以前から団子が美味しいよと教えられていた大須の仁王通商店街入口にある「新雀本店」。もちろん今までに店の前を何度も通ったことがあったが、人の多い休日には行列が出来ていたこともあったと記憶する。その頃はこんなに綺麗な赤いテント屋根じゃなかったと思ったが…。創業は昭和41年(1966)とのこと。店先に焼台が置いてあり、焼いた団子が山積みにされている。声をかけると店から主人が出てきて、焼く準備。焼き直してくれるようだ。「みたらし団子」を注文すると、主人がじっくりと火を入れ直してくれ、壺に入ったタレにドボンと漬け、もう一度火入れ。しっかりと焦げ目がついた団子を1本手渡してくれた。
団子はふわっと柔らかめで、それ自体も旨い。タレはよくあるようなドロッとした甘いものでなく、とろみも少なくサラッとした感じ。焼きが入っているので少し辛めに感じるくらいだが、とても旨い。この塩梅はいいなァ、何本でもいけそう。団子屋で冷めたものが出てくるとゲンナリするが、串1本といえども、丁寧な仕事がうれしい。もう1種類の「きなこ団子」も食べてみればよかったと後悔(→行儀は悪いが、歩きながら食べたので店を離れてしまっていた)。たかだか1本のみたらし団子で幸せな気分になれた。次は両方買おうっと。(勘定は¥90/本)
新雀本店
愛知県名古屋市中区大須2-30-12
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