7月2日、3日と東北地区高等学校PTA連合会「青森大会」が開催されました。
高校PTAの役員は、一高で4年間、現在二高で2年目とかれこれ6年目となります。
高校PTAは、小中と違い大きな負担感?がないため、いつも人との出会いを楽しみながら
続けています。昨年は、二高の女性副校長先生と大館に行き、今年は、佐々木校長先生と
さらに遠い、青森まで出かけてきました。高校の校長先生や副校長先生は多忙であり、
なかなか話をしたくても難しいのが現実です。このような機会は、現職の校長先生と
教育問題について意見を交わす絶好の機会となります。
一関市の花泉高校の今後が心配な時でありますが、佐々木校長先生は、さらに生徒数の
現実が厳しい、大迫の出身だそうです。大迫や遠野は、交通の便が良くなったため、
進学やスポーツ優先で、花巻や北上の高校に通うのかもしれません。高校再編は、
県内全体の非常に大きな課題となっています。
ところで、PTA研究大会の目玉といえば、お昼のお弁当と記念講演です。
いや、、地元高校生の工夫を凝らしたアトラクションも素晴らしいのです。
ところで、その講演ですが、今年の演題は「魂のゆくえ」そして講師は、南 直哉氏と
あります。知識のない私は、今回はあまり期待しないままその時をむかえました。
物静かな風貌とその佇まいが、演題とともに難しい話と静かな語り口を想像させます。
ところが、最初の言葉を聞いた時から、会場は笑いに包まれます。扇子を片手に
講談師を思わせる軽妙な語り口に会場の皆さんは、その話に引き込まれました。
難しいと思われる、「魂」、そして、人の命の話を聴かせてくれます。
私がいだいていた僧侶のイメージが全く変わってしまいました。
恐山とイタコの関係、幽霊とテレビ局とイタコの漫談のような実話・・・
実に有意義な時間を過ごさせていただきました。
南 直哉氏は、数多くの本を出していますし、およそ禅僧らしからぬタイトルの
「恐山あれこれ日記」というタイトルのブログがあります。興味のある方は、ご覧下さい。
昨年、妻と下北半島を巡り、恐山にも寄ってきました。
あらためて、「講演聞いてから行けばよかった」・・・となります。
機会があれば、あらためて「魂のゆくえ」の講演を思い、親と子の関係を関係を
思い、愛する人を失う悲しみをみつめ、「恐山」に出かけたいと思いました。