ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

サンジェルマン @岐阜県関市

2019年09月21日 | 岐阜県(中濃)

昭和の時代に東海地方の各都市を中心に点在していた喫茶レストランチェーン「松葉」。どこもレンガ調のヨーロッパ風の建物で”ステーキ”を筆頭に様々な洋食と喫茶という両面で賑わった店だ。どこも直営ではなくフランチャイズだったのでそれぞれの店に個性があって全盛期には20軒を超える店舗があったようだ。時代の流れと共に消滅し、ざっと調べてみたところ往時の建物をそのまま使っている店はもう多くなく、店舗数も随分と減っているようだ。ひょっとするとフランチャイズ契約というのも解消されているのかも。こちら岐阜県関市にある「サンジェルマン」も昔は「サンジェルマン松葉」と名乗っていた。店舗は「岐阜県博物館」のある「百年公園」の近く。もちろん例のタイプの建物だったと記憶する。現在は建て直されて新しい店舗で営業している。この道の前を通ると昔と変わらずいつも沢山の車が停まっているので、気になって軽い昼食を摂りに寄ってみた。

店に入ると中はかなり広い。昼には少し早いという時間帯だったが客はいっぱい。高齢者が多いのはちょうどモーニング・サービス終わりの憩いの時間で、ずらりと沢山の雑誌が並んでいるのでゆっくりする客が多いのだろう。窓際のカウンター席に腰掛け、メニューを眺める。水を持って来てくれた年配の給仕女性は「今の時間ならまだモーニングでもええよ。」と教えて下さった。メニューには日替り弁当、定食、スパゲッティーなどが勢揃い。”モーニング”にはあまり興味が無いのと、入口の黒板にあった”鉄板・やきそば”の文字が心に留まっていたので「焼そば」をお願いした。

まずは申し訳程度の量のミニサラダが運ばれて、鉄板(ステーキ皿)にのった「焼そば」が登場。スパゲッティーと同列に書かれていたので、玉子液が敷かれたタイプかと想像していたがさにあらず、焼そばの脇に目玉焼きがあった。焼そばは豚肉が入ったソース味のもの。最初からソースの入ったボトルも一緒に置かれた。脇には紅生姜が添えられている。麺量は多くなく早めに目玉焼きを潰したが直接鉄板にのっているからか、麺に絡めてというほど黄身が軟らかくない。スルスルっといただいた。次はランチ・メニューから何か頼んでみようかな。(勘定は¥570)

 

サンジェルマン (St. Germein)

岐阜県関市小屋名45-2

 

( 関 せき サンジェルマン まつば 松葉 喫茶 喫茶レストラン カフェレスト 定食 ランチ モーニング コーヒー 珈琲 フランチャイズチェーン COFFEE & STEAK )


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パンシノン (2) @岐阜県... | トップ | カフェタナカ (2) @名古... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
喫茶「松葉」 (moondreams)
2019-09-21 07:16:31
僕の住んてる群雄割拠の喫茶店地域(笑)尾張地区でも数件喫茶「松葉」はあった!街の喫茶店よりひとまわり広い室内空間の印象がありましたね。現在の「コメダ珈琲店」が昭和時代の「松葉」にあたるのかしら。

>どこもレンガ調のヨーロッパ風の建物
当時目立っていましたね。どこそこの「松葉」で待ち合わせ・・・って感じで利用していました。
返信する
Unknown (ハリー)
2019-09-21 09:58:54
ムンドリさん、こんにちは。

>街の喫茶店よりひとまわり広い

ちょっとレストラン寄りでしたよね。私は小さい頃、鉄板にのったハンバーグか何かを
食べさせてもらった記憶があります。中も”ヨーロピアン調”(笑)でしたよね。ステーキ
を扱っていることもあってちょっと高級感もありました。当時ステーキといえばハイソな
食べ物でしたからね。大人になってからは行っていないなァ…。

>当時目立って

本当ですねー。どの町にもあった印象です。今考えると全然統一されていないのに雰囲気は
似せてるのが面白いですね。しばりでもあったのかしらん。
返信する

コメントを投稿

岐阜県(中濃)」カテゴリの最新記事