ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

角浅 @岐阜県羽島郡笠松町

2015年07月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜県の笠松町の近辺を自転車でウロウロしてみた。この地域を周るのは初めてだが、細い路地や寺社が多く、蔵などの古い建物もあちこちに残っていて、なかなか面白い土地だった。そんな街の旧街道筋にある手打うどんの「角浅(かくあさ)」。詳しくは分からないが創業は70年以上前とか。休日の昼過ぎだったが、店は外に待ちが出るほどの人気で、老若男女が次々と訪れていた。自分も少しだけだが待って、相席してもらいテーブル席に腰を下ろす。奥には小上がりの座敷もあるが、どの卓も満席。場所がいわゆる繁華街とは違う事を考えたらすごい人気だ。厨房の中で元気よく、そして淀みなく作業する主人は茶髪で今風。それでも店はしっかりとこの地に根付いた昔ながらのうどん屋という佇まいで、中休みも無いのがうれしい。

何にするか迷ったが、カツ丼と、ころうどん(冷たい麺に少量の冷たいつゆがかかったもの)のセットにしてみた。他の客は、煮込みうどんを頼んでいる人が多かったかな。しばらくして丼ぶりと椀が運ばれる。こちらのカツ丼は、揚げたカツの上から「とじ玉子」がのせられた「とじ玉子のせカツ丼」タイプ。セット品だからか、カツ丼の丼ぶりは小さめだが、カツは一人前しっかり入っているよう。こんもりと盛られて、とじ玉子とつゆは色がやや濃い目。想像よりふわっとはしていなかったが、なかなか旨い。ころうどんは切りが細めで、薬味は別添え。しっかり水で締められていて、やや濃いめのつゆがかかっている。強いコシではなく喉越しの良い、好みのタイプのうどんで、旨い。だんだん暑くなってきたので、これからはころうどんの出番が増えそうだなァ。品書きにはないが、平日の時間限定できしめんもやっているようだ。何かがないと、平日この場所に居ることはないが、何かついではないものか…。(勘定は¥1,030)

この後の記事はこちら(2)(3

 


 

 ↓ 古い街並みに姿を残す「杉山家住宅主屋」(明治25年・1892・建造 ※国登録有形文化財)。そこかしこに凝った意匠(遊び)が残る商家跡。屋根には屋根神様が祀ってある。

 

 ↓ 岐阜工業高校の敷地内にある「岐工記念館(旧・岐阜県工業試験場)」(昭和4年・1929・建造 ※国登録有形文化財)。戦後、天皇の岐阜行幸の際には2階が宿舎にもなったという建物だが、現在はどういう訳か荒れてしまっている。

 

 


 

手打うどん・丼物 角浅

岐阜県羽島郡笠松町田代820-1

 

( 岐阜 笠松 笠松町 角浅 かくあさ うどん きしめん カツ丼 きしころスタンプラリー2015夏 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする