
久しぶりに家族が揃ったが、女性陣は買物、男性陣はそれぞれの用事で別れ、結局再集合したのはもう暗くなってから。どこかでメシを喰って散会しようと決定。アクセスが良く駐車場があるところということで選んだのは尾頭橋の南、名古屋高速高架沿いにある「ステーキのあさくま八熊店」。車を停めて店舗の2階に上がると待ちがあった。自分は並んで待つのが苦手なので他所にしようと提言したが、家族には15分くらいだからと説得された(←オヤジの扱いには慣れている)。よく見ると席は沢山空いているのだが、客を上手く回せていない様子だ。
やっと呼ばれて席に着いて注文用の卓上ボタンを押しても反応なし(テーブル番号は表示されている)。振り返ると店員はこちらを見ているのに誰も来ない(怒)。まぁまぁと家族になだめられていると(←オヤジの扱いには慣れている)、3回テーブル番号の点灯をスルーされた後、やっと店員が注文を取りに来た。飲食店のバイト内部事情に詳しい娘によると、向こうで棒立ちしている店員はお運びしか権限を任されていない新入りで、使える(=出来る)店員の数が限られているから回せていないのだろうと冷静な答え。なるほど、人材不足とはいうが大変なんだネ…。
それはさておき、それぞれが好きな肉料理を注文し、サラダ・バーの食材を取りに席を立つ(←これも大の苦手)。聞いてはいたが、野菜やフルーツの他に、カレーあり、アイスあり、たい焼きあり、ワッフルあり(←自分で焼く)と凄い物量。オッサンの自分はもう取らないが、若い時分だったら片っ端から食べただろうなァ。自分は少量の生野菜とコーンスープを取って席に戻り、運転は嫁に任せることにして瓶ビール(キリンクラシック中瓶)をいただく。
最近でこそ利用しないものの、何を隠そう自分の幼少のみぎりの一大外食イベントは誕生日の「あさくま」だった(誕生日だけはリクエストが聞いてもらえた)。昔は店舗が少なく、わざわざ車を出して近隣の市まで出かけたっけ。そこで食べたあの”ドレッシング”と”コーンスープ”の旨さの衝撃ったらなかった(まだ市販前)。どちらもオリジナルで、特にドレッシングでああいう味は他に無かったと思う。そんな幼児体験があるのでここでもあのドレッシングしか使えない。久々に食べたドレッシングはやはり旨い。スープはこんなに甘かったっけ。クルトンも無いんだね…、残念。
自分の頼んだ「サーロインステーキ(150g)」ももちろんオリジナル・ステーキソースで。グレーヴィー・ボートに入ったソースを肉にかけると、鉄板がジューッと音を立てる。コレコレ、これも久しぶりだなァ。思ったよりも醤油辛いがこれでモリモリ飯を喰っていたんだろう。今は代わりに息子が平皿にてんこ盛りで3杯お代わりしている。娘もサラダを中心に綺麗に平らげた。嫁は最初量を抑えていたが、結局デザートの誘惑に勝てず、クロワッサンにソフトクリームを添え、某店の○○ノワールの贋作を食べていた(笑)。久しぶりに家族揃った楽しい夕餉。(勘定は¥11,000程)

↓ 店の近くで見つけたアパート「柳川荘」(建築詳細不明)◇。どうということのない古いアパートなのだが、階段周りの造りが妙に凝っていて雰囲気がある。まるで近代の擬洋風建築を見ているよう。もう住人は居ないようだ。



ステーキのあさくま 八熊店
愛知県名古屋市中川区柳川町20-16
( 名古屋 なごや やぐま あさくま あさくま八熊店 ステーキ ハンバーグ あさくまドレッシング サラダバー ブッフェ ファミリーレストラン 近代建築 )