川駅の間くらいにある大きな通り(この周辺は斜めの道が多く地理が全然覚えられない…)にあるいかにもという昭和の佇まいの喫茶店「長喜」。”町のオアシス””珈琲・食事”と書いてある通り、喫茶、食事のどちらでもいける喫茶店だ。昭和の喫茶店は街の洋食屋という側面もあり守備範囲が広いので重宝する。表に自転車を停めて中に入ると…、外からはとても想像出来ない程の盛況ぶり。店内はかなり広いのだがしっかりと客が入っている。男性1人客が多いが、年輩の女性グループや家族連れも。正直ガラガラかもと思っていたのでたじろいだ。凄い人気じゃないか。全体的に店内が霞んで煙たいのは調理の換気が良くないのだろう(笑)。メニューを眺め、ホールを1人で回して大忙しの給仕のお姉さんに店名を冠した「ながきスパ」ってどんなのか訊いてみると、”イタリアンの野菜無し”だとのこと。ちょっと違うなァと結局「ミートスパ」を注文した。

しばらくしてテーブルに紙ナプキンが巻かれたフォークとタバスコ、粉チーズ、そしてウスターソースが用意され、熱々の鉄板にのった「ミートスパ」が運ばれた。こちらは玉子液が敷かれたタイプではなく、目玉焼きが鉄板の上にのっている。素早く目玉焼きをスパの上に避難させ、スパからやっつける。ミートソースは少なめの量で、一般的な日本式ミートソースでもボロネーゼのようなトマト系でもない、デミグラスソースっぽいもの。焦がした玉ねぎの風味もある。スパゲッティは柔らかめの昭和仕様。途中で玉子の黄身を潰したりしてあまり味わったことのないソースの風味を楽しんだ。次は定食を食べてみようかな。(勘定は¥530)

 


 

↓ 現在の北区杉栄町辺りはその昔「城東園」という遊郭だった。その名残が少しだけ残っている路地を散策。広いお座敷とカフェーが連なった”らしい”建物(建築詳細不明)

 

 

 


 

 

長喜 稚児宮店

愛知県名古屋市北区稚児宮通1-47

※閉店されたようです(令和4年末現在)

 

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コメント (4)
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