ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

さぼてん @名古屋市昭和区・鶴舞

2016年12月17日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

一日一記事と決めていましたが、飲食店訪問の記事が溜りに溜まって、もう師走だというのに、どの写真もまだ葉っぱが「青い」程になってしまいましたので、購入したアルバムのレヴューをした時も、訪問記を載せる事にします(でもアルバム・レヴューも山ほど溜まっている…)。どちらにせよ(以前からですが)タイムリーな訪問記でないことをご了承下さい。

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名古屋市の鶴舞公園の東の端にある洋食屋「さぼてん」へ(※読みは「つるま」公園だが地名は「つるまい」と読む)。ここが実際に公園内なのか外なのかは分からないが、周りは鶴舞公園の緑がいっぱいで、贅沢な借景だ。周辺には大学や病院があるのでそちらからの客も多いだろう。店に入ると厨房にはコックコートとコック帽を被った老齢の主人と女将さん、それに息子と思しき親子体制。この日の先客は休日だったからだろうか、学生よりも労働者の姿が多かった。濃茶色を基調とした洋食屋らしい内装。みそかつと唐揚げが人気のようだったし、サービス定食という値打ちなメニューもあったので迷ったが、フライが食べたかったので「ミックスフライ定食」を注文した。ちょうど隣に座った女性客がご飯を少なくしてと頼んでいたが、学生が多い店だから盛りがいいんだろう。

しばらくして運ばれた「ミックスフライ定食」は白身魚と海老のフライと小さめのカニクリームコロッケ。脇にはトマト、キャベツの千切り、スパゲッティーのサラダ、それに味噌汁と桜漬けが付く。プラスチックの丼ぶりに入ったご飯の盛りは予想通り多い。白身は鱈のようなやや大味な魚。衣は細かいもので好み。サクッと揚がったフライを皿に添えられたた手作りのタルタル・ソースや、卓上のウスターソースを垂らしていただく。ちょっと多いかなと思っていたご飯も、バラエティに富んだ旨いフライがあれば、あっという間に無くなった。後ろのテーブル席に座った若者は「ご飯多めに」なんて頼んでいた。無料でやってくれるのかどうかは知らないが、学生の胃袋を満たす素晴らしい台所だ。(勘定は¥750)

 


 

↓ 近くの名古屋工業大学の敷地内にある「創立記念碑(旧・名古屋高等工業学校汽罐室)」(明治38年・1905・建造・部分)。

↓ 同じく敷地内にある名古屋の近代建築の父と言っても過言ではない建築家・鈴木禎次を記念した「鈴木禎次記念碑」(大正12年・1923・建造、写真下)。

 

 

↓ 鶴舞公園の東側、昭和区の古い街並みを散策。いくつかそれらしい名残りのある古そうな建物があった。

 

↓ 鶴舞公園内にある、以前は和食店だった古民家を改造したカフェ「ヌンク・ヌスク」(明治42年・1909・建造)と、公園の端にある「加藤高明像台座」(昭和3年・1928・建造)。愛知県出身で総理大臣も務めたが、銅像は戦中に供出されたまま。

 

 


 

 さぼてん

愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-1-44

 

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Live! Greatest Hits From Around The World / ZZ Top

2016年12月17日 | クラシック・ロック

Live! Greatest Hits From Around The World / ZZ Top (2016)

今年発売されたZZトップ(ZZ Top)のライヴ・アルバム。各所でのライヴの寄せ集めとなっており、ゲストに一緒にツアーを行ったジェフ・ベック(Jeff Beck)が参加している曲が2曲収録されている。かつてはワーナー所属で、プロデューサー(兼マネージャー)もビル・ハム(Bill Ham・本年逝去)体制がずっと続いていた彼らも、1994年の「Antenna」以降はレーベルが変わり、1999年の「XXX」からはプロデュースもビリー・ギボンズ(Billy Gibbons)が手掛けるようになった。リック・ルービン(Rick Rubin)が共同プロデューサーになった2012年の「La Futura」以降オリジナル・アルバムが出ていないのは寂しいが、ライヴ活動は精力的に行っている。フェスとかじゃなくて単体で来日して欲しいナ。

さてこのライヴ・アルバムでは名曲の数々を安定した演奏で披露していて、いぶし銀のかっこよさを堪能出来る。と手放しで喜びたいところだが、寄せ集めライヴにありがちな1曲、1曲フェードアウトする編集。全体の流れは過去に発売されているDVD作品などがあるから、という訳ではないだろうが、ちょっと上手いこと繋げてくれりゃいいようなものを…。自分は年代的にもちろん80年代のエレクトリック仕様のヒット曲にシンパシーがあるが、年月を積み重ねてどの時代の曲もしっかり馴染んでいるので違和感は全然無い。基本的に70年代から音楽スタイルが変わっておらず、メンバー3人もオリジナルのままだから変わりようもない。ブルース・ハープで参加しているJames Harmanの演奏もいいアクセントになっている。このライヴ盤の発売も、なぜかあまり話題にはならなかったが、かっこよさは不滅。

amazonにて購入(¥1,270)

  • CD (2016/9/9)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Suretone

 

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