ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Who Sell Out ( Deluxe Edition ) / The Who

2016年07月07日 | クラシック・ロック

The Who Sell Out ( Deluxe Edition ) / The Who (2009)

2009年に発売されたザ・フー(The Who)の1967年の作品「The Who Sell Out」のデラックス・エディション。曲間にラジオ・ジングルやCMを挿入し、60年代のイギリス人のロック、ポップス環境に大きな影響力を持っていたという海賊ラジオ「Radio London」(※法の網をかいくぐる為、船の上から協力な電波で発信した)を模した構成になっている意欲作…

 

あれ?デジャ・ヴ…。

 

………。

 

あ、このCD、ダブった(笑)。しかもレヴュー済み(苦笑)。そもそもこのブログの成り立ちとして、こういうことが無いようにレヴューしておいて、外出時に所有が怪しいときは自分のブログにアクセスしてチェックしているのに…。それさえもやってないのはきっと、酔っぱらった後にオークションを覗いて「あ、安っ!」か何かでポチッと押しちゃったパターンだろう。普通の人ならCD棚を少し探せば、というところだろうが、我が家に限ってはCDが無数にあり過ぎ、あったはずのCDを探し出すのに何十分もかかるなんてザラ(数を数えてみたことは無いが、6か所の棚に詰め込まれている…。今度数えてみようかな)。

事程左様にデラックス・エディションなんてしっかり聴かないもの(←言い訳)。特に90年代半ばまでリリース状況が不遇だったザ・フーはアナログ盤は擦り切れるほど聴き込んだのに、CDでボーナストラック付きで再発されてからはもう何が何だか分からない状況になってしまった。リイシュー、リイシューとまんまとレコード会社の策略にノッてしまっているのだが、すでに自分のような中年以上のオッサンしかCDを買わなくなっている現状では仕方のない事なのだろう。

で、肝心のアルバム。ステレオ、モノが2枚組の各盤に配置され、それぞれにボーナスが追加されている。いわゆる再構成では無い為、当初どのように構成しようとしていたのかを窺い知ることは出来ないが、それにしてもライヴ活動を並行しながらの当時のピート(Pete Townshend)の仕事量には圧倒される。ピートはほぼ完成品のデモを1人で作ってからメンバーに聴かせるのが常だったから、それこそ寝る間も惜しんで曲作りをしていたのだろう。それでこの完成度。オリジナル盤では以降のアルバムと比べて、若干とっ散らかったような印象があったが、ここに収録されたボーナストラックを削っていたのだから凄い。

※ちなみに海賊ラジオ「Radio London」の最後の放送(1967)はこちらで聴くことが出来る

オークション又は中古店で購入(¥失念)

  • CD (2009/6/2)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Deluxe Edition, Original recording remastered, Import
  • Label : Geffen Records

 

コメント
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